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平成29年8月23日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0007041 更新日:2017年8月23日更新

知事定例記者会見

日時:平成29年8月23日(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

動画

 動画はこちらからご覧いただけます。

会見録

 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

コメント

発表項目

質疑応答

説明資料(PDFファイル:716KB)

コメント

熊本県ヘルプカードの配付式について

蒲島知事
 発表に先立ち、コメントがあります。

 本日午後1時10分から、県内で配付を開始する「ヘルプカード」の配付式を、この部屋で行います。

 ヘルプカードとは、外見からは分かりにくい障がいをお持ちの方が身につけることで、周囲からの支援を受けやすくするものであり、県や市町村を通して、明日から配布を開始します。

 【「ヘルプカード」を掲示して】これが「ヘルプカード」です。このカードの活用により、昨年の熊本地震のような大規模災害時に、避難所等での必要な支援につながることが期待されます。

 また、2019年に本県で開催されるハンドボールやラグビーの世界大会に向けて、思いやりのある熊本にするためにも、大変意義ある取組みだと考えています。

 本日午後の配布式では、私とくまモンから障がい者団体の皆さまにヘルプカードをお渡しする予定です。

 詳細は、配付式の場で説明いたしますが、報道各社の皆様におかれましても、県民の皆様への周知についてご協力いただければ幸いであります。

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発表項目

くまモンの新イラスト追加について

報道資料:くまモンの新イラストを追加します(PDFファイル:432KB)

蒲島知事
 それでは、発表に移ります。

 はじめに、くまモンの新イラストの発表です。発表に合わせて、くまモンが来てくれています。くまモン入ってください。

(くまモンとくまモン隊入場)

 こんにちは。

コメントする蒲島知事の写真

蒲島知事
 はい。ごくろうさま。

 このたび、新たに19種類のイラストを作成しました。

 今回も、くまモンのデザイナーである水野学さんにデザインしていただきました。これで、皆様にご利用いただけるイラストは全部で109種類になります。

 今回の特徴は、清正公(きよまさこう)の衣装を着たものや、こいのぼりに乗ったものなど、熊本や日本文化、季節を感じるイラストを多く追加した点です。くまモンの活躍空間が、全世界に広がっていることを踏まえて作成したものであり、いずれもくまモンの魅力が溢れる作品に仕上がっています。

 また、2019年に開催されるラグビーワールドカップや、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、大会PRやキャンプ誘致でも使用するための関連イラストも盛り込んでいます。県民の皆様に活用していただき、一緒に大会を盛り上げていただきたいと考えています。

 これまで、くまモンのイラストについては、2万5千を超える商品や印刷物等にご利用いただき、関連商品の売上げ、ひいては熊本のPRに大きく貢献しています。

 今後とも、くまモンのイラストを大切に守り育て、熊本のイメージや県産品のブランドの向上に努めて参ります。

 ではここで、くまモンは退場します。

【くまモンに向かって】また午後(「ヘルプカード」の配付式で)会いましょう。ありがとう。

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発表項目

平成28年度熊本県農林水産物等の輸出実績について

報道資料:平成28年度県産農林水産物等の輸出実績について(PDFファイル:408KB)

蒲島知事
 それでは最後の発表です。

 県では、「競争力ある農林水産業の実現」を目指し、巨大マーケットである海外の市場開拓に積極的に取り組んでいます。

 このたび、平成28年度の県産農林水産物の輸出実績を取りまとめました。

 平成28年度の輸出は、前年度から約5億3千万円増加し、過去最高の48億6千万円となりました。今回の伸び率はプラス12%であり、毎年度、堅調に増加しています。

 内訳を見ますと、農畜産物では、アメリカ向けの牛肉や、香港向けのイチゴが好調で、約2千万円増加しました。

 林産物は、韓国におけるヒノキの需要拡大や、アメリカ向けの製材品輸出が開始され、約4億3千万円の大幅増加となりました。

 水産物は、北米・アジアにおけるマグロの需要拡大等によって、約8千万円の増加となりました。

 皆様もご存知のとおり、平成28年度は、熊本地震や鳥インフルエンザの発生など、本県の農林水産業が多くの困難に直面した年でもありました。

 しかし、私自らも現地に赴き、トップセールスを行ってきたことや、香港事務所をはじめ、これまでの活動で築き上げた海外との強い信頼関係が、熊本を応援する動きと重なり、過去最高の輸出実績につながったものと考えています。

