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平成24年12月28日 知事年末記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006788 更新日:2012年12月28日更新

知事定例記者会見

日時:平成24年12月28日(金曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

会見録

知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

発表項目

質疑応答

(幹事社)
 おはようございます。幹事社、西日本新聞さんとTKUです。年内最後の会見になりました。よろしくお願いします。発表項目からお願いします。

発表項目

くまモンの4コマまんがの原案・エピソードの募集について

蒲島知事
 今日は2つのコメントがあります。1つはくまモンの4コマまんがについてであります。

 くまモンは、これまで皆様から大変愛され、応援されてここまで育ってきました。多くの方々から「くまモンに癒された。」とか、「幸せな気持ちになった。」「熊本が改めて好きになった。」「くまモンのファンになったことをきっかけに友達ができた。」などと、大変有り難いメッセージをたくさんいただいております。

 くまモンが今後も末永く愛され、幸せのシンボルとなるように、皆様と小山薫堂さんと一緒に、くまモンの世界を創っていきたいと考えています。

 なお、出来上がった物語は、4コマまんがとして新聞紙上に掲載したいと考えています。

 ここで、くまモンの生みの親である小山さんからのメッセージをご覧ください。

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(小山薫堂)
 熊本の皆さんこんにちは。小山薫堂です。

 3年前に、九州新幹線開業のキャンペーンキャラクター、正確に言うとキャンペーンのおまけとして誕生したくまモンが、予想以上に県民の皆様、そして全国の皆さんに支持を得まして、今や立派な一人前のキャラクターとして、その名を馳せるようになりました。

 最初は、熊本県のPRに奔走していたくまモンですけれども、最近は更に大きな夢を持ったキャラクターとして、世の中で認知されつつあるのではないかなと思います。

 そこで、くまモンを次のステージに押し上げるために、いよいよ物語を作ってみようかと思いました。

 くまモンが全国で人気者になれば、熊本県への観光客の数も増えると思いますし、世界中に熊本の名を知らしめる大きなチャンスにつながると思います。そこでくまモンの物語を考えてみようと思いました。

 ただし、その物語を僕一人で考えるのではありません。ぜひ、熊本県民の皆さんと一緒に考えられたらいいなと思います。

 皆さんが普段、日常の中で感じるちょっとした幸せやサプライズ、それを送っていただきまして、それを原作・原案としてくまモンの物語を作っていこうと思います。是非、日常の中に小さな幸せ、プチハッピーを探していただき、それをくまモンの行動する種にしていただければと思います。

 皆さんからのご応募お待ちしています。よろしくお願いします。

 

蒲島知事
 以上のメッセージでありますけれども、皆さんにたくさん応募していただきたいと思います。

 それからもう1つ、今日私にとって嬉しいニュースがあるのは、世界でも最も有名な新聞である「ウォール・ストリート・ジャーナル」の1面をくまモンが飾りました。

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 そういう意味では、今日は(くまモンに関する記事が)朝日新聞にも大きく載っておりましたけれども、とても嬉しく思っています。

発表項目

平成24年 県政10大ニュースについて

報道資料:平成24年 県政10大ニュース(PDFファイル:93KB)

 2番目は、恒例の県政10大ニュースであります。年末記者会見に当たり、県政の10大ニュースを発表いたします。

 今年は、蒲島県政2期目がスタートした、大きな節目の年となります。1期目で県債を約1000億円減らし、基金を上積みするなど、財政再建の道筋を付けることができました。2期目は、就任後わずか2ヵ月で「幸せ実感くまもと4カ年戦略」を策定し、スピード感を持って県政を進めております。

 今年の10大ニュースは、「県民が幸せを実感できる熊本の実現に向けて取り組んだ出来事、逆境の中にあっても将来に向けて夢や希望を与えた出来事、県政課題の解決に向けて創造的・果敢に進めたもの」を選んでおります。

 お配りした報道資料をご覧ください。

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 まず始めに、「7月12日、熊本広域大水害が発生。被災地の復旧、創造的復興が進む」。死者、行方不明者が25名、住家被害が3,409棟など甚大な被害をもたらした、この広域大水害であります。そこで、被災者の痛みの最少化など3原則を掲げて「チームくまもと」して迅速な復旧・創造的な復興を進めております。

 2番目は、「約43,000人が水俣病被害者救済を申請」。7月末に特措法に基づく救済申請受付が終了いたしました。現在、対象者の早期確定に向けて、全力で取り組んでおります。

