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子どもの虐待防止のための育児サポーター制度の提案
ご意見・ご提案の内容
全国で子どもへの虐待が増えているため、子どもや家族に密着したサポートを行う制度を検討してはどうか。
県からの回答
〇〇様のご指摘のとおり、近年、核家族化が進み、また地域との繋がりも希薄となり、保護者(特に母親)が一人で子育てを担うことも多く、子育ての不安や悩みを抱えてしまい、結果的に虐待行為に至ってしまうということが問題視されています。
子育てを家庭だけの問題とせず、社会全体で支えていく仕組みづくりが必要とされており、そういう意味から保護者に寄り添った育児支援を行うサポーターを設けるという〇〇様のご提案は、時宜を得たものと考えております。
県内におきましては、乳児のいる全ての家庭を市町村の保健師等が訪問し、養育の状況を確認し、支援が必要な家庭への相談や、育児・家事等を支援する事業等に取り組んでいます。
また、地域における身近な支援者である民生委員・児童委員が子どもたちを見守り、保護者の子育ての心配事に寄り添って支援するための研修なども行っております。
さらに、子どもと母親の健康を守るために、母子保健推進員を設け、保健師と連携して家庭訪問を行い、子育て情報を提供したり、子育ての悩みや不安に対応している市町村もございます。
このように、県、市町村とも、様々な形で保護者にとって身近な人による子育て支援に取り組んでいるところです。〇〇様からご提案いただいた育児サポーター制度も参考としながら、児童虐待の根絶を目指して、今後、さらに施策を充実していきたいと考えております。
(平成28年1月回答 担当課:子ども家庭福祉課)