 今後も引き続き、輸出拡大に積極的に取り組み、これからの農業を担う若い世代に対して、「夢」のある農林水産業の姿を示して参りたいと思います。

 さらに、本日発表したくまモンの新イラストも活用しながら、本県自慢の農林水産物を世界各国にお届けして参ります。

 本日の発表は以上です。

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質疑応答

平成28年度熊本県産農林水産物等の輸出実績について・1

(幹事社)
 ありがとうございました。発表事項に関して1問と、その他事項について1問、計2問質問させていただきます。

 まず、いま発表していただいた農林水産物の輸出実績につきまして、平成24年度から右肩上がりで成長を続けていると思うんですけれども、特に昨年度というのがやっぱり地震があってというところで知事の方からも発表していただいたと思うんですれけども、創造的復興に向けてかなり大きな農業の方にも勇気が出るような数字の推移だと思うですけれども、それに関して知事はいかが思っていますか。

蒲島知事
 はい。農業の分野でも創造的復興ということで、傷んだ農地を今度復旧する時により広い農地にする、そのようなことに取り組んでいます。それからまた阿蘇では、傷んだ農地、特に中山間地ですから、それをより広い面積にしようという形で取り組んでいます。

 そういうことがコスト削減に結びついていきますので、コスト削減に結びつくというのは、安い外国の農産物と競争できると。さらに輸出が伸びるのではないかなと思っています。

 それからもう一つのファクター(要素)として大事なのは、クルーズ船が八代港にこれから70隻以上来ますし、将来的には200隻、200隻というと一回5,000人の方を乗客として乗せて来ますので、年間で言うと100万人、その方々が熊本の農産物をおみやげに買っていただくということも可能性として大きいのではないかなと思いますので、これからの農業を志す人にとっては夢が出てくるのでないかと思っています。

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質疑応答

陸上自衛隊オスプレイの熊本への暫定配備報道について

(幹事社)
 ありがとうございます。すいません、ちょっと発表事項と別になるんですけども、現在オスプレイの配備について、熊本の高遊原分屯地も候補地に上がっているというふうにも言われているんですけども、地震後にも食料等をオスプレイが熊本の地に運んできてくれたというとこも踏まえて、ただ安全性の面も懸念されているというところで、今(の)知事のお考えというか、オスプレイ配備に関してのお考えがもしありましたらお願いしてよろしいでしょうか。

蒲島知事
 この報道に関しては承知はしておりますけども、防衛省から熊本県に対して、事前の説明はありませんでした。新聞報道を受けて防衛省に確認いたしましたけれども、防衛省からは、佐賀県における施設整備が完了するまでの一時的な措置について様々な選択肢を検討している、ということでありました。

 そういう意味では、何ら決定した事項ではないということですので、引き続き熊本県としては情報収集に努めていきたいと思っております。何も決まっていないことに対して、それを前提に考えを述べるということは、まだ全然想定していません。

(幹事社)
 ありがとうございました。では各社の方からお願いします。

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質疑応答

「すまいの再建」について・1

(幹事社)
 8月も後半になって(国への)概算要求なども近づいてきましたけれども、いわゆる住宅、仮設住宅の入居期限が2年に迫る中ですね、来年の予算についてどのような要望を出されていくおつもりでしょうか。あと、その点(について)、どのようにお考えでしょうか。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

蒲島知事
 今、一番熊本県で中心的に取り組んでいるというか集中的に取り組んでいるのは、仮設住宅におられる方々の本格的な住まいの確保です。なぜかというと、確かにインフラとか様々な面について進んでいますけれども、最終的に被災者の方が「痛みの最小化」を感じる、あるいは将来に「夢」を感じるというのは、仕事とそれから住まいだと思うんですよね。

 仕事の方はグループ補助金という役割(効果)もあって、(県内の有効求人倍率も上がっており)県内のかなり多くの方々に仕事の心配はないということになっていますけれども、住まいだけは、まだ4万7千人近くの方が仮設住宅に入っておられます。その方々に本格的な住まいを提供したいということで、その支援策を熊本県では集中的にこれから取り組んでやっていきたいと思っています。その関連で、これまでの予算要求とともに、新たな事業を国に対してもお願いしていくということになると思います。

