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九州初となるナショナルサイクルルートの指定に向けた県と関係市町長による共同記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0254462 更新日:2025年12月24日更新

知事コメント

 皆さん、本日はお忙しいところ、九州初となるナショナルサイクルルートの指定に向けた決起大会にご参集いただきましてありがとうございます。

 まず、ナショナルサイクルルートとは、自転車を活用して新たな観光価値を創造し、地域の創生を図るため、令和元年度に国が制定した制度であり、指定要件を満たすサイクリングルートの中から第三者委員会による審査を経たうえで、国土交通大臣が務める国の自転車活用推進本部が指定する仕組みとなっています。
 現在は、広島県から愛媛県に行く「しまなみ海道サイクリングロード」など、全国で6箇所が指定されていますが、九州内にはありません。
 そうした中で、九州初となる指定を目指すわけですが、ナショナルサイクルルートの指定を受けることで、サイクルルートのブランド価値の向上や、国によるプロモーションの実施により、国内外からの誘客を促し、地域振興に貢献できると思っています。
 
 熊本県では、これまで自転車を活用した県民の健康づくりや観光振興に向け、県内各地域においてサイクリング環境の向上に取り組んで参りました。
 また、昨年策定した「くまもと新時代共創総合戦略」の中においても、魅力的なサイクリングコースを設定し、世界に誇りうるナショナルサイクルルートの指定を目指すとしております。
 その中で、天草地域は、比較的高低差が少なく、誰もが快適に走行できるルートであり、安全な走行に必要な路面標示等の整備も県内で最も進んでおります。
 また、九州・山口サイクルツーリズム推進委員会により設定された「九州・山口広域推奨ルート」の一部を形成していることなどから、私たちは、この天草地域で九州初となるナショナルサイクルルートを目指す、という事に決定しました。

 そうした中で、このサイクルルートについて御案内申し上げます。まず、ナショナルサイクルルートは「ルート設定」、「走行環境」、「受入環境」、「情報発信」、「取組体制」5つの観点から審査されます。
 まず、ルート設定については、JR三角駅から天草市の牛深港までを結び、宇城市をはじめ、上天草市、天草市、苓北町を通って、また天草市に入る約150kmの区間を考えています。

 先ほど話した要件の状況については、左上の走行環境の整備としては、ルート上の矢羽根による路面標示など、誰もが迷わず安心して走行できる環境を徐々に整えられてきているところであります。
 また、左下の受入環境につきましては、すでに休憩施設へのサイクルラック(自転車置き場)の設置など、サイクリストのニーズに対応したサポートを充実させつつあります。
 右上の情報発信としては、県内外の各種イベントにおいてPRを行うとともに、HP等を活用し、サイクリストが容易に情報を得られる環境を整えて参ります。
 そして、右下の取組体制としては、「天草地域サイクルツーリズム推進協議会」を中心に、ナショナルサイクルルートの指定に向けた環境整備を推進して参ります。

 ルート名、ロゴマークについては、ルート名を「あまいち」とさせていただきます。また、すでに天草地域で広く使用されて、認知が広がっている「あまいち」のロゴを使用させていただきます。
 「あまいち」とは天草地域の「あま」、「いち」は、「天草を一周すること」、「天草地域が「一体」となって取り組むこと」、「天草地域で一番の場所をサイクルしながら見つけて欲しい」ことをイメージしています。
 そして、ロゴマークは、自転車に天草の「あま」をイメージした素敵なデザインとなっています。

 本日、私や市・町長の皆様が着ているシャツのデザインにもなっています。
 今後このルート名やロゴマークを活用し、国内外に積極的に情報発信していくとともに、サイクリング環境の向上に努め、世界に誇りうるナショナルサイクルルートを天草が目指して参ります。

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