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平成27年 8月 19日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006647 更新日:2015年8月19日更新

知事定例記者会見

日時:平成27年8月19日(水曜日)10時00分から
場所:知事応接室

動画
 動画はこちらからご覧いただけます。<外部リンク>

会見録
 知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

発表項目
 ラグビーワールドカップ2019熊本推進協議会の設立について

質疑応答

(幹事社)
 おはようございます。

蒲島知事
 おはようございます。

(幹事社)
 まず、知事のほうから発表項目をお願いいたします。

説明資料(PDFファイル:303KB)

発表項目

ラグビーワールドカップ2019熊本推進協議会の設立について

蒲島知事
 はい。

 本日は発表が1つあります。

 ラグビーワールドカップ2019熊本開催の成功に向け、本日、熊本市及び県ラグビー・フットボール協会等とともに、「ラグビーワールドカップ2019熊本推進協議会」を設立しました。

 本協議会を通じて、開催地の自治体と競技団体等、関係機関が一致団結して、広報活動による大会の認知度向上や受入れ体制の整備など、大会を盛り上げて参ります。

 具体的な目的については、今、画面のほうに映っていると思います〔※説明資料参照〕。

 具体的には、今年度は10月に開催されるラグビーワールドカップ2015イングランド大会の視察や、日本代表戦の迫力あるプレーが味わえるパブリックビューイングなどを実施します。

 また、同じ年に開催される女子ハンドボール世界選手権大会と一体となって、機運醸成や情報発信に取り組むことで、相乗効果を高めていきたいと考えています。

 さらに、2019年の大会開催も見据えて、外国人観光客に対するおもてなし向上を図るため、県、関係自治体、経済界が連携して、商店街等における「おもてなし力」の向上に向けたセミナーなどにも取り組んでまいります。

 本県の魅力を国内外に情報発信するビッグチャンスであると思っております。

 国際スポーツ大会の成功に向け、関係機関と連携しながら、引き続きしっかりと取り組んでいきます。

 本日の発表は以上のとおりです。

 全体像は、今、画面に出ているとおりですので、参考にしてください〔※説明資料参照〕。

質疑応答

ラグビーワールドカップ2019熊本推進協議会の設立について

(幹事社)
 よろしいでしょうか。
 知事、発表項目についてご質問です。

蒲島知事
 はい。

(幹事社)
 熊本大会開催の成功という時に、無事に試合を事故なく開催するとか、熊本のアピールをするとかいろんな項目があると思うんですが、知事のイメージとして、成功といった時に何を一番大切にされているのかというのを(教えてください)。

蒲島知事
 まず、安全に大会が運営されることですよね。そして多くの方々がそれを見に来て楽しんでいただくこと。特に青少年の方々がラグビーの本場の国際大会を見ることによって夢を持つこと。そしてその成果として、経済的効果が熊本にあれば、それはとても嬉しいことであります。
 それを皆で盛り上げようということで、一番の大目標はラグビーのワールドカップを成功裏に行うことではないかなと思っています。

(幹事社)
 ありがとうございます。関連して、インフラ面で競技場はそのまま使われるご予定だと思うんですが、とはいえ、多くの方を受け入れるので、新たなインフラ整備とか、後はボランティアとか、いろんな準備がこれから本格化してくると思うんですが、その辺で、力を入れていくといいますか、大きな物をいくつか準備しなくちゃいけない物、ありましたら教えてください。

蒲島知事
 競技場のハード整備については、これは本部の方と調整し、連絡・連携によってこれから進んでいくものだと思っています。

 もっと大事なことは、やっぱり「おもてなしの心」というんですかね、熊本県全体で、「おもてなしの心」を持って、この大会を迎えると。それでハンドボール大会も同じ年にありますので、連携しながらやっていかなきゃいけないなと思っています。

