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平成25年10月23日 知事定例記者会見
知事定例記者会見
日時:平成25年10月23日(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室
会見録
知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。
コメント
天皇皇后両陛下の「第33回全国豊かな海づくり大会~くまもと~」に伴う御来県について
発表項目
コメント
質疑応答
- 熊本~台湾高雄間連続インバウンドチャーターツアーの実施期間の延長について・1
- 八代港のガントリークレーンの整備について・1
- 馬刺しに関する産地等の表示違反について
- 八代港のガントリークレーンの整備について・2
- 全国学力・学習状況調査の結果公表の取扱いに関するアンケートについて
- 福岡市における整形外科火災を受けての本県の対応等について
- 瀬戸石ダムの水利権の更新について
- 熊本県推奨うまい米基準シンボルマークについて
- TPP協定交渉について
- 熊本~台湾高雄間連続インバウンドチャーターの実施期間の延長について・2
- 「水銀フリー熊本宣言」について
- 水俣条約外交会議について
(幹事社)
発表項目からお願いします。
コメント
天皇皇后両陛下の「第33回全国豊かな海づくり大会~くまもと~」に伴う御来県について
蒲島知事
天皇皇后両陛下が、全国豊かな海づくり大会御臨席と地方事情御視察のため、10月26日から3日間、熊本にお出でになります。
熊本は、有明海、八代海、天草灘の特徴の異なる3つの素晴らしい海を持っています。この熊本の豊かな海と水俣の海の再生を全国に広く理解していただけるよう素晴らしい大会にしたいと考えています。
今回の御訪問は、菊池恵楓園、水俣病慰霊の碑、水俣病資料館、熊本城、県庁となっております。平成11年以来14年ぶりの熊本への行幸啓であります。永く心待ちにしておられた県民の皆様とともに御歓迎申し上げたいと思います。
発表項目
熊本~台湾高雄間連続インバウンドチャーターツアーの実施期間の延長について
報道資料:熊本~台湾高雄間の連続インバウンドチャーターツアーの実施期間の延長について(PDFファイル:52KB)
蒲島知事
次は「熊本~台湾高雄間の連続インバウンドチャーターツアーの実施期間の延長」についてであります。
8月から運航されております台湾高雄から熊本に向けたチャーター便が、12月1日までの約1ヶ月間延長されます。これにより、台湾との間で過去最大となり、連続50便のチャーター便が実現いたします。台湾から合計約2,800人の観光客の皆様と、約2億4,000万円の経済波及効果が見込まれています。
先月初め、私自ら県議会、経済界、そして県民の皆様とともに台湾高雄を訪れました。今回のチャーター便の期間延長は、その際のトップセールスの成果であり、熊本に向けたチャーター便が大変好評であるということであります。このことで、熊本が持つ潜在需要の高さが証明されたと認識しております。
併せて、熊本からのアウトバウンドについても、高いポテンシャルがあると考えています。
今後、定期便が早期に実現できるよう、引き続き国際線の振興にしっかりと取り組んで参ります。
発表項目
八代港のガントリークレーンの整備について
報道資料:八代港のガントリークレーンの整備について(PDFファイル:67KB)
次に「八代港のガントリークレーンの整備」についてであります。
八代港では、地元経済界の積極的な航路誘致により、コンテナ航路が昨年までの週2便から週5便へと増加いたしました。利便性が向上したことから、今後、取扱貨物量が増加することが見込まれます。この動きを更に加速化するため、今回、八代港に大型ガントリークレーンを整備いたします。
クレーンを大型化することで、大型船舶の就航が可能となり、海上輸送の時間短縮・コスト縮減による産業競争力が向上いたします。また、新たな市場の拡大も期待されます。
これを機に、成長するアジアの市場に打って出ることで、フードバレー構想の実現をはじめ、県南地域の振興に繋げていけるよう、スピード感を持って取り組んで参りたいと思っています。
発表項目
熊本県推奨うまい米基準シンボルマークについて
報道資料:熊本県推奨うまい米基準シンボルマークについて(PDFファイル:241KB)
次に「熊本県推奨うまい米基準のシンボルマーク」についてであります。
平成24年度産、米の食味ランキングにおいて県産米3品種が「特A」の評価を受け、中でも「森のくまさん」が最高得点で日本一の評価を得ました。この結果を受け、県産米に対し、消費者の注目度や期待が高まっています。
消費者の期待に応え、県産米のブランド価値を高めるため、品質、食味について「熊本県推奨うまい米基準」を7月に設定いたしました。
そして、新米の時期を迎え、この県推奨うまい米基準に基づいたお米であることを示すくまモンを使ったシンボルマークを作成しました。
シンボルマークには、一定の品質、食味を確保した「Aランク」、更に厳しい基準を達成した「Sランク」の2種類があり、販売者はこのマークを精米商品に表示して販売できます。