 次は、「政令指定都市『熊本市』が誕生」であります。私は常日頃、「ホップ・ステップ・ジャンプ」という形で熊本県政を進めておりますけれども、「ホップ」が新幹線の全線開業、「ステップ」が熊本市の政令指定都市の誕生であります。その先の「ジャンプ」が州都でありますので、この政令指定都市「熊本市」の誕生によって、州都を目指す議論にも弾みがつくのではないかと思っております。

 次は、「県経済の『活力』向上を目指した新たな取組みを展開」したことであります。ホンダ技研工業熊本製作所に研究開発部門の誘致が成功いたしました。不況の中にもかかわらず、今年の誘致件数は28件であります。また、農業への企業参入も相次ぎ、農業の可能性が大きく広がっています。

 次は、「アジア市場をにらんだ拠点を整備」したことです。蒲島県政2期目の4つの目標の1つが「アジアとつながる」ことであります。そしてアジアの活力を熊本に呼び込むことであります。その一環として、熊本上海事務所の設置、そして広西壮族自治区に熊本広西館を相次いで開設いたしました。更に、熊本港でのガントリークレーンの設置と国際定期便の週2便化が実現しました。

 次は、「未来型エネルギーのトップランナーを目指した取組み(が加速)」であります。全国に先駆けて総合エネルギー計画を策定いたしました。メガソーラーは18件立地、地熱温泉熱の研究開始など未来型エネルギーの導入に向けた動きが拡大しております。

 次は、「『熊本型』ヘリ救急搬送体制スタート」であります。ドクターヘリの運航開始。防災消防ヘリとの2機体制により、救急現場出動と病院間搬送の役割を分担させた「熊本型」ヘリ救急搬送体制を構築いたしました。

 次は、「熊本の宝の磨き上げ」であります。全国で初めて「地下水」を『公共水』と位置づけ、また「加藤・細川の歴史・文化」、そして「阿蘇の草原」の維持に関する施策を展開して参りました。

 次は、「荒瀬ダム本体等撤去工事の開始」であります。我が国初の本格的なダム撤去工事に着手し、先駆的な事例として全国が注目しています。

 そして先ほども発表しました「くまモン今年も大活躍」であります。初めて全国版コマーシャルに登場し、今年上半期のくまモン利用商品の売上高は118億円を突破しました。

 以上の10項目が今年の10大ニュースでありますけれども、「バドミントン藤井・垣岩両選手への『県民栄誉賞』、ゴールボール浦田理恵選手への『くまもと夢づくり賞』の贈呈」をプラス1としました。彼女達のオリンピック(・パラリンピック)での活躍は、県民を勇気づけ、そして皆に夢と誇りを与えた出来事であります。

 以上が、私の方からのコメントです。

質疑応答

くまモン4コマまんがの原案・エピソード募集について

(幹事社)
 ありがとうございました。じゃちょっと幹事社からくまモンに関してだけ、2つ質問させていただきます。発表に関しては、具体的に決まっているものではないんですか、方法とか時期とか。

蒲島知事
 発表と言いますと…、今まだ募集中ですので。現在は、先程も小山薫堂さんからお話がありましたように、応募をお願いしているというところであります。

質疑応答

くまモンが「ウォール・ストリート・ジャーナル」の1面を飾ったことについて

(幹事社)
 すみません、拝見してなかったもので。「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記事について、感想と解説をお願いしていいですか。

蒲島知事
 日本のマスコミの方々にもたくさん報道されておりましたけれども、私の知る限りアメリカでこのような大きな一面に、特に「ウォール・ストリート・ジャーナル」という大変影響力のある、世界中に影響力のある新聞ですから、そこで取り上げられたことに対してはとても嬉しく思っています。

 ただ、その予感はありました。それは、シアトルで熊本の物産展を総領事館で行った時に、アメリカの人からも大変くまモンが愛されていると感じましたので、そういう意味ではインターナショナルだなと、そのように感じました。

