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鳥インフルエンザの防疫対策に係る自衛隊への派遣要請について
ご意見・ご提案の内容
鳥インフルエンザの発生は気の毒であるが、殺処分のために自衛隊の派遣要請を行うのはおかしい。自衛隊には自衛隊にしかできないことを頼むべきだ。
県からの回答
今回の高病原性鳥インフルエンザの発生に際しては、飼養規模が9万羽を超えることから、短時日における防疫措置を行うために、自衛隊法第83条の規定に基づき、自衛隊に災害派遣を要請しました。
県の防災計画では、(1)公共性(人命又は財産を社会的に保護しなければならない必要性)、(2)緊急性(差し迫った必要性)、(3)非代替性(他の適切な手段がない)について、検討を行い、必要がある場合、自衛隊に派遣を要請することとしています。
次に、県の体制についてですが、12月26日午後、伝染病発生の疑い情報入手以降、全ての県職員に対して動員体制を敷き、同27日午前5時に開始した農場内の防疫作業(殺処分から埋却・消毒までの一連の作業)が翌28日午後8時30分に終了するまでの間、24時間体制で延べ1,364人の県職員を動員しました。
また、防疫作業と並行して主要幹線道路に車両消毒ポイント9カ所を設置し、市町村や建設業協会と協働して24時間体制で延べ779人(1月19日までの累計)の県職員が消毒作業に従事しました。
このように、自衛隊の協力も得ながら、熊本県の総力を挙げて防疫措置に取り組み、殺処分を22時間35分、埋却や消毒など一連の防疫措置を39時間40分で終了したところです。
(平成29年1月回答 担当課:畜産課)