今後、シンボルマークをうまい米の信頼の証として消費者に広く認知いただき、ブランド米の確立に繋げていきたいと考えております。
コメント
馬刺しに関する産地等の表示違反について
最後に、「馬刺しに関する産地等の表示違反」についてコメントいたします。
10月18日、嘉島町の馬肉加工・卸売会社から県に対し、馬刺しの最終肥育地を偽って販売したという報告がありました。JAS法及び景品表示法に違反する疑いがあるため、21日には同社への立入調査を行いました。事実関係を早急に把握したうえで、適切な措置を講じて参ります。
平成23年6月に馬刺しの寄生虫問題が発表されましたが、業界全体が安全な馬刺しを提供し、出荷も伸びている中で、このような消費者の信頼を裏切る行為が発生し、大変残念であります。
食品表示は、健康被害を防止する目的をはじめ、消費者が商品を選ぶための重要な情報です。改めて適正表示を徹底するよう業界に働きかけをして参ります。
今後、本県の特産品である馬刺しの信頼回復に向けて、巡回調査や指導を行うなど業界とともに取り組んで参ります。
私の発表コメントは以上のとおりです。
質疑応答
熊本~台湾高雄間連続インバウンドチャーターツアーの実施期間の延長について・1
(幹事社)
ありがとうございます。幹事社の方から2点質問させていただきます。
まず1つは、台湾のチャーター便に関してなんですけれども、改めて延長されました理由という部分と定期便までの目処とその戦略というのをお聞かせください。
蒲島知事
先程も申し上げましたように、この熊本~高雄間の連続チャーター便が1ヶ月延長されることは、熊本県にとってもとてもいいニュースだと考えています。
なぜならば、トップセールスで私(自身)、台湾に行きまして、チャーター便の成功がきっと定期便の就航に結びつくのではないかと確信をしておりました。
今回(の連続チャーター便の)利用率を見ますと、92.8%とほぼ満席の状態が続いています。そういう意味では台湾高雄から熊本にいらっしゃる、その需要はとても多いということが分かります。
そして、それ〔※チャーター便〕をもう少し続けて、今度は熊本から台湾への潜在的需要がどのくらいあるのかということを調査しなくてはいけないと。
実際に年間6,000人、熊本から台湾への需要があれば定期便を考えてもいいという(ことを)、チャイナエアラインの社長兼会長の方がおっしゃっておりますし、そのために今、交渉代表者が熊本県とチャイナエアラインの間で交渉を行っております。
そういう意味では、これは定期便へ向けてのいい兆しではないかと、私は考えてます。
(幹事社)
知事、関連でいいですか。
蒲島知事
はい。
(幹事社)
この間ちょっと、連載で触れさせてもらったところですけれども、国際線の定期便が2路線になる可能性があるということで、非常に期待が集まっていますけれども、国際線のターミナルビルが非常に古いということで、いろんな方々の御指摘もあっております。今後、もちろん国との協議もいると思うんですけれども、県として、一義的には空港ビルディングだと思うんですけれども、どういうふうな支援をされる予定があるのか教えてください。
蒲島知事
今の国際線のターミナルビルは、熊本県のシンボルとしては大変老朽化しておりますし、外国から来て、これは〔※ターミナルの老朽化の状況から〕あまり大きな県ではないのではないかと皆さん思われるかも知れません。ただ、(改修等について)2つ問題があります。
1つはあれ〔※ターミナルビル〕は国の施設でもあるので、県が勝手に決めるわけにはいけない。だから国に要請しなくてはならないという2段階のあれ〔※手続き〕が必要となります。
それから国の方も(改修等を)決めたり、あるいは熊本県の方で予算措置をする時に、この国際線の(利用率の)向上というか、需要の高まりがある程度見込めないと、そこに資本を投下できないのではないかと思います。どちらが先かは分かりませんが、まずは国際線の誘致と観光客の誘致(が必要です)。
確かに(需要は)高まっていると(思います)。例えば、台湾以外にもまた中国や他の国からも熊本に入っていきたいと(考える人が増えてきていると思います)。(これまでは)熊本の良さがあまり分かってもらえていなかったような気がするんです。それで、熊本は九州のハブとして非常にいいなと思っていただければ需要が伸びると思いますので、そこの絡みではないでしょうか。
そういう意味で、まずは我々ができることは、とにかく熊本に国際線で来ていただく人達を増やすことと、それから熊本から熊本空港を使って外国に行くという人達を増やす努力(をすること)、その努力の中で今のターミナルビルは考えていかなくてはならないし、その方向になるのではないかと思っています。
(幹事社)
今の質問の中で、戦略という部分をちょっとお尋ねさせてもらったんですけれども、定期便ということになりますと、県内からも台湾に行かなきゃいけないということになりますけれども、その部分の戦略はどのように考えられてますでしょうか。
蒲島知事
