ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織でさがす > 知事公室 > 広報グループ > 平成23年12月 8日 知事臨時記者会見

本文

平成23年12月 8日 知事臨時記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006814 更新日:2011年12月8日更新

知事臨時記者会見

日時:平成23年12月8日(木曜日) 15時15分から
場所:知事応接室

会見録

知事臨時記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

発表項目 質疑応答
 内柴正人氏に係る県民栄誉賞取り消しについて

(幹事社)
 知事よろしくお願いします。

発表項目 質疑応答

内柴正人氏に係る県民栄誉賞取り消しについて

報道資料(PDFファイル:46KB)

蒲島知事

コメントする蒲島知事の写真

 今日集まっていただいたのは、先日、警視庁に逮捕されました内柴正人氏への県民栄誉賞と県民栄誉賞特別賞、これを本日付で取り消すことにいたしました。内柴氏の行為は栄誉を著しく失墜させ、受賞者としてふさわしくないと判断いたしました。本日をもって授与した賞を取り消しいたします。それから受賞者名簿から名前を抹消するとともに、記念植樹された際に設置されました標石も撤去いたします。以上です。

(幹事社)
 それでは幹事社から質問させていただきます。一昨日逮捕されて検察の起訴などの判断もまだされていない状態なんですけれども、この判断をなさった理由を改めてお願いします。

蒲島知事
 刑が確定する前になぜ取り消すのかというご質問だと思いますけれども、万が一不起訴になったといたしましても、セクハラ行為で懲戒解雇処分を受けられたこと、それから教育者という立場にありながら、未成年の教え子に飲酒をさせ関係を結んだこと、これについては本人も事実を認めております。それから準強姦罪により警視庁に逮捕されたという一連の事件によって、県民に大変な衝撃を与え、栄誉を失墜させたと認められますので、県民栄誉賞の受賞者としてはふさわしくないと感じました。このため、刑事事件の刑の確定を待つことなく、本日をもって取り消すことにいたしました。

(幹事社)
 各社さんどうぞ。


 当初内柴容疑者が逮捕された時点あたりでは、まだ県民栄誉賞の取り消しについては過去の功績に与えたものだからということをおっしゃっていたかと思うんですけれども、それが一転、繰り返しになるかもしれませんけれども、取り消すということになったのは。

蒲島知事
 これまで取り消しの規定はありませんでした。しかし今回の一連の事件によって県民のショックは大変大きく、そして栄誉を失墜させたということで、何らかの対応が迫られておりました。そして、要項の改正を行ったうえで、本日、取り消しということで決定いたしました。だから、改めて要項(の規定)が一つ加わったということになります。


 具体的にはどういう要項を設けられたんですか。

蒲島知事
 そちらに要項は配ってありませんかね。熊本県県民栄誉賞表彰要項という要項がありますが、これまで第6条まであったのですが、改めて付け加えることによって第7条までになって、第6条に次のような事項があります。「知事は、表彰を受けた者が本人の責めに帰すべき行為によって栄誉を著しく失墜したと認めるときは、表彰を取り消すことができる。」それに、今回は当たります。


 今の知事のお気持ちをお聞かせ願いますか。

蒲島知事
 この事件を最初聞いたときから大変残念なことだと思っています。ただ県民栄誉賞というのは県民の人たちにとって大変な誇り、栄誉でもありますので、県民の方々もこの栄誉賞をそのまま贈り続けるのはおかしいんじゃないかという声もたくさん寄せられました。私もずいぶん迷いましたけれども、過去の業績に対して与えられた賞を取り消すべきかどうかということを悩んだ末にですね、やはりこの一連の事件というのはそれほど大きいものではないかなと。刑が確定していなくとも、先ほど言ったように、未成年の教え子にお酒を飲ませて関係を結ぶと。私も大学教授を長くしておりましたけれども、とても想像ができない形のセクハラだと。セクハラ以上で、今、準強姦罪で逮捕されていますけれども、これは県民栄誉賞の受賞者としてはふさわしくないと判断しましたし、たぶん県民の皆様も同意いただけるのではないかなと思っています。

 ただ個人的には、あれだけの業績を挙げられた方がこのような事件を起こされたことは大変残念であります。


 知事すみません。今回の取り消しなんですが、まずセクハラの処分が大学側であったと思うんですが、あのときはこちらから質問した際に、過去の業績に対して贈るものだという認識だったんですが、やはり逮捕というのが今回の決断の大きなきっかけだったんでしょうか。

蒲島知事
 準強姦という行為と逮捕、これは最初にお聞きしたセクハラと比べると、想像以上に大きな、重い事件です。それは、我々の方としては考え直すのに、十分な大きさでありました。そして、県民の皆様にとってもとてもショックだと思うんですね。というのは、この県民栄誉賞というのは県民の誇りでありますし、尊敬を受けるべき賞でもありますので、今回は、今日の時点で賞を取り消すという判断をさせていただきました。


 知事、逮捕が決め手になったということであれば、念のためにお尋ねしたいんですが、不起訴になったり、万が一、裁判で無罪となったときは…。

蒲島知事
 逮捕というよりも逮捕の原因となったセクハラではなくて、準強姦、それから教え子にお酒を飲ませたと、それも二十歳未満の未成年でありますし、その一連の行為ですね、それは教育者としてあるまじき行為だと私は思っています。


 裁判の結果如何によって、また判断が変わるというようなことはないという…。

蒲島知事
 ありません。

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)