 中国でも同じようなことを感じましたので、それで今年からは是非、世界展開を、特に最初は中国から始められたらいいなと思っています。

(幹事社)
 ありがとうございました。

質疑応答

くまモン4コマまんがの原案・エピソード募集について・2

(幹事社)
 あとこれ、実際、まんがはどなたか別のプロの方が書かれるんですか、4コマまんが。

蒲島知事
 どなたでも、これは県民だけでなくて、全国的、世界的に応募していただければいいのではないかなと。その内容次第ですけどね。

(幹事社)
 原案者として応募するわけですよね、その応募する人は。実際の作品に仕上げるのはプロの方が仕上げるというイメージなんですかね。

蒲島知事
 これは、両方…。(担当課長が挙手)はい、どうぞ。

(くまもとブランド推進課)
 よろしいですか。ストーリーだとか、4コまんがで、両方のスタイルで募集させていただきたいと思っています。

蒲島知事
 まんがとしても来るわけですね。

(くまもとブランド推進課)
 それで、原作の方はプロの方に、小山薫堂さんが監修しまして、作っていただくという方向で今進めています。

質疑応答

くまモンが「ウォール・ストリート・ジャーナル」の1面を飾ったことについて・2

(幹事社)
 各社さん、質問どうぞ。

Q
 すみません。もう1回、「ウォール・ストリート・ジャーナル」に一面で載った、くまモンの記事の中身って何なんですか。

蒲島知事
 それが読めないんですよ。(皆、笑)

 (私に)渡された記事が、ぼやけていて、随分拡大したんですけど、ちょっと読めなかったので、また詳しくは、そっち〔※担当課〕に来ているんですかね。

(くまもとブランド推進課)
 はい。

蒲島知事
 じゃそれを後で皆さんにお配りください。ただ、私がいただいたのが読めなくて。

Q
 日本語訳でお願いします。(皆、笑)

Q
 見出しは何なんですか。ゆるキャラブームの顔であるというふうに書いてあるみたいですけど。

蒲島知事
 ちょっと本物を持ってきてくださいね。ちょっと、私の目でほとんど見えないので、本物を持ってきて、皆さんにお配りしてください。それが一番早い。

(知事公室長)
 じゃ後で、よろしいですかね。

蒲島知事
 後でよろしいですか。ちょっと皆さんに配って。

(くまもとブランド推進課)
 すみません。後で配らせていただきます。

質疑応答

平成24年 県政10大ニュースについて

Q
 10大ニュースの中に、ルネサスの撤退というのがどこにも、ここには入っていないんですが、どういう…。ルネサスの分が入ってませんよね。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 これは、どちらかといえば夢のある方の、さっき3つの観点から選んだといいましたけれども、「県民が幸せを実感できる熊本の実現に向けて取り組んだ出来事と、逆境の中にあっても将来に向けて夢や希望を与えた出来事、県政課題の解決に向けて創造的果敢に取り進めたもの」、そのような観点から選んでおりますので、ルネサスの件もものすごく大事なニュースだと思いますが、まだ進行中なんですよね。

 これから3年をかけてということですので、どういう状況になるか、それからそれを好転させることも一生懸命県の方でやっていますので、この段階で事態が決定したということではないということから、この10項目に選ばれていないというふうに私は感じます。

 それからルネサスもまだ再建途中にありますし…、流動的ということですかね。

Q
 我々から見て、また、今年の10大ニュースの中には知事自身の2期目出馬、そして再選というのは1つのニュースだと思っているんですけど。

蒲島知事
 もうそれは、過去のことだと…(皆、笑)というふうに。それ自体が10大ニュースということよりも、それがワンステップあって、次に取り組んでいることに関して、選ばれています。

 当然、私どもの観点とメディアの方の観点は違うと思いますので、今回の10個はそういうことであります。

質疑応答

1年を振り返って

Q
 2期目に入られて、そしてこの1年終わろうとして、これだけ10大ニュースとか出てきて、知事として総括的にもう1回、この1年というのは、端的に言うとどういう年だったのか。

蒲島知事
 1年は、ちょうど途中で改選されましたので、改めて1期目を振り返る、そういう1年と、それからそれを振り返って新たにジャンプする、そういう方向性の1年…。だから、1期目の私と、それから2期目の私の2つがあったのかなと思っています。

 私は1期目で、何を感じたかといいますと、経済の不況下におけるリーダーのあり方、それを踏まえて2期目を考えようと思っていました。

 経済不況はもうリーマンショック、それから記録的な円高、そういうものがずっと私の1期目は続いてきました。だから、1人の県知事の力では、それを好転させるとかですね、それはなかなか難しいんですよね。そういうものを所与として、ではどのように考えるかということで、1期目の政策を行ってきた訳であります。

 1つは、いろんな問題があったのを早くこの間に解決しておこうというのが問題解決型、これは経済発展とあまり相関関係はありませんので、どのような状況でも問題を解決できると(思っています)。そういう意味では、財政再建と川辺川ダム問題と、荒瀬ダム、それから水俣病問題について果敢に取り組んだ。