 それが最終的には、オリンピック・パラリンピックのキャンプの誘致にもつながっていくだろうし、いろんな意味で熊本を内外に発信できるチャンスでもあると思っています。

 その大前提は、大会が成功すること、そして多くの方々が見に来てくださること、そしてそれに感銘を受けていただくこと、そういう見てくださる人たちと、その競技の相互作用というのがとても大事になっていくんじゃないかなと思っています。

 そのためにハード整備以外に様々なことをやらなければいけない。その中心となるのが、今日設立される「熊本推進協議会」ということになります。

 当面のこの協議会の取組みは、イングランド大会の視察、そういうものになっていくと思います。

(幹事社)
 世界的にはラグビーはメジャーですけれども、まだ野球やサッカーに比べて国内では認知度が乏しいんじゃないかと思うんですが、その辺で国際大会を開催するにあたって、青少年の育成とか、そういう裾野を広げる体制づくりというのはどの辺で取り組まれるご予定でしょうか。

蒲島知事
 男子のハンドボールの世界選手権大会の時も、同じような懸念があったと聞いています。

 ハンドボールはサッカーや野球と比べると、それほど認知度が高くないんじゃないかと思われたそうですけれども、実際にやったら、ものすごく皆感銘を受けたということですので、触れることによって新たな認知度向上、そういうものが出てくるんじゃないかなと思っています。

 そういう意味では日本代表戦のパブリックビューイングを熊本県で設けたいと思っていますので、それを踏まえながらラグビーって面白いなと、素晴らしいなと、そういうふうに皆が思っていただければいいと思います。

 段々試合が近づくと報道もたくさんあるだろうし、それから関心も高まってきて、そして実際に試合を見にいらっしゃると、また関心が高まっていくと思っていますので、今現在の認知度のレベルのままということは私共は考えていません。

 それを上げていくという努力をしなきゃいけないなと思っています。

(幹事社)
 改めてなんですけれども、今の認知度はどれぐらい(だと思われますか)。

蒲島知事
 認知度はあまり高くないと思われますけれども、これは先ほど言いましたように、十分変わりうる、そして変わっていかなきゃいけないと思うし、それが協議会の大きな役割でもあるし、そしてマスコミの皆さんのご協力も必要だと思っています。

(幹事社)
 大会の開催にあたって、どういう試合が開催されるのかというのを熊本だけが会場ではないので、重要になってくるのかなと思うんですけれども、そういうのもこの協議会は担われるんでしょうか。

蒲島知事
 なるべく、いい試合を持ってきたいというのは、どこの競技場もそうですよね。たくさん人を集めたいし、いい試合があれば多くの外国の方もいらっしゃるので、その努力はずっと続けていくと思いますけれども、最終決断は本部のほうでやるというふうに思います。

 ただ、そういう「おもてなしの心」とか、それから会場の整備とか、様々な準備状況が整っていることが前提条件ですから、それを整えることがとても大事だなと思っています。

 それから、全国的な組織委員会は、試合の運営とか、選手の宿泊、輸送、各チームのサービス、チケット販売等、そういういろんな役割があるんですけれども、各開催都市はそれを支援すると共に、受入れ体制を整備して、大会を盛り上げる役割を担っています。

 そういう意味では、きちっとした受け入れ体制と(大会の)盛り上げのために、この協議会も大いに役割を果たしていただきたいと思っています。

(幹事社)
 すみません。もう1ついいですか。
 パブリックビューイングなんですが、場所が調整中とあるんですけれども、これは各地でたくさんあるようなイメージでいらっしゃるんですか。

