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生涯学習センター主催「県民カレッジ」の講座について
ご意見、ご提案の内容
熊本県食生活改善食育指針の更なる普及を目指して、現在生涯学習センターが主催している県民カレッジの中に食育講座を新設してはどうか。
県からの回答
本県では、平成26年3月に策定した「第2期くまもと夢への架け橋教育プラン」の基本的方向性の1つとして、生涯学習の推進を位置づけており、県民の皆さんが「いつでも、誰でも、どこでも学べ、その成果を適切に生かすことのできる生涯学習社会」づくりのための学習機会及び成果活用の場の提供を推進しております。
特に、「くまもと県民カレッジ」は、県・市町村・大学等教育機関などと連携して学習機会を提供するシステムであり、平成14年の開設以来、多くの方にご利用いただいております。この県民カレッジが、県民の皆さんの生活をより豊かに広げるきっかけとなるよう、〇〇様のご意見につきましても、教育委員会と共有し、今後の運営に生かして参ります。
教育委員会からの回答
はじめに、主催講座のプログラム作成過程についてご説明いたします。
大学や行政、民間事業者、受講者代表などで組織する運営委員会において開設講座の分野を検討し、その後、専門家で組織する企画委員会の助言を受けて具体的なプログラムの作成に入っており、プログラム完成までに2年間をかけております。
〇〇様からは「食」に関するコースの実施をご提案いただきましたが、県としましても、「食」を県民カレッジの重要な学習領域と位置付けており、毎年度何らかの形で実施しております。「食」の領域は多分野にわたりますので、これまでも家庭教育、健康、環境、歴史、文化、地域学などと関連付けたプログラムを提供してまいりました。また、平成25~26年度にかけては、主催講座とは別に食育モデル講座をパレア及び県内各地で実施し、今年10月に開講する後期主催講座においても、食と健康をテーマとしたコースの開設に向けて準備を進めているところです。
また、県民カレッジは、県内14の大学や高等教育機関で組織する「大学コンソーシアム」の全面的な支援・協力をいただきながら実施しており、講師の派遣だけでなく、実験・実習等では施設・設備の利用についても協力をいただいております。
今年度の「大人の理科コース」については、熊本県立大学のご協力をいただき、3回のうち2回を同大学の実験室で行っておりますが、学生からのアシストを受けることができるため、受講生の皆様から好評をいただいております。
ご提案の中にありましたパレアにおける開催については、様々な講座毎に必要な設備を備えることが難しいため、施設・設備の面も含め、今後も、このような連携を図っていきたいと考えております。
今後とも、県政へのご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げますとともに、くまもと県民カレッジへの一層のご支援をお願い申し上げます。
(平成27年6月回答 社会教育課)