私はずっと空港問題を大空港構想として考えてきたんですが、空港に関しては、(利用者においては)あんまり愛県意識とか、愛国意識というものがないんです。
どのくらい便利か、どのくらい安いか。そういう意味では戦略的にはその便利さと、それからもう1つはこの熊本空港を使う快適さと言いますか。例えば、熊本の人が福岡に行く場合、出発は多分4時間か5時間前に出掛けて行って、向こうで2時間か3時間、待たなくてはいけないという状況になります。駐車場もない。
でも、熊本に来れば、多分1時間前に行けばいいでしょう。そして、外国に行く場合、今、駐車場も優遇策を取っておりますので、駐車も簡単に停められる。そういうような熊本空港を使う便利さと快適さを、旅行者と乗客の方に伝えなくてはいけない。
ただ、それでもエアラインの方が定期便を作らなかったり、あるいは増便しなかったりすると、ずっと不便さが残るわけです。
今、第一優先順位としては、アシアナの週5便化に向けて一生懸命やっています。その週5便化の第一歩と言うんでしょうか、そういう意味では臨時便を2便増やして、週5便化の予行演習をやられたと思いますが、好調な搭乗率だというように聞いています。
そういう意味では、戦略としては、今、言ったような快適さとそれから便利さ。熊本空港を使った方が楽だなと(いうことを)、福岡の熊本寄りの人ももちろんそう思っていただけるだろうと思うし、例えば、久留米よりも南の(方に住んでいる)人達です。そういうことが国際線に対する戦略ということになると思います。
それからもう1つ、熊本というのは九州のハブとして、例えば、熊本に着いて九州南部の方へもツアーが組めます。九州北部の方へもツアーが組める。そういうものがセールスポイントとして売っていけるのではと思っています。
1つデメリットというか、非常に不利なところは、あまりにも福岡に近すぎるので、福岡でいいのではないかという乗客の方もたくさんいらっしゃると。だから、福岡に近いということを更に利点にして、熊本で降りて福岡に行けますよ。まず、熊本で観光して福岡に行ったらどうですかと。そういう戦略もあるのではないかと思っています。
様々な戦略を通して、少なくとも「アジアとつながる」ということが我が(蒲島県政の)第2期目の目標でありますので、それに向けて今、全力を挙げて、トップセールスを含めてやっているところで、次第に(定期便化に)近くなったと思いますが、最後に決めるのは相手方であるということでありますので、そこが少しきついところです。
質疑応答
八代港のガントリークレーンの整備について・1
(幹事社)
2点目の質問です。八代港のガントリークレーン整備に関してなんですけれども、これも予算と規模と、これによる効果がどれぐらい見込まれているのかというのを教えていただいてもいいですか。
蒲島知事
はい。まず八代港が、先程も述べましたように、週5便という(ように)、この1年間でものすごい伸び方をしていますし、利便性の向上が図られています。
そういう意味では、八代港の利便性が更に高まって、利用を加速化させる政策(が必要であり)、そのための投資ではないかと思っています。予算としては他港の例でみますと、大体9億円程度になります。
それで、9億円程度の予算で、計画としては12月の補正予算案に(調査費を)計上したいと思っていますので、なるべく早く着手して、出来れば本年度から着手するように指示をしております。
それで、3年程度かかるということでありますが、善は急げと言いますので、これについてやっていきたいと(考えています)。
ただ、大事なことは採算性です。採算性ということで言えば、今の八代港の伸び率を見て、それから利便性を考えると、採算性が取れると担当課の方は計算しました。何年でしたか、何年で取り戻せるという。
【港湾課】
今のところ16年程度です。
蒲島知事
16年程度で取り戻せるということでありますので、それに沿って今回の決断をしました。私自身はなるべく将来に借金を残したくないんですが、この場合は将来の利点が大変大きいのではないかと思いますので、このガントリークレーンの設置を早期にやると、それを決断したわけです。
(幹事社)
ありがとうございます。幹事社からは以上です。各社さんどうぞ。
質疑応答
馬刺しに関する産地等の表示違反について
Q
すみません。馬刺しの関係で質問なんですけれども、先程、信頼回復に向けて業界と共に、熊本県としても一緒に行っていくと御発言がありましたが、具体的にどういった取組みを行っていくおつもりでしょうか。
蒲島知事
はい。まずは一番最初にやらなくてはいけないのは、事実関係を確認、調査することです。そして必要に応じて文書指導、それから会社名の公表を行うなど、その改善のための処分〔※行政指導〕を行いたいというのが1つ。事実把握と法令に照らして改善命令を行うなどをすることが1つです。
それからもう1つは、再発防止をどうするかということだというように思いますが、業界団体に対して、業界団体に所属している人達へは当然それ〔※所属団体〕を通して、講習とかあるいは研修とか、それから様々なアプローチができます。
しかし、それに属していない人達であってもこうこう事件が起こると、馬刺しのブランド価値を急速に落としていきます。