(幹事社)
 そろそろ時期だとは思うんですが、何かお考え、近々要望か何かお考えですか。

蒲島知事
 要望というよりも、全体的なスキームといいますかね、それについては今鋭意作成中でありますので、近く皆さんにお知らせできるのではないかなと思っております。

(幹事社)
 ありがとうございます。

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質疑応答

平成28年度熊本県産農林水産物等の輸出実績について・2

Q
 すいません。農林水産物の輸出実績についてお伺いしたいんですが。

蒲島知事
 はい。

Q
 先ほど知事が言われましたように、昨年は震災やら鳥インフルへの対応の中で(対前年度比)112%とよく健闘されたと思っているんです。それで、今後の展開として、先般制定されました食料・農業・農村計画においても、農業の競争力強化と多面的な機能を維持する地域政策を両輪とした、世界と戦える熊本農業の実現を目指されて、この目標額も51億円ということを目指されておりますけども、今後の輸出に取り組まれる決意と抱負をお伺いしたいんですが。

蒲島知事
 災害があるなしに関わらず、熊本県は「稼げる農業」という形で取り組んで来ました。「稼げる農業」というのは、一つは生産費用を安くすること、そういうことが一番大きな要因になりますので、そのために農地の拡大、農地集積、そういうものに取り組んできました。それが、生産費が下がるということによって、より国際競争力もついていくのではないかなと思っています。そういう意味では攻めの農業をこれからもやっていくこと、「稼げる農業」をやっていくこと、その先に輸出の拡大もあるのではないかなと、このように思っております。

 それから、熊本県にはくまモンという優れた営業部長がおりますので、国際競争力プラスくまモンのPR効果、そして今進んでいる八代港のクルーズ船の拠点化、こういうものがすべてプラスの方に働いていくのではないかなと思っております。

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質疑応答

水俣条約締約国会議について

Q
 今月(8月)16日に水銀に関する水俣条約が発効となりました。熊本県は4年前の国際会議で、知事が水銀フリー社会を実現するということで宣言されて、率先行動というのをこの間続けてこられたと思いますが、この間の取り組みについての達成状況についての知事の評価と、この条約の発効を受けて今後の展開をどのように考えていらっしゃるのかというのをお尋ねしたいと思います。

蒲島知事
 はい。まずは水俣条約が8月16日に発効して、水銀による環境汚染や健康被害の防止を目指した、世界的な動きというのをとても歓迎しています。4年前の「水銀(に関する水俣条約外交)会議」の時に、率先して熊本は水銀フリー社会を目指すんだというのを宣言しました。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 その内容は3つあります。1つは水銀が含まれた廃棄物を適正に処理しようと。これは全市町村が合意した形で今進んでいます。

 そして2番目は水銀の専門家の育成。これに関しては奨学金を支給することで、県立大学と国立水俣病総合研究センター、この方々、この連携大学院を使うことによって水銀の研究を行う外国人の留学生を支援してきました。平成26年、27年は各2名ずつ、それから平成28年は1名を受け入れて、平成29年は2名を受入れる予定であります。そういう意味で、確実に連携大学院の効果も出ているのかなとこのように思っています。

 あと(3番目)は情報発信ですよね。水銀フリー社会への情報発信。これはとても私は重要な事ではないかなと思って取り組んでいるところであります。例えば、胎児性患者の坂本しのぶさんもメッセージとして発信をされましたし、それからこれまでも26年は語り部の川本愛一郎さん、それから生駒(秀夫)さん、そういう方が派遣されて発信をされてきています。そういう意味では様々な方がこの機会を捉えて、例えばCOP1(第1回締約国会議)とか、そういうところに派遣して発信しているという状況であります。

 適正処理と水銀専門家の育成、そして国内外の情報発信、これは絶対的にこれが充分かどうかという判断はあるかも知れませんけれども、県としては着実に取り組んできたというふうに思っています。

Q
 今後の展開については、何か新たなフェーズがあるのでしょうか。

蒲島知事
 この水銀フリー推進事業を的確・着実にやっていくということが大事ではないかなと思っています。その段階で新たなニーズ、それから新たな企画が出てきたときは、また付け加えていきたいと思いますけれど、この3つの事業でも大変精力的にやっているということであります。特に(熊本)地震が起きましたので、地震が起きても中断することなくやれることができて良かったなと思っております。