 それからなるべく価値観の転換を(図ることが)、これまで言ってきたことであります。経済状況が悪いものですから、経済だけが幸せではないのではないか。それは、他にプライドであるとか、あるいは夢であるとか、安心安全であるとか、その中にくまモンが登場して、その幸せ度を更に高めてくれたのかなと、私はそういうふうに思っていて、価値観の転換については(大事なことは)経済的なことだけではないということを言ってきました。

 それから、皆でトンネルを抜けるわけですから、そのトンネルの暗い中でリーダーとしては、将来の希望であるとか夢であるとか、そういう目標であるとか、そういうことを言い続けた1期目(でありました)。

 だから、そういう1期目からですね、2期目に今度はもっと違った展開で、1つはやっぱり活力が大事だと(いうことで)、「活力を創ろう」と。

 それで、その活力を後押しするような形で、今回の政権交代の中で、景気・経済の問題が大きく取り上げられたことで、それは後押しになるのかなと思っています。

 2番目に、やはり「アジアの活力を熊本に呼び込む」ということが大事でありますので、残念ながら私の2期目の前半でありますけれども、日中関係が悪くなった、あるいは日韓関係も非常に険悪化した。そういう中で、私の「アジアとつながる」というそういう目標が、そういう状況ではなかなかうまくいかないなと思っていましたけれども、年の後半になって、新しい政権の下で、きっと新展開が見られるのではないかなと思っています。

 「安心を実現する」(については)、これはもう私(にとって)は大災害というのは初めての経験でした。(知事就任から)4年半経って、大災害を初めて経験したんですけど、やはり災害にどう対応するかというのはとても大事な、それを感じた1年でもあります。「安心を実現する」という3番目のテーマは、そういう意味では、災害に遭う前に目標として掲げたんですけれども、それは「3.11(東日本大震災)」の教訓もあった訳であります。

 4番目が「百年の礎(を築く)」で、これは、これまでも言ってきました「州都」を目指した動きであるとか、あるいは加藤・細川400年の歴史を守り、継承していく。そして、地下水であるとか、あるいは阿蘇の大草原であるとか、そういうことを守るということ。あるいは、百年の礎の中で、一番私が現実的に考えているのは中九州横断道路(の完成です)。これの道筋を付けることによって、大分と熊本の間の高速道路網の整備っていうんですかね、それは「すべての道はくまもとに通じる」という意味で、宮崎(県)との方はだいぶ進んでいますけど、大分(県)の方があまり進んでないので、大分県知事と一緒に要望活動をしてきました。

 そういう意味で、私の今年の1年とすれば、2つの違った政策が転換期にあって、この転換期に新たな政権が誕生して、私はその新たな政権に大いなる期待をしていると、そういう締めくくりになりますかね。

質疑応答

原発問題について

Q
 すみません。今の新たな政権というところで伺いたいんですけども、安倍政権の原発問題について、知事はこれまで原発の発電割合を段階的に減らす必要があるんじゃないかということをおっしゃってきましたけれども、昨日、安倍政権の会見でですね、未着工の原発を凍結するという民主党政権時代の計画を白紙化するということで、脱原発の流れが変わりつつあるように感じるんですけれども、この点、知事はどういうふうに考えられていますか。

蒲島知事
 私は、日本の民意を大きく捉えるとすると、将来的に原発に頼らない、そのようなエネルギー政策を求めているのではないかと(思っています)。だから我々の、県のエネルギー政策は国に先んじて作りましたけれども、そのような形で作っています。

 次第に、原発に頼らないで新エネルギーの方に移行していく。それで、少なくとも家庭用(電力)エネルギーについては、熊本県では新エネルギー(の導入と省エネルギーの推進)で対応しよう、調達しようという考えの下で、熊本県の総合エネルギー政策は立てられています。

 それは、国のエネルギー政策に先んじて作ったものですけれども、私どもは、それが皆さんの望む道ではないかと思っています。それが私達の判断です。

Q
 今、脱原発の流れにあったものが白紙化されようとしている今の安倍政権の流れというのは、民意に反している流れになっている…。

蒲島知事
 いや、まだ多分それが白紙化したということですから、これから民意に沿った考え方、そんなに急速な脱原発は無理ではないか、私もそう思っていますので、次第に工程表というんですかね、合理的な工程表が示される、そういう形になるんではないかと(思います)。