だから、そういう人達についても適正な食品表示についての研修、あるいは表示制度の普及啓発を図っていきたいと思っています。
とにかく大事なことは、一番いい時だったんです。牛精肉の食中毒事件があって、その後、寄生虫問題があって、とにかくブランド価値を守るために業界と県、行政挙げてこれに取り組んで、JIS認証団体の設立とか、あるいは冷凍処理施設の導入という形で消費者への安全志向に訴えて、ようやく馬刺し、馬肉の消費が盛り返してきたところにこういう事件が起きましたので、私どもは大変危機感を持って、これに対応しなくてはいけないと考えています。
そういう意味では、先程言ったような、まず事実関係の把握。まだ数日前に表面化したものですから、それにどう対応していくかということと、それにアフターケア。業界と業界団体以外の方々とそういうことをこれから進めていかなくてはいけないと思っています。
Q
先程、研修とおっしゃいましたが、これは熊本県の方から開いていくというようなことも視野に入れていらっしゃるんですか。
蒲島知事
今までも熊本県と業界団体が共同でやっていたと私は思っていますが、ちょっとそれについては担当課長の方からお願いします。
【くらしの安全推進課】
くらしの安全推進課でございます。
業界とは連携を図りまして、今年の9月25日にも馬刺しの適正ルートにつきましての講習会を開催するなどして、意識の啓発には努めております。引き続き、今回のこの事案を踏まえまして、組合以外の事業者につきましても、このような講習会の参加をお願いしていきたいと考えています。
蒲島知事
はい。
質疑応答
八代港のガントリークレーンの整備について・2
Q
すみません。ガントリークレーンの大型化の関係なんですけど、県内に八代港と、熊本港とあってですね、県内のコンテナ自体が他県の港よりかなり流出している状況が現にあると思うんですけれども、今回の八代港の大型化というのは、八代港に傾斜してこれから投資していく県として、戦略的にですね、これの関係というのがあるんでしょうか。
蒲島知事
八代港に傾斜するというのではなくて、熊本港も八代港も重要な港湾だと、熊本県では考えています。
例えば、熊本港には今までガントリークレーンがなかったんです。それでガントリークレーンが必要だという話が出てきた時には、まだ熊本県は財政再建の途中でありましたので、財政再建の中でどういう投資をするかということで(検討していた時に)、ちょうど(静岡県の)清水港にガントリークレーンでこれから交換するものがあるということで、当時、静岡県の御厚意により100万で譲ってもらいました。だから、非常にコストを抑えながらガントリークレーンを設置したわけであります。
でも、同じように100万でどこからか、八代港が必要だからと言ってあるかというと、そうではありません。いろんなことを考えて今回は、八代港については、フルガントリークレーンを設置することによって、八代港は大型の船が接岸出来るようになっていますので、それに対応できる形で、新たな投資をするわけであります。
投資をする時に、私が常に考えるのは、未来への借金はしないようにしようということを常に考えています。だから、どのくらいかかったら取り戻せるかということで(検討をした結果)、担当課の方では16年だということであります。それだったら、今、フードバレー構想を含め、県南振興で八代を含め、県南の地域はものすごく燃えているんです。そういう燃えていて、かつ民間の取組みで週2便だったのが週5便になってる。政策で言いますけど、一番核心の部分に投資をすることによって更に伸びるのではないかと(考えています)。
八代港と熊本港(との関係で)は、熊本港の方は北部にたくさんの半導体関連、自動車関連の会社がありますので、そういうところも(利用が考えられます)。例えばサントリーさんも含めて、あるいは富士フイルム、それからリクシル。そういうところも八代までは行くと遠いけど、熊本港だったらとてもいいという状況もありますので、そちら〔※熊本港〕の方も1年間で40%伸びています。
そういうところでどっちが大事かということでは、私は両方とも大事だと(考えています)。それぞれ違った役割を果たして。ただ、県南振興を(考えると、)今ここでガントリークレーンを造ってかつ大型化に備えると(いうことでは)、一番大事な時期なのではないかと思っています。
Q
知事、同じ関連なんですけど、担当課の方で16年という言葉が出ましたけれども、採算性の部分で、もうちょっと綿密にですね、例えば年間どれぐらいのコンテナ量を扱えるようになれば、使用料がどれぐらい入り、そしてそれがこの投資額に見合うという、それで16年という、その辺もうちょっと詳しく知事の方からいただきたいんですが。
蒲島知事
はい、それについては担当課長の方から(答えさせます)。責任者の方から正確に、どういう計算で16年になったのかというのを(お願いします)。
【港湾課】
すみません。港湾課ですが、先程16年と申しました。これはあくまでもまだ概算でございまして、今後、先程言われました(12月)補正(予算)の中で調査費を計上して今から詰めていきます。今のところ、大体、八代港の場合は、昨年度が1万1,000個(TEU)の貨物がありますけれども、先程16年と言いましたのは、概算で、(年間)大体2万(TEU)から3万(TEU)程度、今後、いろんな要素があったとしても、その程度確保できれば16年程度で償還できるんじゃないかという、現時点での試算でございます。
