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平成23年10月 7日 知事臨時記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006818 更新日:2011年10月7日更新

知事臨時記者会見

日時:平成23年10月7日(金曜日) 15時00分から
場所:知事応接室

会見録

知事臨時記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

発表項目

 ねんりんピック2011(ふれ愛)熊本の開催について

質疑応答

(ねんりんピック推進課)
 それではただいまから、「第24回全国健康福祉祭 熊本大会 ねんりんピック2011(ふれ愛)熊本」の臨時記者会見を始めさせていただきます。

発表項目

ねんりんピック2011(ふれ愛)熊本の開催について

蒲島知事

 コメントする蒲島知事の写真

 今日は、ねんりんピックについての記者会見であります。10月の15日から18日まで、4日間、「ねんりんピック2011(ふれ愛)熊本」を開催いたします。

 この大会には、常陸宮同妃両殿下がお出でになり、また全国から約1万人の選手・役員がいらっしゃいます。

 これまで熊本県では、熊本県民のおもてなし募金をはじめ、様々な形で準備してきました。そして、いよいよ県民総参加でおもてなしをする。そしてこの「ねんりんピック2011(ふれ愛)熊本」を大成功させる。そういうふうな形でこの大会を迎えたいと思っています。

 ちょうど熊本県は、新幹線が全線開業をしました。そして、来年は熊本市が政令市になります。そういう熊本市の新しい息吹をねんりんピックにいらっしゃった方々に是非感じてほしい、或いはそういう躍動の熊本を見て欲しいというふうに思っています。

 そして、このねんりんピックでご活躍される力、或いは活躍の場、そういう元気の輪を東日本大震災の被災地に届けたいと思っています。

 県内の9市4町で開催されますので、是非みなさまもお出かけ、そして、それを見学していただければと思っています。

 私からのコメントは以上でありますけれども、何か質問があればお受けしたいと思っています。

蒲島知事とASO坊健太くんの写真

質疑応答

東日本大震災の影響について

(幹事社)
 幹事社のKKTです。先ほど、東日本に元気の輪を届けたいとおっしゃいましたが、震災の影響というのが、若干、参加者等々あったと思いますけれども、これについて知事はどうお考えですか。

蒲島知事
 はい。私は影響があったとは聞いておりません。大体予定どおり、1万人の方々が、選手・役員の方がいらっしゃって、多くの見学者の方もいらっしゃると聞いています。それについては、局長の方から何か、影響があったということであるかどうかコメントを。

(ねんりんピック推進局長)
 ねんりんピック推進局長でございます。今、お尋ねがありました件ですけれども、知事も言いましたように、大きな影響というのはございません。

 震災前に調査しました数字が、岩手県、宮城県、福島県、そして仙台市、その3県1市なんですけれども、623人の選手・役員の参加ということで(申し込みを)いただいておりました。震災後に意向調査をいたしまして、その部分の数で526名でございます。全体で97名は参加者という数では減っておりますけれども、その分、逆に視察団の方とか、そういう方の数は増えたりして、全体では知事が言いましたように、大きな影響というのはございません。以上でございます。

(幹事社)
 ありがとうございました。

蒲島知事
 私が聞いたところによると、熊本県のホテル・旅館は満室だそうですので、多くの方々が熊本にいらっしゃるのかなと思います。

(幹事社)
 幹事社のKKTからは以上ですが、各社からご質問があればお願いいたします。

Q
 すみません。RKKです。今おっしゃった調査の段階から97人減っているというのは、それは大きく影響していないという範疇なんですか。

(ねんりんピック推進局長)
 全体のですね、今言いました3県1市、そこの数を今申しましたけれども、震災前に調査した全体の数、それと震災後に調査をした全体の数(を比べると)、全体的には大体5%強ぐらいの減少と(なっています)。それは通常ある話でありまして、震災があったからという範囲じゃないと思っております。それと比べた時に、今言いました3県1市の数もそんなに大きい減少というか、そういうことにはなっておりません。そういう状況でございます。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

質疑応答

大会開催費用に関する批判などについて

Q
 NHKですけれども。今回の大会の開催費用が9億7000万円という莫大な費用になっていまして、実行委員会の委員の一部の間からも、やっぱり東日本大震災があった後でもあり、費用としてかけすぎじゃないかというふうな批判の声もあったんですけれども、結局、計画自体見直されることなくきてしまった訳なんですけれども、その巨額の費用をかけたということの批判についてどういうふうに思っていらっしゃいますか。

蒲島知事
 このねんりんピックについて、私も就任直後からなるべく費用をかけないで、開催をやろうというふうな意向を示しておりました。その方向で皆努力したと思っています。ただ、私がこういう大会を考えた時に、熊本(県)全体に対する波及効果、経済的波及効果、これを考えたうえでの費用ということを考えなきゃいけないと思うんですけれども、私はこの波及効果は莫大なものがあると思っています。

 既に、先ほど言いましたように、ホテル、旅館、そういうところがもう満室であるということを聞いておりますし、多くの方々が熊本に滞在され、そして熊本でお土産も買われるでしょうし、旅行もされるでしょうし、そういう形で、費用対効果という意味では、抜群の効果があるのではないかなと思っています。

 それから費用そのものも、もともとは10億円でしたかね、計画ではね。

(ねんりんピック推進局長)
 今おっしゃいました9億7000万円という金額ですけど、これまで準備の段階で、3年前から準備をしてきておりまして、それのトータルが大体9億4000万円ぐらいかかっています。今年度は、大会そのものには8億2000万ということで予算計上しています。

