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ハートフルパスを廃止してください

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006626 更新日:2020年8月1日更新

ご意見、ご提案の内容

 私は、普段車いすを利用しており、車を障がい者用駐車場に停める際に、ハートフルパスを取得していないことで、駐車場の管理者等から文句を言われたり、張り紙をされることがある。一方で、ハートフルパスを不正に利用する人がいるため、本当に必要としている方が車を停められない状況もある。そのような制度は廃止すべきであり、普及させるのであれば適正な利用の取り締まりを行うべきではないか。

県からの回答

 御意見をいただきました「熊本県障がい者等用駐車場利用証(ハートフルパス)制度」は、障がい等のない方が障がい者等用駐車場を利用するケースが後を絶たないことから、障がい者の方などからの要望を受け、本当に必要な方が駐車場を利用できるようにするために、平成20年1月に導入したものです。

 今回、〇〇様から、利用証をお持ちでない方にとっては、かえって駐車に支障を生じている状況があるとの御指摘をいただき、制度の運用の難しさを感じております。

 一方で、利用証を掲示することで、外見では判断しにくい内部障がいのある方や難病の方、妊産婦の方なども利用しやすくなるため、利用者や施設管理者からはおおむね高い評価をいただいています。

 また、この制度は、利用者、協力施設を含めた県民相互の思いやりのもと、多くの方に利用されていることから、廃止や罰則を設けることは考えておりません。

 県としましては、利用証の有無にかかわらず、障がい者等用駐車場を本当に必要としている方が適切に利用できるよう協力施設に改めて周知するとともに、適正利用の啓発にも取り組むことで、これまで以上に県民の皆様に信頼していただける制度になるよう努力して参ります。

(平成27年5月回答 健康福祉政策課福祉のまちづくり室)