Q
 すみません、この件に関してもう一点お尋ねしたいんですが、9月24日から第1回締約国会議 COP1がスイスで行われます。被害者団体、先ほど出ました坂本しのぶさんは、現地に赴かれる予定だと聞いておりますけれども、県からの今のところ出席をする予定というのがあるようには聞いてないんですけれども、そこの予定はどのようになっていますでしょうか。

蒲島知事
 一番良いのは私が行って発信することだと思いますけれども、残念ながらこの時期は議会があるなどで、情報発信を行える日程的な難しさがあるということで、私は出席できませんが、様々な形で発信していきたいと思っています。「県職員が行かないのか」という、そういうことよりも、語り部である吉永(理巳子)さんの講話も7月のアメリカ(で開催されたICMGP(地球環境汚染物質としての水銀に関する国際会議))で実施しておりますし、そういう形で発信していければと思います。

Q
 では、今のところ、例えば県職員の方が現地に赴かれて、例えば熊本県での水俣病における熊本県の対応とか、今の課題とかいうのを発表されたりとか報告されたりとかいうような場面はないということですか。

蒲島知事
 それはちょっと、私が行かないのは知っているけど、県職員の方はどういう・・・。【※事務局に向かって】

事務局
 環境政策課です。現在のところ先ほど知事も申しましたように、COP1には出席いたしませんけども、水銀フリー社会の実現に向けての取組みを着実に進めていくということで今後も取り組んでいきたいと考えております。COP1には現段階では(出席いたしませんが)、知事も言いましたけど、7月に入って吉永理巳子さんを連れたICMGPに参加しておりますので、そちらで情報発信を行なっておりますので、今回はCOP1には参加しないという形でいきたいと思っております。

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質疑応答

平成28年度農林水産物等の輸出実績について・3

Q
 農林水産物の輸出目標額についてなんですが、平成31年度に51億円とあるんですが、直近で48億6千万(円)に比べると随分控えめに見えるんですが、もっと伸びないんでしょうか。

蒲島知事
 控えめに見えるというよりも、たぶん実績のほうが早く追いついているという感じだと思いますので、目標はこういう目標だったけれども、それを大きく超えるというのが、たぶん良い行政的な成果になっていくのかなと思っています。

Q
 目標にしても伸び率が3年ですか、3年で2億4千万(円)しか伸びない目標ですよね。こんな目標でよろしいんですか。

蒲島知事
 目標を掲げた時と今の状況は違うと思いますけれども。では、担当者の方に目標を変えるつもりがあるかどうかちょっと聞いてみましょうか。【※事務局に向かって】

事務局
 これは今年の目標として出させていただいておりますので、(平成)28年は20年から(の)伸び2.5倍ほどという形で目標設定をしております。

蒲島知事
 ということです。

Q
 もう一つ。八代港でコンテナヤード等整備が進みますが、農産物の輸出にはどういうふうに役立てていかれるんでしょうか。

蒲島知事
 八代港には念願のガントリークレーンが入りました。そして八代港はガントリークレーンができたことによって、これからコンテナの需要も、それからコンテナ船もたくさん荷物を運んでくれるのではないかという期待をしています。

 その中で木材ですかね、このようなものはこれから八代港が伸びていくのかなというふうに思いますし、ガントリークレーンだけではなくて、クルーズ船、私はクルーズ船の乗客の多さ、これにとても農産物の関連を注目しています。例えば、5,000人の乗客の方がおみやげにデコポン1個を買われても5,000個のデコポンが一回に必要ですから、そのクルーズ船が、この2,3年は75隻だとしても、将来的に200回来る、そして100万の人が1年間に来るということで、そこに何か需要がとてもあるんじゃないかなと思っています。

 もう一つの需要は現地調達ですよね、食料の。特に県南のフードバレー構想との関連で現地調達の可能性が出てくるのではないかなと、このように思っています。この前クルーズ船の幹部の方がいらっしゃった時に、是非そういう面をこれからも注目してくれということをお願いしておきました。