 今知事からありましたように、宿泊施設でありますとか、バスの関係でありますとか、飲食効果とかそういうところも含めましてですね、経済連関〔※産業連関〕の計算式があるんですけれども、その計算でしたときに、大体90億円以上の効果があるだろうというふうに、数字としては出ております。そういう意味で、県民の方々も大いにその効果の方を期待していただいておりますので、おそらく知事が言いましたような、費用対効果というのは出るかなとというふうに思っております。

Q
 10倍の効果ということですか。

(ねんりんピック推進局長)
 経済連関〔※産業連関〕の数字ということで比較しますとですね。

蒲島知事
 私が聞いている限りでは、ねんりんピックにいらっしゃる方々は、普通の観光にいらっしゃる方々よりももう少したくさん使われるということでありますので、先ほどの統計の、方程式よりも高く出るのではないかと、そういう意味では費用対効果は莫大なものがあると思っています。

それから県民の皆様から1000万円を超えるおもてなし募金をいただきましたし、それから企業・団体の方から4200万円ですか、(広報協賛の)ご協力をいただいておりますので、なるべくですね、費用はかけないようにするというのが今回の大会の1つの方向でもありました。ただこれだけの巨大な大会でありますので、バスだけでも500台くらい動員されるということですので、それだけ考えても相当な費用だなと思います。

 ただ原則は、皆さんがここにそれぞれ全国から集まって、選手・役員の方が集まって、ここで高齢者の方々が元気を出す、勇気を貰って帰る、その元気を皆に届けるという、そういう心理的なもの。経済的なものも勿論大事ですけど、心理的なもの、それから熊本を愛していただく、そういう機会になること、あるいは熊本のことを知っていただく機会になること、そういう意味を込めてですね、私はこのねんりんピックをこの時期にやってよかったなと思っています。

Q
 特に知事自身は、あれですか、震災を受けて多少見直すとか、規模縮小とかいうことは感じられませんでしたか。

蒲島知事
 私は、熊本から元気をというのを、震災後2週間経った段階で自粛をやめよう、そして、熊本で元気を出してその元気を東北に届けよう、その元気をつくるためのですね、あるいは元気を届けるための1つのイベントとしてねんりんピックはとても大きかったと思っています。だから、むしろ震災だから規模縮小であるとか、震災だから自粛しようとか、そういうことじゃなくて、むしろ熊本から元気を届けようという気持ちでやっています。

蒲島知事とASO坊健太くんの写真

質疑応答

「長寿を恐れない社会」の1つの舞台だというお話しについて

Q
 先日の結団式のご挨拶の中で、「長寿を恐れない社会」の1つの舞台というお話しがありますけれども、それについてもう少し言葉を費やしていただきたいんですけれども。

蒲島知事
 はい。私の4つの夢は、「3つの困難」を乗り越えて「4つの夢」、そのうちの1つが「長寿を恐れない社会」。皆やっぱり長寿を恐れるから長寿を楽しめないところがありますので。でも、結団式で見ましたところ、皆さん長寿を恐れるどころか、長寿にチャレンジされている方がたくさんいらっしゃったと思うんですね。でもそういう場、皆お年寄りの方がこういうねんりんピックの場でもって、自分達のパワーを再確認する、元気を再確認する、そういう舞台であると思うんです。そういう舞台を熊本でも提供したいなと。そういう気持ちを大事にしたい。だから熊本県の夢の1つをねんりんピックという形で、体現してほしいなと思って、それが熊本県が今最高のお持てなしの心、そういうお元気な高齢者の方々をお迎えして、尊敬したいというふうに思っています。

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

質疑応答

大会後の取組みについて

Q
 今回のイベントは、1つのイベントとして大きな大会ですけれども、ポイントとして2点ちょっとお伺いしたいんですけれども、今後につながる大会、今後の熊本県にとってプラスになる大会にならんといかんと思うんですけれども、高齢者の方々の健康・生き甲斐づくり、それについて、知事なりに、この先ですね、どういった県としての取組み、政策が必要とお考えか。

 もう一点は、先程の経済効果の話でありましたけれども、シニア、元気なシニア層の活発な経済活動、それを熊本に引き込むという意味で、今回の大会を契機に、その後ですね、今後何か必要な展開なり、お考えというのはおありでしょうか。

蒲島知事
 これは、一連の新幹線開業効果というものを狙ったものであると思いますけれども、その前は関西からの「KANSAI戦略」、そして今度はその大きな爆発としてねんりんピックで、4日間全国からいらっしゃる。多くの方々が関西から新幹線でいらっしゃると思いますけれども、そういう意味も込めて、全国から来られたお年寄りの方々が熊本で元気に活躍されるところを、熊本県民の方にも見てほしい。そして皆元気になってやりましょう、そして熊本県からもねんりんピックには毎年派遣しておりますので、より多くの方が参加しようという、それにつながるものかなと思っています。そういう意味では、ねんりんピックという一つの制約された状況の中で、これが成功すれば来年以降、或いはねんりんピック開催以降、より一層熊本の高齢者の方々が元気になるというのが1つの効果であります。

 それからその後の効果という意味では、リピーター、ああ熊本はよかったな、そしてもう一度行きたいと思うような、そういう熊本大会にしたいと思っているんです。だから、リピーターとして、まずお孫さんを連れてくるとか、そういう形でおもてなしの心でお迎えすることによってより一層の経済的な効果と、それから熊本を好きになられる心理的な効果、これが出てくるのではないかなと、これをとても大事にしたい。だからバスを500台ぐらい多分ピストン輸送すると思いますけれども、そういうこともとても喜ばれるんじゃないかなと思っています。

(ねんりんピック推進課)
 それではどうもありがとうございました。

蒲島知事
 それではよろしくお願いいたします。

ねんりんピックのメダルなどの写真