詳細につきましては、今後、調査をやって具体的に荷主さんとヒアリングをやったりとか、後は一方でコストをどうやって抑えるとか、その中で確定していくことになるかと思います。以上です。
蒲島知事
今、担当者の方から説明がありましたが、往々にして甘い試算になりがちですが、今回は私から厳しく試算をするようにと言っておりましたので、それをベースに今回の決断を行った次第です。
Q
今、まさに去年が1万1,000個なんですけれども、八代港の過去最高1万6,000個。確かに5便化とかいう話もありますが、今おっしゃったように2万から3万個というのは、甘くはないんでしょうか。
蒲島知事
すみません。
【ポートセールス推進室】
ポートセールス推進室です。昨年の実績は1万1,000(TEU)で、今年の1月から9月の八代港の伸びは、今のところ20%増で伸びております。週5便になったのが8月で、週5便になりましたので、5便の効果はまだその2割増には上がってきていないというところなので、今後それ以上の伸びを期待しております。
目標として今、設定しているのは、平成27年に八代港1万8,000TEUというのを目標にしておりますので、そこは何とか達成したいと思っております。
ガントリークレーンが完成するのが、更にその2、3年後になると思うんですけれども、その間に5便がしっかり定着をしてということで、償還に必要な貨物数は確保していきたいと思っております。
蒲島知事
結局、ガントリークレーンを造って、それに対してこのような経済的な効果プラスその費用を捻出しながら、こういうことは決断していくわけですが、今の伸び率(で推移して)、目標が八代港が1万8,000(TEU)。これは達成しそうだという担当者の推測もあります。
もう一つは、いい方向性に進んでいるんです。例えば、中国への木材の輸出がとても増えているとか。こういうのは八代港にとってはプラスだと思います。それから熊本港からでは(八代港と)どうバッティングするのかというと、(八代港ではなく)私はむしろ北九州とか、あるいは博多、そちらの荷物の90%〔※正確には80%〕以上が熊本から向こうの方に行っておりますので、そちらの荷物が熊本の方に戻ってくるのではと思っています。
ただ、このポートセールスをして分かったことですが、トップの人がこれだけ経済的効果があるんだったら、博多から熊本に移しましょうと言ってくれるんですが、実際は担当ベースではものすごく保守的なんです。
うまくいっていることを変えることに対する恐れ(があります)。だから、今回、1年間で熊本港が40%伸びたというのは、すごく伸びた方ではないかと思いますし、もっと伸びる兆候が今あると思っています。その決断をしてから実際に動くまで、巨艦が動くまでのその時間は少し見て欲しいという感じはします。
質疑応答
全国学力・学習状況調査の結果公表の取扱いに関するアンケートについて
Q
知事ちょっと話題を変えますけど、文部科学省が、全国学力テストの学校別の成績を公表するべきかどうかというのを、都道府県とか、都道府県教委とかに、アンケートをしているんですけれども、熊本県はどういうふうに回答されたのかというのをまず教えてください。
蒲島知事
これは、知事として答えるのか、あるいは教育委員会としての専決事項なのか。私はここでコメントすべきであるとか、ということを教育委員会と話し合いをしておりませんので、私自身がここで答えるというのは控えたいと思います。
Q
記事が間違いじゃなければ、都道府県の知事と、それぞれの都道府県教委が、学校別の成績公表に賛成すると回答したのは40%以上にのぼるということで、県としては何らかの回答をしているはずなんですけど。
蒲島知事
県としての回答を私も確実に思い出しませんが。
【事務局】
確認できませんので、後で正式にお答えします。
蒲島知事
すみません。私もそこをどう答えているか、明快に記憶してませんので、後でそれについては(お答えします)。
質疑応答
福岡市における整形外科火災を受けての本県の対応等について
Q
別の件で。福岡市の病院で火災が起きまして、10人の方々が亡くなったということがありました。
病院や診療所に関しては3年に1回の報告、定期報告というのを熊本県として求めているんですけど、この間一部報道でも、例えばグループホームはその定期報告の対象になっていないというのを指摘されています。
熊本県が今どういう現状なのかということと、福祉施設の災害弱者という意味では、病院と変わらないと思うんですよ。今後どういうふうにこの定期報告の対象とするべきかどうかということに含めて考えていらっしゃるのか教えてください。
蒲島知事
この前の診療所の火災というのは大変悲惨で、これはもう別に熊本県だろうが福岡県だろうが、そういう災害は防がなくてはいけないということは、もう確かであります。
現在のところ、熊本県は病院とか診療所、それから老人福祉施設に関しては、安全確認をしているというように担当者から聞いています。