 あるいは、強力な技術を持った安全性の確保、そういうものが示されない限り、多分反発は起こるのではないかと私は考えています。

質疑応答

九州新幹線の騒音問題について

Q
 知事、新幹線の騒音のことでお尋ねですけど。鉄道運輸機構がですね、県内の沿線を調べたところ、約500世帯ぐらいで環境基準値の70デシベルを超える世帯があることが分かったということだったんですが、まずこういう情報が鉄道運輸機構から提供されていたのかということと、県は、県内の数カ所でですね、基準地点ということで、騒音の調査をされていると思うんですけれども、この情報を受けて、県として何か対応されるお考えがあるのかというのをお聞かせください。

蒲島知事
 今回の報道のあった476戸ですか、これは既に鉄道運輸機構が把握してて、これからそれぞれの防音対策を実施しようとする数なんですよね。

 だから、この報道を見ると、何となくこう、何の対策も打ってなくて、急にそういうのが出てきたという報道になっているような誤解を受けやすいんですけれども、実際にこれだけあるから、鉄道運輸機構は今から防音対策を実施しますよというその数字なんですね。

 そういう意味では、当然、鉄道運輸機構はもう既にこれを把握し、(対策を)やろうとしている。だから、全く知らないところから出てきたというようなものではないと私は思うんですよね。

 そこのところを…、これを書かれたのはあなたですか。違いますか。

Q
 違いますけど。

蒲島知事
 そこのところを聞かなくてはいけない。

Q
 知事、今の発言一部訂正してもらいたいんですけど、「基準を超えた世帯を対象に個別に防音対策を進めている」というのは書いていますので、何も対策をとっていないという書き方はしていません。

蒲島知事
 だからそういうことでは、我々は鉄道運輸機構に対しては、地元住民に誠意をもって説明、対応するよう、県としても要請しています。

 それで鉄道運輸機構は、それを把握していて、今からやりますという、その数字が476戸である、と理解しています。

Q
 誠意をもって対応していただきたいという思いですか、それとも何か…。

蒲島知事
 私はそうすると思いますし、県としてもそのように要請していますので。

Q
 要請はこれまでもしていると。

蒲島知事
 はい。要請は済んでいます。(担当課に)済んでいるんですよね。

(環境保全課)
 はい、環境保全課です。今、熊日さんからのご質問にもありましたが、県としては、県独自で、これも報道されましたけど、調査して、文書でもって環境基準をクリアするよう要請しておりますし、基準がクリアできないところについては、個別にそれぞれ防音対策するよう文書で要請しています。

 併せて知事が今コメントされましたように、県がするところは地点が決まっていますので、それ以外にも、騒音に対して…、やはり以前より、新幹線ができた、スピードアップしたということについて、それぞれ個別の話も聞いて、誠実に対応して欲しいということを、県庁の方に来ていただいて、直接私の方から要請をしたということでございます。

Q
 要請は、それはいつ頃のタイミングでされたんですか。

(環境保全課)
 県で調査した結果で、基準をオーバーした時点で、文書で渡す時に併せて個別対応についても相談があったり、苦情があった時に、誠実に対応して欲しいということを要請いたしました。

質疑応答

水銀条約の名称を「水俣条約」とすることについて

Q
 知事、すみません。来年の秋にですね、水銀条約採択に関わる外交会議が熊本で開かれることは決まっているんですけれども、政府としては、これに「水俣条約」という名前をつけたいという意向なんですが、先日、水俣市議会の方がですね、これに反対する意見書を採択しました。知事としてのご意見、「水俣条約」とすることに対するご意見はいかがですか。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 私はですね、2つの意味で水俣条約という名前にした方がいいのではないかと思っています。

 1つは、これまで水俣病という非常に苦難な中で、水俣市が、あるいは水俣市民が非常に努力をして、環境都市として蘇ろうとしている。あるいは水俣湾もとても美しい湾に変わっていますけれども、それを理解していただくためにも、そういった水俣の歴史を理解していただくうえでも、情報発信という意味では「水俣条約」とされた方がいいんじゃないかと思っておりました。

 それから、水俣病の悲劇を二度と繰り返さない。それを世界中に発信する。そういう意味でも、私は「水俣条約」とするのがいいのではないかと考えておりましたし、政府もそのように考えていたと思います。