蒲島知事
 私の理解では、そんなにたくさんあるという感じではない。〔※事務局に向かって〕2ヶ所ですか。

(事務局)
 各9月23日、10月3日と、2回日本代表戦がこのパブリックビューイングで計画いたしております。
 今のところ、各々1ヶ所で行う予定にしております。

蒲島知事
 日本戦がある限りあるんですね。

(事務局)
 予選リーグ、確実なのは予選リーグですので、その2日間行う予定です。

Q
 それでは、もう1点よろしいですか。

蒲島知事
 はい。

Q
 開催地の首長、県知事と大西市長も行かれるということでよろしいんでしょうか。

蒲島知事
 イングランドですか。

Q
 イングランドです。

蒲島知事
 はい。
 まだ今、調整中でありますけれども、私が行くかどうかについてはまだはっきりしていません。

Q
 はっきりしていない(ということですね)。

蒲島知事
 むしろこれは、どういうふうにやっているか、例えば宿泊であるとか、輸送、ボランティアあるいは警備、それから都市の装飾、ファンゾーン、関連イベントなど、どっちかというと、専門的なものを精力的に見てきてもらって、それを熊本でやる時にどういうふうにするかと、そういう視察の意味が大きいような気がします。

Q
 今回、同じ年に開催されるハンドボールとも連携を取ってということで、ハンドボール協会のほうも委員の方が入っていらっしゃいますけれども、これは、ハンドボールはハンドボールで、別に同じような推進協議会が今後立ち上がってくるという(ことでしょうか)。

蒲島知事
 ハンドボールはハンドボールでまた別の組織があると思いますけれども、やっぱり連携をとらなきゃいけないので、ハンドボールの関係者の方もこの協議会に入っていただいていると、それがスムーズにいく1つの要因じゃないかなと思っています。

 県庁の職員も大変だと思いますけれども、同じ年に、この2つの世界大会を(開催するということは)。

 ただそれだけ相乗効果も大きいと私どもは思っていますので、大いなるチャレンジをしていきたいと思っています。

Q
 ラグビー関連でよろしいですか。

蒲島知事
 はい。

Q
 知事、先ほどなるべくいい試合を持ってきたいとおっしゃいましていましたけれども、6月の定例県議会でも話題になりましたが、Aクラスのその試合を持って来ようと思ったら、メインスタジアムの客席数が足りないという問題があると思うんですけれども、それに関して例えば庁内で検討が進んだとか、例えばこれだけ客数をこういうかたちで増やそうとすると、どれぐらいの費用がかかるとか、そういう検討は今庁内で進んでいるんですか。

蒲島知事
 それについては事務局のほうから(説明します)。

(事務局)
 今、組織委員会のほうと打ち合わせをやっているところです。

 現実に、何回か見てもらった中で、どの程度増やせばどういった感じ(になるのか)、これから詰めていく段階になっていますので、詳細なデータというのはまだあがってきていない状況です。以上です。

Q
 国際スポーツ大会推進本部を既に設立されていると思うんですけれども、今回のこのラグビーの推進協議会と、具体的にどういう違いがあるのか(教えてください)。

蒲島知事
 連携をとりながらやっていくと思いますけれども、それについては違いをちょっと(事務局から説明します)。

(事務局)
 推進本部のほうは県庁の、いわゆる部長級の関係部局の職員に入ってもらい、全庁的に進めていく組織でございます。
 今回の推進協議会は県、熊本市、協会等と、全体オール熊本という感じでやっていくための推進協議会という役割になります。

(幹事社)
 各社さん、他の質問でもあれば、よろしくお願いします。

質疑応答

県市政策連携会議について

Q
 7日にありました熊本市との政策連携会議のことで、ちょっとお尋ねしたいと思います。

蒲島知事
 はい。

Q
 先ほど発表項目のなかでも「おもてなし」の重要性について触れられたところで、その時の連携会議のテーマも「おもてなしの向上」を県・市で進めましょうという合意内容だったかと思います。

 ただ、そのトップ同士の協議事項として、そのすみません個人的な感想にはなるんですが、やや小粒な印象を私自身は受けたんですが、今後、自治法の改正で、政令市とその都道府県の間で、法定の連携会議を置かなければならないというのが来年度からあると思うんですけれども、そういうことも加味しながら、今後、今あるその連携会議というのがどういうテーマを協議事項としながら進んでいくべきだと思っていらっしゃるのか、または、その法定会議等の関係性を知事ご自身どういうふうに整理していこうと思っていらっしゃるのかというところをお尋ねします。

