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唾液による「がん検査キット」の助成について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006695 更新日:2020年8月1日更新

ご意見、ご提案の内容

 神奈川県では、唾液による「がん検査キット」の助成を行っているという話を聞いたが、熊本県でも検討をお願いしたい。

県からの回答

 御提案のありました神奈川県の「唾液によるがん検査キット」への助成は、未病(病気と健康の間の状態)に関連した新たな産業の創出を目的とした神奈川県独自の事業の一つです。
 がん検診については、国が、早期発見によってがんの死亡率を減少させることを目的として、多くのがんの検査がある中で、その有効性が示された胃がん・大腸がん・肺がん・子宮頸がん・乳がんの検査方法や対象年齢などを定めた指針を示しています。
 本県においても、この指針に沿って、市町村や検診機関とともに、がん予防の健康教育やがん検診の受診勧奨に取り組んでいます。
 一方、「唾液によるがん検査」は、がんに関する遺伝的傾向をみる検査で、国の指針に基づく検査方法ではなく、現時点では、がんの死亡率減少に結びつく科学的な根拠が明確になっていません。そのため、現段階で県として助成を行うことは難しい状況です。
 また、本県では、国の指針に基づくがん検診を受診している県民が、半数にも満たない状況にあることから、一人でも多くの方が5つのがん検診を受診されるよう、引き続き普及啓発に努めてまいります。
 この他に、がん予防の一環として生活習慣病対策にも力を入れており、企業や団体等と一緒に職場や地域ぐるみでの健康づくりを支援する「くまもとスマートライフプロジェクト」などに取り組んでいるところです。

(平成27年9月回答 健康づくり推進課)