ただ、例えば3階以上で、床面積が300平方メートル以上とか、そういう範囲はあるんですが、全体的にいうと、病院と診療所と老人福祉施設については、それが定期報告対象施設になっているということになっています。
ただ、グループホームというのは多種多様なんです。例えば普通のお家をグループホームにしているとか、あるいは大変小規模であるとか。そういう意味では、グループホームについても施設の規模とか目的によっては、定期検査報告の対象施設となる場合もあると。しかし、そうでない場合も多いということで、今回の事故を受けて、グループホームの防火設備の設置義務等について、これから調査をした上で定期検査報告対象とすべきかどうかを検討していきたいというのが県の方針であります。それでよかったでしょうか。補足があればすみません。
【建築課】
補足をよろしいでしょうか。グループホームにつきましては、平成22年に札幌市の認知症高齢者グループホームで火災があっています。また今年の2月に長崎市で高齢者のグループホーム火災がございまして、県が把握していますグループホームにつきまして、立入り調査を行っております。
県下全域、熊本市を含めまして、214件に立入りしまして、違反の確認が20件程〔※正しくは27件です。〕ございましたが、すべて7月23日までに是正が終わっているという状況になっております。補足でございます。
Q
今の知事の回答としては、今回の火災に向けて更に定期報告の対象とするべきかを調査をして、場合によっては対象にすることもあり得るというお考えですか。
蒲島知事
その検討を行いたいということです。ただ、グループホームについての多様性と、規模の違い、そういうことは大変難しく、一律にできるようなものでもなさそうですので、慎重な検討が必要だと私は思っています。
質疑応答
瀬戸石ダムの水利権の更新について
Q
知事すみません。別件なんですけれども、瀬戸石ダムの水利権が来年3月に切れることに伴って、地元では更新しないようにという市民運動も活発化していると思うんですけれども、国土交通省に取材をしますと、更新するかどうかは知事の意向が大変大きいと言っていますが、知事の意向は現段階でどういったものでしょうか。
蒲島知事
まだその照会が来ておりませんので、何ともコメントできません。
質疑応答
熊本県推奨うまい米基準シンボルマークについて
Q
知事すみません。県の推奨米のことでちょっと。
蒲島知事
はい。
Q
シンボルマークが収穫した新米から11月初旬頃から出回り始める。これは店頭で例えば「森のくまさん」。同じ品種の「森のくまさん」の「Sランク」と「Aランク」が並ぶということになるわけですよね。可能性があるわけですか。
蒲島知事
「Sランク」と「Aランク」が並ぶということですか。
Q
並ぶ。
蒲島知事
そうです。
Q
そうすると、店頭価格とかですね、表示価格に格差が出たりするんですか。
蒲島知事
当然、出るのではないでしょうか。〔※報道資料中に〕グラフがあります、三角形のグラフが。大体そのSというのは5%ぐらいなんです。県がこれは美味しいよという1つの証明書みたいなものですから、そっちの方が当然高くなるでしょうし、いや、そこまで差はないのではないかと思う人はAを買うかも知れません。そういう意味で、私は価格に差が出るのが普通だと思っています。それが多分、ブランド化ではないでしょうか。それだけ払っても必ず美味しいのを食べたいということになるのではないでしょうか。
Q
これは当然県外への出荷もですね。他県への出荷も含めてということですか。
蒲島知事
当然だと思いますけど、担当課そうですか。
【農産課】
失礼します。農産課でございます。こういう(県奨励基準項目についての)検査体制を持っているところは、これを付けて全国に売っていくということになります。
蒲島知事
なぜこのようなことになったかというと、おいしい米という、特に「森のくまさん」はそうですが、日本一になって、多くの消費者がこの「森のくまさん」を要望されている。その時に、自分の期待以下だった時に、とてもブランドの評価は下がります。だから、そういう意味ではSというのは安心してうまいという県の推奨のマークということであります。
では、Aがそうではないかと言えば、それはちょっと私も分かりませんが、その差をどう考えるかです。Aで十分おいしければ、多分Aを買うでしょう。
質疑応答
TPP協定交渉について
Q
政府のTPP交渉の参加問題で、知事の見解を伺いたいんですけれども、政府は年内合意に向けて、精力的に交渉を進めているわけですけれども、実際上、重要5品目も守れるのが難しくなっている。その中で5品目の関税区分の品目を精査するような動きをしております。
そうするとやはり、自民党の公約とか重要5品目を守る、あるいは攻めの農政を展開するという動きの中ではですね、政府は国民への情報開示と言いますか、守秘義務の契約条項を盾にとって、国民にも知らせず、あるいはもう公約も守らないと、そういう中で果たして政策を出し合って、国民的な討議によって議論を進めていくという知事が主張される、主張と叶っているのかどうか、その辺の見解をお伺いしたいと思います。
