本文
国際審判員が活躍できる環境の整備について
ご意見・ご提案の内容
知人に国際審判員として世界で活躍する県職員がいるが、県職員の海外派遣に関する明確な規定がないため、世界大会への参加が難しいという話を聞いた。
他県においては、明文化しているところもあるため、熊本県においても、国際審判として活躍できるよう、規定の明文化等の環境整備や国際審判員の把握をされてはどうか。
県からの回答
まず、「国際審判員の重要性に関するご提言、国際審判員として本県職員が活躍できる環境整備」についてお答えします。
本県は、平成31年度に女子ハンドボール世界選手権大会及びラグビーワールドカップを控えていることもあり、スポーツ振興は、県勢の発展のためにも非常に重要なものと認識しております。
一方、県職員は、大きな前提として地方公務員法等により、県の公務に専念するよう求められているところです。
そのような中、現在の本県の取扱いとしては、国等の公の機関が主催共催する大会等について、主催者からの要請を受けた職員本人の申請に基づき、選手、役員等大会関係者、そして審判員としての大会への参加について、公務に支障のない範囲で、そのつど必要と認める期間において、特別休暇の取得を認めております。
公務員としての立場とスポーツ振興あるいは、自己実現という面での調和が求められる中、できるだけ職員が国際審判員としても活躍できるよう対応して参ります。
次に、2点目の「熊本県下在住の各競技の国際審判員の把握と関係機関への周知」についてです。
熊本県下在住の各競技における国際審判員の情報は、各競技団体において一括して管理されており、それを通じて県においてもその情報を把握しているところです。
また、関係機関への周知については、各競技団体が市町村や学校をはじめとする競技会等の主催者からの要望に応じて適切に派遣していただいているため、現在のところ予定はありません。
しかし、〇〇様のご指摘のとおり、国際審判員は、各競技会の審判やルール講習会の講師を行うなど、本県をはじめ我が国のスポーツ振興に大きく貢献し、スポーツの振興を図る上で極めて貴重な人的財産です。今後、国際審判員等の優れた人材が、専門性を発揮し地域において活躍できる機会が増えるよう、各競技団体に働きかけていきたいと思います。
(平成28年11月回答 担当課:人事課、体育保健課)