蒲島知事
 既に、この法定というのは、なんでこのことが出てきたかというと、政令指定都市と県の仲が、大体平均してよくないということで、法律で決めようと、こういう会議が決まったわけですね。

 そういう意味では、実質的には我々はもうずっと、幸山市長の段階から県市連携会議を行っていましたので、別にその法定のための会議を作らなくても役割は果たしてきたと思っているんですね。

 ただ、法定でありますので、当然その方向でも進むと思いますけれども、どういうメンバーになるかということだけがこれからの検討課題になるんじゃないかなと思っています。

 メンバーが法律で決められたとおりでいくのか、強制力がないんですよね。メンバーについては。それで今検討を行っているところであると聞いています。

(事務局)
 すみません。ちょっと、補足しますと、今、知事が言ったのは議会を入れるかどうかというのが任意になっていますので、そこの意見交換を行ったというのが前回の会議です。

蒲島知事
 ただ、大事なことはちゃんと県市連携ができている、そういう体制がとれるかどうかというのを今回法的な整備が行われたということでありますので、実質的に我々はやっていたということがとても大事だし、それに沿ってやったとしても、たぶんそれほど変わらないかたちで県市連携会議が開かれ、連携が行われると思っています。

Q
 現状ある、幸山市長時代からある組織については、このまま残していくというお考えで(しょうか)。

蒲島知事
 ちょっとそこまで、踏み込んだかたちでの結論はまだ出ていません。
 これから、それについても考えていく(ということです)。
 この前の話し合いも、そういうことも話していましたので。

Q
 知事ご自身今後どういう内容、政策テーマを俎上に載せていくべきだとお考えなのか、それと過去のその連携会議では、藤崎宮の県野球場なんかの課題整理も俎上に挙がったりしていますけれども、これまで、合意事項に至らず、今後の検討課題となってきたテーマについての、今の検討状況もあわせてお願いします。

蒲島知事
 はい。

 これまで、どういう話題をもっていくかというのは、県と市でその時々の重要なテーマといいますか、争点といいますか、それについて話し合ってきました。多くの話し合いが行われて、また多くの合意も行われました。

 一番私にとって印象に残っているのは、水銀フリー社会の実現、これは熊本市も同意してくださったので、全市町村が今水銀フリー社会へ向かっていっています。

 そういう意味での県市連携会議の重要性は、私はとても大きかったなと思っています。

 ただ、合意に至らないものもありますよね。あまりにもこうテーマが大きすぎたり、あるいはお互いの考え方が違ったり、あるいは財政的な問題とか様々な問題があるので、それについては、また必要性があれば話し合いの場に登場するんじゃないかなと思っています。

 大事なことは、やっぱり日々の政策運営に県市連携が必要な場合と、それから長期的な県市連携が必要な場合、そういうのもたぶん出てくるんじゃないかなと思っています。

Q
 すみません、関連して今の知事のお答えにも少し重なるかもしれませんが、法定の会議よりもはるか前から、この熊本県と熊本市の連携会議というものを続けている中で、逆に今後その法定の会議をどうするのかということも見据えながら、これまでやってきた連携会議の課題というんですかね、こういったところがその会議全体の、その政策テーマの課題というよりも、会議全体の運営とかあり方も含めた課題というのはどういうところにあったというふうにお考えですか。

蒲島知事
 あんまり、課題というのを感じたことがありません。とても率直に、それぞれの考え方を述べて、その考え方についてどういうふうな合意があったかということはちゃんと記者会見の席で発表して、皆様方がどういうことが話し合われてどういう結論になったかというのがちゃんとわかるような形になっています。私自身は課題を感じていません。うまくいったなと思っています。ただ、法定ということですので、それに沿ってこれまでの県市連携会議を併せるのか、あるいは違うかたちでやるのか、それについては今後検討が必要だと思っています。
 ただ、うまくいっていることは確かです。