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質疑応答

「すまいの再建」について・2

Q
 すみません、制度的なところで不勉強でしたら大変恐縮なんですけれども、先ほど知事(から)ですね、熊本地震の関係で一番熊本県で中心的に、集中的に取り組んでいるのは本格的な住まいの確保だということをおっしゃっておりました。かねてから知事は、リバースモーゲージの有効性について触れられている機会が多かったかと思うんですけれども、熊本市とかそれに対する利子の補助はあるんですが、本来であれば国とか県のですね、全県的にないし全国的に、これは国ですけど、全国的に何かそういうリバースモーゲージに対して補助をする、利子を補助するなりですね、そういった形のものがあってもいいのかななんて僕は思うんですけど、県としてこの辺りについての取組みといいますか、特に高齢者の被災者の方(が)多いので、その辺どういうふうに考えていらっしゃるかお伺いできますでしょうか。

蒲島知事
 災害対応、これはフェーズによって随分変わってきます。その災害対応、それぞれのフェーズで一生懸命やってきて、そして今のフェーズ(本格的な住まい)というのは仮設住宅におられる方々が本格的な住宅に入られる、その時期、それを提供するのが一番重要ではないかという、現時点ですよね、地震対応の重点項目の最も重要なものの一つだと言ったわけであります。

 その一つとして、今おっしゃったようにリバースモーゲージなどを含めた形の、これからの支援のあり方が出てくると思いますけれども、今現在それを鋭意、皆さんにお示しするために作成中でありますので、もうすぐ皆さんにお示しできると思います。今日はその席ではありませんので、確答は避けたいと思います。

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質疑応答

南阿蘇村の長期避難世帯の認定解除等に関して

Q
 すいません、(8月)27日に長陽大橋ルートが開通する予定かと思うんですけども、それに伴って村の方では長期避難世帯の認定解除に向けて検討も進めているようなんですけれども、県としてはそこら辺の認定解除というのはどうお考えか、というのをお伺いしてもよろしいでしょうか。

蒲島知事
 認定解除というのは。

Q
 長期避難世帯の認定の解除(についてです)。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

蒲島知事
 はい。長陽大橋(ルート)が27日に、これも予想を超える早さで暫定開通してくださって、私は国土交通省に心からお礼を申し上げたいと思います。その前の俵山ルートもそうですし、それから阿蘇大橋も含めた、大体いつ頃までには完成という目処を示してくださったこともとても大きいと思います。ただ認定解除ということと、それから長陽大橋というのは、たぶんこれは総合的な判断でされると思いますので、その総合的な判断についてこれから検討が進むんじゃないかと思います。

Q
 県としては、何か村と調整して解除に向けて・・・

蒲島知事
 今、鋭意やっているところということだと思います。

Q
 すみません、南阿蘇村に関連してなんですけど。

蒲島知事
 はい。

Q
 今の立野の件でちょっとお尋ねなんですが、いわゆる長期避難世帯が解除されれば戻って来られる方も多いと思うんですが、今後危険な地域、山が崩れたりしていますけど、その辺りレッドゾーンの指定というのに関して、何かこれから見直しとか、そうしたものも考えられるのでしょうか。もしも変わった場合にその地域に住んでる人たちへのケア、その辺りはどんなふうにお考えでしょうか。

蒲島知事
 今の件は立野病院に関してですか。

Q
 はいそうです。その辺りも含めて。

蒲島知事
 一番大事なことは、被災者の方々の希望に沿って安全に住居を確保すること。あるいは安全にコミュニティを再生するということですよね。最初は、皆さんは被災した直後は、「ちょっと帰れないんじゃないか」という気持ちが強かったけれども、だんだん被災された方々が元に戻りたいという気持ちが強くなってきますよね。それに答えなきゃいけない。同時に、危険なところには住んでいただく訳にはいきませんので、なるべく元のところに戻りたい気持ちと、危険ではない所への住宅の整備、そしてその住宅の整備の中には当然医療機関などのシステムの確立も必要ですよね。

 上からというか県・国からこうしなさいということは言えませんので、これから一人ひとりの被災者の方々に、伴走型で寄り添いながら一番いい形で住宅を提供したり、コミュニティを再生できたらいいなと思っています。今その過程にあります。その過程の中に支援策を早く打ち出して、皆さんが自分達で選択できるような形にしたいなと思っています。

 よろしいですか。どうもありがとうございました。

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