 正直、市議会でのこの反対の決議というのは、正直驚いたというところであります。

 そういう意味では、私の判断を聞かれたとすれば、水俣病のような水銀被害を二度と起こしてはならないという決意で「水俣条約」として採択していただくことが重要な意義を持つのではないかと思っています。

Q
 そうすると、水俣市議会の意見書としてはですね、水俣という名前がつくことで、また風評被害ですとか、そういったものから抜け出せないという市民の声を反映している…。

蒲島知事
 そういう声があることも知っています。そして、その2つの声があることを知っています。

 ただ、どっちの方の判断をあなたはされますかというような質問だったので、私は水俣条約として採択していただくことが重要な意義を持つと思っています。あなたはどうですか。

Q
 ここは、私の意見を述べる場ではないんですけれども。

蒲島知事
 いや、そうではなくて、やはり、メディアの人達も自分達の意見を持って書かないと(いけないと思う)。なんと言うかな、ここにも問題がありますよ、ここにも問題がありますよと(書くばかりではいけないのではないか)。では、(メディアの人達は)どっちを(選択するのか)。私どもは(どちらか一方を)判断しなくていけないけれども、メディアの人達も何らかの自分達の主張とか、論説とか、あるいは社説とか、そういうところで、きちんと皆さん自身の意見も挙げた方がいいと思う。

 やはりこれは「水俣条約にすべきではない」と、社説で訴えるのか。あるいは私も言ったように、「水俣病のような水銀被害を二度と起こしてはいけないという決意を込めて水俣条約として採択すべきだ」と言うのか。これとても大きな問題だと思うんですよね。

 そういう意味で、すみません、こんなことを(この場で)聞いてはいけないんですけれども、「では、あなたはどう考えますか」ということを、(メディアの)皆さんにも考えて欲しいと思います。

質疑応答

平成24年 県政10大ニュースについて・2

Q
 10大ニュースなんですけれども、また。

 10大ニュースを見てますとですね、3番目に政令市熊本市が誕生というのはありますが、政令市誕生した後、熊本市以外の地域に対して、いわゆる地域振興をやっていくと、これまで以上にやっていける、やっていくというお話でしたが、今年振り返って、まさにこの10大ニュースを見ても、どこかある地域に対してこうだったというのがまだ見えてきていないようですけれども、それはちょっと、私は寂しいなと思うんですけれども、どうでしょうかね。

蒲島知事
 1つ挙げるとすれば、フードバレー構想を具体化していく施策を、今展開していること。それから…、そうですね、そういわれると他の地域はどう…、県北は、今言ったよう形で波及効果は十分あると思う。

 多分おっしゃっているのは、県南の方への波及効果を中心に言われていると思いますので、そういう意味では、メガソーラーの設置もかなり県南の方に、今度は進んでいると思っていますし、それからさっき言ったフードバレー構想と、具体的にはフードワークスというのが県南に農業参入して、6次産業化を目指すという、そういう動きもあります。

 それで、ちょっと来年の10大ニュースを期待していただきたいなと(思います)。経済の波及効果というのはなかなかすぐ表れるものじゃないですね。新幹線の波及効果は、もうかなり現れていると思いますし、人吉市、それから天草の方にもかなり表れていると聞いています。

 ただ、(熊本市が)政令指定都市になって、政令市効果は、(県)行政で一生懸命やろうとしている。その行政でやろうとしていることは、これまで熊本市に向けてきたエネルギーを他の地域に、行政の力を(注ぐということです)。その表れとして、県南へのフードバレー構想があるんですけれども、その効果がまだ10大ニュースでいうほどではないというふうに理解していただきたいと思います。

質疑応答

2期目出馬の決断を振り返って

Q
 もう1点だけ、もう過去のことというふうに先ほどおっしゃいましたが、知事が2期目、ご自身で出馬を決められて、その決断というのは今振り返ってどうだったと。何か思いがございますか。

蒲島知事

記者からの質問に答える蒲島知事の写真

 2期目の目標を決めて、1期目の成果をベースに2期目の目標(を決めました)。1期目は先ほど言いましたように、経済停滞下におけるリーダーのあり方を考えた時期ですけど、2期目で初めて、経済の上昇期における県政、蒲島県政ができるのかなという期待が今、込み上げてきているところなんですね。

 だからそういう意味では、2期目にチャレンジして良かったなと、心から思っています。

(幹事社)
 そろそろ、お時間のようですので。

蒲島知事
 それでは皆さん、1年大変お世話になりました。今年もいい年だったんですけど、来年もいい年でありますようにお祈りして、今日の記者会見を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

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