蒲島知事
皆さんも感じていらっしゃると思いますが、このTPPの交渉に関しての報道で知るぐらいで、我々も詳細がほとんど分からないんです。それで、我々としてできる限り与党の動向を、あるいは政府の動向、それを見ながら情報収集をしています。
安倍総理も、こういう限られた時間の中で政治家としての難しい判断をされなければいけないとは思いますが、ただ、やっぱり農業県の知事として、そういう議論には参加しなければいけません。でも、その場がほとんどないというのが今の現状ではないかと思っています。
それで、私は前から言っているように、農業県の知事としては、まず情報公開、2番目に農業の将来ビジョンを示したうえで結論を出して欲しいというように思っているんですが、今、言ったように、実際は非常に秘密のベールに隠されてしまっているような気がします。それを言い続けるというしかないことが今の私に与えられた方法ということだと思います。是非、皆さんも頑張って、情報の公開というんでしょうか、ただ、外交をする人達にとっては、その情報の公開と収束というのはまた難しい別の問題があるかも知れませんが、熊本県にとっては死活問題だと思います。
何よりも農業の将来ビジョンを明確に示して、そして財政措置をとって欲しいということ。それから日本の農業がどこに行こうとしているのかという、そういうことがこれにかかっておりますので、そういう意味での情報公開は必要だと思っています。
質疑応答
熊本~台湾高雄間連続インバウンドチャーターツアーの実施期間の延長について・2
Q
いくつかいいでしょうか。今月、会見がちょっと少なかったので。ちょっと戻りますが、インバウンドの台湾の話なんですが、台湾からの需要というのは大分、今回のこの延長ということでアピール出来る材料にはなるとは思うんですけれども、果たして今度は熊本から台湾に行く人達がどれぐらいいるか。調査するという話でしたが最終的にはやっぱり熊本から今度はチャーター作って向こうに持っていくということを形として示す必要があると思うんですけれども、いつぐらいにそういう形を目指そうと思っておられますか。
蒲島知事
まず今、台湾から、チャーター便で熊本に来て、高雄からの需要がどのぐらいあるかを図っているところです。それがとても良かったので、また延長されたと。将来的には2WAYチャーターというんでしょうか、そういうものがあり得るのではないかと思っています。
私が決めるわけではないので、可能性ですが、2WAYチャーター便で、熊本からどのぐらい行けるのかと。今、熊本側は小林企画振興部理事を中心に、首席交渉官ですが、彼が交渉していますけれど、そこでの潜在的な需要のあり方を相手方に示す。それが一つと、実際に定期便となった時に、例えば多くの企業があります。その企業が高雄に関連会社をたくさん持っている。あるいは取引先があるというような場合に、その会社の潜在的需要はどのぐらいあるか。それも計算が大体できるのではないかと(思います)。
もう一つは修学旅行を含めた、高雄市とのあるいは台湾の高校、中学、小学校、そういう所との交流と言いますか、それも計算できる。目標は分かっています、年間6,000人だと。それだけあれば考えるということですから、目標が分からないままやみくもに走っても難しいでしょうが、一般的な観光客、ビジネス客、修学旅行、そういう需要がどのぐらいあるかということを計り、それが6,000人に及ばなかったらもう少し様々な方法でそれを増やす方法、政策的な方法を考えると。
そして、最終的に向こう側も会長、社長の指示で、交渉人が決まりましたので、交渉人が交渉して、決着が付くのではないかと思っています。
そういった時に、2WAY、アウトバウンドとインバウンドのチャーター、両方のチャーターもあり得るというように私は思っています。
Q
それをいつぐらいに実現したいとお考えですか。
蒲島知事
相手があることですので、何月何日とはとても言えませんが、なるべく早く(と考えています)。
「アジアとつながる」というのが私の(戦略における)4大目標の一つですので、これはとても大きな目標だと思うし、達成できる目標ではないかと思っています。今日は(担当課の)交通の方から来ていますか。いつ頃とは言えないですね。
【交通政策課】
先程、知事からも話がありましたように、現在、チャイナエアライン側とお互いの窓口を通じて交渉中でございます。
Q
それは当然高雄ということですか。
蒲島知事
(台北と高雄の)両方か高雄だけかよく分かりません。ただ、高雄の人から見ると、わざわざ新幹線で台北まで行って、そこから熊本に行くというのは、とても時間のロスなんです。そうするとちょうど熊本から福岡に行って、福岡から台湾に行くその時間的なロス(と同じです)。
Q
いや、熊本から台湾に行く、行き先は高雄ということでしょうか。
蒲島知事
どっちでもいいのではないでしょうか。高雄にまず行って、それから台北から帰る。同じチャイナエアラインであれば。そのそんな距離があるわけではないですから。
(幹事社)
最後に一つ。
質疑応答
「水銀フリー熊本宣言」について
Q
