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平成24年 9月19日 知事臨時記者会見
知事臨時記者会見
日時:平成24年9月19日(水曜日) 10時30分から
場所:知事応接室
会見録
知事臨時記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。
発表項目・質疑応答
事務局
では、知事の方から発表いたします。
報発表項目・質疑応答
浦田理恵さんへの「くまもと夢づくり賞」贈呈について
報道資料:浦田理恵さんへの「くまもと夢づくり賞」贈呈について(PDFファイル:70KB)
蒲島知事
先ほど、皆さんビデオを見られたと思いますが、今日の臨時記者会見は、浦田理恵さんへの「くまもと夢づくり賞」の贈呈についてであります。
ロンドン・パラリンピックのゴールボール女子種目で見事金メダルを獲得されました本県出身の浦田理恵(うらた りえ)さんに、「くまもと夢づくり賞」を贈ることといたしました。
ゴールボール女子チームは、パラリンピック団体種目としては日本初の金メダル獲得という快挙を達成されました。この活躍は、新聞やテレビでも大きく伝えられています。
そのチームの要として活躍されました浦田さんは、様々なハンディを乗り越え、ゴールボールを通じて自らの夢に向かって挑戦を続けてこられました。また、講演会活動を通じて、夢を持つ素晴らしさを多くの方々に伝えてこられました。
県としては、今回の金メダル獲得を契機として、浦田さんの夢溢れるこれまでの業績を称え、「くまもと夢づくり賞」を贈ることにしました。
「くまもと夢づくり賞」は、県民の皆さまに夢を持つ喜びや尊さを伝えたいと考え、私が知事に就任して創設した賞です。私自身としても、とても思い入れのある賞です。
第1号の受賞者は、脚本家の小山薫堂(こやま くんどう)さんであります。2人目の受賞者として、浦田さんにこの賞をお贈りすることができ、とても嬉しく思っています。
この賞を通して、県民の方々にも、夢の持つ可能性や素晴らしさを改めて感じていただきたいと思っています。
以上が今日の私のコメントであります。
Q
授与式の予定はいつになりますか。
蒲島知事
表彰式の日程は、現在調整しておりますけれども、決まり次第、担当課の方からお知らせしたいと思っております。
Q
今回の浦田さんの功績についてですね、今回くまもと夢づくり賞ということでの贈呈になるんですが、例えば県民栄誉賞を授与するというふうな考え方もあったと思うんですが、そのあたりについてはどういうふうにお考えでしょうか。
蒲島知事
県民栄誉賞という、そういう声も出ました。ただ、浦田さんの素晴らしい活躍とこれまでの業績を見たときに、夢を持つこと、夢に挑戦することの素晴らしさを強く感じた次第であります。そして、多くの県民の皆さまも、浦田さんの活躍、生き方、あるいは講演などを通して、夢の素晴らしさというものを、これから実感されるものだと思っています。
私も出前講座では、夢を持つことの大切さ、夢ということをずっと言い続けてきました。その観点から、第1号には小山薫堂さんを選んだ訳であります。そういう意味では、県民栄誉賞、それから夢づくり賞というのは、いずれも熊本県を代表する最高の賞でありますので、その人たちの業績に合わせて、今回は浦田さんに夢づくり賞を贈るという決断をいたしました。どちらがいいとか、そういうものではなくて、両方とも最高の賞であります。
ただ、彼女の生き様、それから様々なハンディを乗り越えてこられたこれまでの人生、それを考えると、「夢づくり賞」の方がいいのではないかと思い、このような形で決定させていただきました。
Q
知事、実際に試合はご覧になりましたか。
蒲島知事
決勝だけですね。決勝の時に、職員から、これはすばらしいと。最後の中国との試合です。その前の卓球とか、バドミントンもありましたけれど、それに劣らぬ白熱した試合だったと思います。
Q
小山薫堂さんのときはですね、1年間、県産品なのかな、県産の農林水産物をお届けするという副賞がついていたようなんですが、今回はあるんですか。
蒲島知事
副賞は、今検討中であります。まだ決めていませんよね。
事務局
はい。まだ(決めていません)。
蒲島知事
これに、ふさわしい副賞をお贈りしたいと(思っています)。
Q
それぞれ違うんですね、副賞は。
蒲島知事
県民栄誉賞もそれぞれに違った副賞を贈っています。一番喜ばれる形でお贈りしたいと思っています。
Q
浦田さんのプロフィールを拝見しますと、南関のご出身で、鹿本高校を出られていらっしゃるということで、知事の後輩になられるかと。
蒲島知事
今回、浦田さんの活躍を見て初めて、鹿本高校だということを知り、大変嬉しく思いました。ただ、この選考には鹿本高校というのは一切関わりがありませんので。
Q
ただ、知事がご出身の高校の後輩に当たられる方ですから、結果としてみると…。
蒲島知事
まあ、江里口君も鹿本高校ですし、浦田さんも鹿本高校ということで、そういう頑張り屋が出てきたことは、高校の先輩としては嬉しく思いますけれども。まさに鹿本高校が作ったわけではなくて、その頑張りをした人が偶然、鹿本高校出身だったということの方が強いような気がします。ただ、南関中学から鹿本高校に通うには、これは相当体力がないと・・・、遠いですよね。毎日通われたのは大変だったろうなと思います。
Q
知事、せっかくボールがあるので、持っていただけますか。
蒲島知事
(ゴールボールに使用するボールを持って)私が持っても、仕方ないですけれど。この音がね、やっぱりキーポイントだと思います。これでみんな分かるんですからね。浦田さんも、左目の視力はなく、右目は視野の95%がないということですので、大変難しい状況の中で、この音だけで(競技を)やられている。
そういうことで、今日は嬉しいニュースなので、皆さんも一緒にお祝いしていただきたいなと思います。
(以上)