Q
 知事すみません。
 先ほど具体的な政策テーマとして、今後何か考えていらっしゃるものございますかというお尋ねもしたところだったんですけれども。

蒲島知事
 ちょっと、私が勝手に、こういうことを考えていますということはこの場でコメントできません。
 これはやっぱり市とどういう問題が共有できるかという話し合いのもとで争点化してくものですからね。

Q
 すみません。さっき少しお話に出た、県営野球場の移転については、今現在ではどういうお考えでいらっしゃいますか。

蒲島知事
 テーマとしては出てきましたけれども、私の印象ではちょっと合意には至らなかった(と思います)。特に財政的な面も含めて、県市連携会議で決めましたというような問題ではないと思いますので。
 今日担当者は来ていますかね。

(事務局)
 先ほどの県営野球場の問題については、この県市会議の中では課題を整理してということで始まっております。

 それぞれが、今の現状とか問題点をきちっと整理するというのが今の作業でございます。

 ですから、この前はその作業を行っているということを確認しただけで、今後の方向性については何も確認したことはございません。

 まだ作業中ということです。

質疑応答

戦後70年の首相談話について

Q
 知事よろしいですか。

蒲島知事
 はい。

Q
 先週の金曜日ですけれども、総理が戦後70年談話を発表されています。

 談話は読み方によって非常に評価が分かれる、そういったものだと感じたんですけれども、知事ご自身は、その評価でもいいですし、読んでの感想でもいいですし、その戦後70年談話をどういうふうに受けとめたかという個人的な感想でも構いません(ので、お聞かせください)。

蒲島知事
 はい。個人的な感想とか、評価についてはちょっと控えさせていただきますけれども、私も知事をやって様々な判断をしなきゃいけなかった。たぶん同じように厳しい判断を安倍首相もされたんだろうなと、その判断の中でああいう談話が発表されて、それでその後の世論調査ではそれなりの評価を得ているということではないかなと思っています。

ただ、大事なことは政治家というのは、逃げられないんですよね。だから談話を出すと言った時に、その様々な葛藤の中で、安倍首相もあの談話を出されたのではないかなと思いますので、その苦しみは私も知事としていくつも決断を行いましたので、理解しなきゃいけないなと思っています。

 で、その談話の評価についてはちょっと私自身のほうから(は控えます)。これはもうマスコミのほうもそうですけれども、完璧に分かれていますので、ただ、そういう難しい状況の中で安部首相もああいう談話を出されたと、だから苦しみもあったんだろうなと思いながら読んだところです。

質疑応答

香港事務所について

Q
 もう1点だけよろしいですか。

蒲島知事
 はい。

Q
 熊本(県)は肥後銀行と、熊本香港事務所の件なんですけれども、何度か聞いたんですけれども、もう1度、ちょっと確認させていただきたいんです。

蒲島知事
 はい。

Q
 今回のその香港事務所の開設の意義というのは、1つは農産物輸出の促進、もう1つは観光誘致、第3に地元企業のアジア進出の後押しと、この3つというふうに考えてよろしいんですか。

蒲島知事
 その他に香港線を一生懸命進めていますので、香港-熊本線ですね。
 それがうまくいくためには、香港事務所の役割はとても大きいんじゃないかなと思います。

Q
 民間交流ということですか。

蒲島知事
 民間交流よりもこの…

Q
 インバウンド、アウトバウンド(ですか)。

蒲島知事
 熊本と香港の…

Q
 路線ですね。

蒲島知事
 航空路線の問題に向けて…

Q
 路線の開設に向けた交渉も含めてということ(ですか)。

蒲島知事
 それに向けて今一生懸命やっていますので、それが成功すれば、香港事務所の役割というのはとても大きいんじゃないかなと思っています。

 それから、私も香港に何度も行きましたけれども、香港のビジネス界の方々はとても信頼がおけるんですよね。

 熊本が農産物輸出で困った時に、何とかしましょうと言ってくれたのが、YATA(ヤタ)デパートの社長さんですけれども、ちゃんと本当にやってくださって、そういう意味では、一度言ったことは守る社会なんですね。

