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海外大学進学に係る支援について
ご意見・ご提案の内容
海外大学進学に関する説明会において、市立学校卒業者では進学給付金制度の対象でないとの話を伺った。「海外大学ランキング50位以内の大学」や「県立や私立学校卒業者に限る」などの要件があるのはなぜか。
県からの回答
◯◯様の御令孫が勉学に励まれているという文面を拝見し、私が昔海外で勉学に励んでいた頃と重なりました。ご心配、ご苦労はいかばかりであろうかと思います。また、御令孫が、若い頃から海外で学び、様々なものを吸収しようと励まれている姿を頼もしく思うとともに、ぜひ夢に向かって挑戦し、グローバルな人材としてご活躍いただきたいと願っております。
さて、県では、将来の熊本の発展を支えるグローバルな人材を育成するため、中・高生の段階からの実践的な英語力強化や、より若い年齢での留学等の海外経験の拡大に向けた取組みを進めて参りました。海外の難関大学への進学者に対する給付金制度についても、その一環として設けている制度であり、志を高く持つ生徒が熊本県で学んだ後、海外にもチャレンジすることができるよう留学(進学)費用をサポートしているものです。そのため、応募要件には、熊本からより高い目標に向かって頑張れるよう、また熊本という地方で学びながら海外難関大学を目指すことの後押しとなるよう、「世界大学ランキング50位内の大学へ出願予定の方」「熊本県内の高校を卒業する見込みの方又は卒業した満21歳未満の方」等を定めております。
また、本給付金制度が創設された平成24年度に熊本市が政令指定都市へ移行したことに伴い、教育行政の財源も熊本県から熊本市に移譲されており、事前の熊本市教育委員会との協議の中で、熊本市が所管する熊本市立高校は、本給付金制度の対象外とするということになりました。
このようなことから、今回、◯◯様のご期待に直接添うことはできませんが、県の事業・制度の趣旨をご理解いただきますようお願い申し上げます。
なお、独立行政法人日本学生支援機構が毎年発行している「海外留学奨学金パンフレット」には、外国政府や民間機関等が実施している各種奨学金に関する情報が掲載されております。また、進学を希望される大学に独自の奨学金制度がある場合もございますので、併せてご確認いただければと思います。
◯◯様からいただきました貴重なご意見は、夢を持ち海外へ挑戦する若者をより多く支援できるよう県の取組みの参考にさせていただきます。
(平成28年6月回答 担当課:私学振興課、高校教育課)