本文
計画停電に関するご意見
九電の計画停電は原発を再稼働したいがための嫌がらせのような気がします。毎日何時間も停電するほど切迫しているとは信じられません。県はしっかり精査して県民に発表すべきです。また、熊本の水を利用した小水力発電や太陽光等の発電能力をもっと増やしてください。原子力に頼らない電気の将来を早く実行してください。(県内 60代)
県からの回答
このたびは、「知事への直行便」をいただきありがとうございました。
まず、ご意見いただきました九州電力の計画停電に関しましてご説明させていただきます。九州電力の今夏の電力需給の見通しについては、国において「電力需給に関する検討会合」及び「エネルギー・環境会議」の下に設置された「需給検証委員会」において、専門家等の第三者委員による検証が行われております。
なお、計画停電は実施しないことが原則で、万が一電力が不足する場合に備えたセーフティネットとして準備が進められているものであり、実施が決まっているものではありません。
万が一、計画停電の実施が見込まれる場合には、まず、前日の午後6時頃にそのことが国及び九州電力から発表されることとなっております。この段階におきましても、皆様の更なる節電のご協力があれば、計画停電を回避することができます。ただ、節電によってもなお電力が不足する場合には、計画停電が実施されることとなり、その2時間前に、最終的な実施の発表が行われることとなっております。
毎日計画停電が実施されるのではとのご懸念につきましては、以上のように、計画停電は毎日実施されるというものではなく、万が一電力が不足した場合に実施されるものであることをご理解いただければと思います。
次に、小水力発電や太陽光発電など新エネルギーの推進についてですが、本県は住宅用太陽光発電システムの補助やメガソーラーの誘致、県、市町村、企業、NPO等からなる熊本県小水力発電研究会の立上げなど、太陽光発電・小水力発電などの新エネルギーの導入促進の取組みを積極的に推進しているところです。
今後も、「未来型エネルギーのトップランナー」として新エネ・省エネの先進県を目指し、新エネの導入促進と省エネの取組強化で家庭の電力消費相当量を賄うという目標を掲げ、県の重点施策としてしっかり取り組んでいきたいと考えています。
(平成24年7月回答)担当課:エネルギー政策課