 そういう意味では、とてもビジネスがやりやすい。それからほとんど自由貿易ですから、特に農産物はほとんど(海外から)買っていますので、安全な熊本の農産物の輸出先としてもとても大きいんじゃないかなと思っています。

 ヤマト運輸さんも、肥後銀行と熊本県とヤマト運輸さんと連携をとっていますので、その輸送面においてもたぶん香港事務所の役割は大きくなると思っています。

 この前のテレビで、放映されていましたけれども〔※テレビ番組ではなく、ANAの機内番組のこと。9月からANA機内で放映予定。〕、熊本の農産物をいかにしてヤマト運輸さんが、その日のうちに、24時間から30時間以内ですかね、香港に届けるという、そういう番組をやっていましたけれども、イチゴと、それからもう1つはあれは何でしたかね、熊本産の果物をとにかく届けると、何だったかね〔※実際はメロン〕。

 (〔※事務局に向かって〕見ていないんだね。あなた達は。(笑))私は一生懸命見ましたので。

質疑応答

県知事選挙について

Q
 知事すみません。最後に。

蒲島知事
 はい。

Q
 毎度、毎度のご質問ではあるんですが、2期目の残り7カ月ぐらいというところですけれども、安倍総理の談話に関しても政治家として、思いを感じられたようなお話ありましたが、知事そこら辺の決断は現在いかがでしょうか。お考えのほう(をお聞かせください)。

蒲島知事
 前から言っているように、まだ熟慮中でありますけれども、一般的に言って、決断するための条件といいますかね、1期目、2期目で、知事として十分県民の負託に応えたかどうかということ。それから3期目で私が果たすべき役割があるのかと、それから私でなければ出来ないことがあるのかとかですね。それから私がやることで、県民の幸福量がより上がるのかどうか。そういうことを様々考えながら、これから決断していかなきゃいけないなと思っています。

 最終的には県民の方々が、県民がどう考えられるかというのが一番大きいんじゃないかなと思っています。

Q
 決断の時期に関しても熟慮中ということですか。

蒲島知事
 はい。

Q

 すみません、今のに関連なんですが、ちょうど、来月県議会がありますけれども、4年前も9月の定例県議会、9月は代表質問がありますので、4年前も代表質問の際に、当時のその2期目の再選を目指すのかどうかというその知事の去就について、9月県議会のタイミングで、代表質問で質問があったと記憶しているんですけれども、例えば今度の9月議会でですね、会派代表からその知事の今後の3期目を目指すのかどうかという去就について質問が問われた際に、そのタイミングでも、仮に例えばその熟慮中ということであっても、そのことも含めて問われれば答えるということでしょうか。
 その辺をお伺いします。

蒲島知事
 どういう質問があるかによって、判断しなきゃいけないと思っていますので、この段階ではまだ熟慮中です。

Q
 その決断は、いつまでに、いつまでというか、どれほど前までにすることが望ましいと思われますか。

蒲島知事
 望ましいというか、それは例えばこれまでの例でいいますと、1期目の私が出馬表明したのは、1月のたぶん9日だったと思いますけれども[※正しくは1月11日に表明]。

 それから2期目の時は、12月の議会だったと思います。

 だから決まってはいないんですよ。

 ただ、それほど遠くない時期であることはいずれにしても言えると思います。

Q
 冬あたりを大体目処としていらっしゃいますか。

蒲島知事
 いや、まだそれも熟慮中です。

Q
 今、お話の中でも県民がどう考えていくかが判断のポイントになるというお話でしたけれども、その県民がどのように判断しているか、どう考えているかというところの吸い上げといいますか、どうやってそういった民意を量ろうというふうにお考えですか。

蒲島知事
 これはいろんなかたちで、民意がどういうものかというのは肌感覚でやっぱり感じなきゃいけないというのが政治家じゃないですかね。

(幹事社)
 ありがとうございました。

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