また話を変えます。水俣条約が無事終了しました。その中であの最中に本当はお聞きしたかったんですけれども、知事がいわゆるマーキュリーフリー宣言をあの場でされました。
熊本県というのは、誰でも知っていますが、あそこの会場の一つとなった水俣の埋立地にまだ未処理のままの、いわゆる原因物質がそのまま封じ込められています。それについて、一部の団体かも知れませんけれども、やはり回収すべきではないかとか、そういう御意見もあります。
水俣条約の趣旨からしても、やはりそれは何らかの形で考えなければいけない。ただこのまま、今のままの現状をずっとしておけばいいという話ではないと思うんですよね。条約の趣旨からすれば。それらについて知事はどうお考えでしょうか。
蒲島知事
すべての政策には優先順位があると思います。例えば、お医者さんが使っている血圧計、その中にも水銀が入っています。では、それもみんな悪なのかというと(そうではなく)、私はある意味、医師の部分で密閉して管理されている、そういう完全管理下にある水銀を急いで回収して、そしてその水銀を取り出しても、それをどうしていいか分からない(ではいけないと思います)。回収技術はあるとしても、保存技術がまだ完璧ではない。そういう管理されたコントロール下にある保存法(である)として、まだそれは手を付けなくていいと思うんです、今はね。同じようにこのエコパーク水俣のあれ(埋立地)に封じ込めています、今はね。永久に封じ込めるかどうかは、それは人知の及ぶところではないんですが、今のところ管理されている。モニターしていますので。それを将来的にどのようにして封じ込めていくか。あれを全部掘り出して、他の所に持って行って、それがものすごく安全かというと、私はそうではないと思うんです。
だから今の封じ込めをいかに完璧に封じ込めるかという方策は、やっぱり長期的には考えていかなくてはいけないでしょう。
でも、もっと早く出来ることは、今、捨てられている水銀をどうするか。そして、(どう)管理下におくか。そしてそれを(外に)出さないか。少なくとも熊本においては、それをどこの県よりも率先してやりたい。だから、「ごみゼロ宣言」ということを熊本県も今、言っていますが、ではごみをゼロにできるかというと、それは皆さんもご存知のようにできません。
ただ、少なくとも今、熊本県のごみの排出量は、全国最低であると。そういう(ごみゼロ)宣言をすることによって、その方向に向かって、人もお金も付けると。そして、言ったことは守るというのが私の主義ですので、その方向に向かってとにかく予算化しようと。それも早急に予算化しようと。
様々な方法がありますが、それでも県でできないこともあります。集めた水銀をどうやって保存するかという保存方法に関するもの。だから、出さないということは保存しなくてはいけない、日本で。それはとても難しい問題です。だから国への政策提言(を行う)。県も政策提言するだけで、それまで何もしないのではなくて、やれることをやる。例えば、蛍光灯をLED化する。そして県内の水銀の廃棄物を適正に処理していく。そして、集めた水銀は絶対外に出さない。そういうような覚悟というのを示したものがこの前の水銀フリー宣言であると思っています。
Q
本当、もう来年度予算、もしくは12月の補正予算あたりで、そういうシステムを熊本で構築しようというような何らかのお金を付けられるというお考えですか。
蒲島知事
私があそこで、水銀フリー熊本宣言をしたということは、その覚悟で(います)。ただいつ、何月、予算をいくらつけるとか、ここではまだ言えませんが、その覚悟であるということです。知事の覚悟は、県の覚悟だと私は信じています。
Q
覚悟でしょうし、ああいう外交会議の場で、自治体の首長が国際公約みたいなことをされるのも、ほとんど珍しいケースだと思うので、それだけの覚悟だと思うんですけれども。
蒲島知事
珍しいというよりも、水銀公害、水俣病を経験した、県の知事としては当然だと私は思いますけど。
(幹事社)
よろしいでしょうか。ちょっと時間ですので。
Q
学力テストは分からないんでしょう。
【事務局】
確認の上。
蒲島知事
すみません。もう1問だけ、時間がないので
質疑応答
水俣条約外交会議について
Q
その宣言の英文の中に、The Governmentという主語がですね、それとちゃんとThe national and prefectural governmentと書いているところがある。もう1つはWeという使い方をされているところがあるんです。We、我々は。この使い分けの意味をちょっと教えてください。
蒲島知事
英語のとおりですが。
Q
すみません。英語が分からないんですよ。
蒲島知事
だからちゃんと、National Governmentの時は国の。
Q
国と県という意味ですね。
蒲島知事
国と県でちゃんと分けて。
Q
そこはちゃんと区別されていて、その後the governmentというだけの主語があるんですけれども、それはもう政府、日本政府という意味で。
蒲島知事
それはそうですね。prefectural governmentと言ったら私のことだし、Weというのは日本人全部。Iというのは私のことです。だからIが多いでしょう。
(幹事社)
ありがとうございました。
(以上)