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放射能に関するご意見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006371 更新日:2020年8月1日更新

 福島原発事故の放射能漏れによる大気汚染、水道、農作物等の検査体制、対策等は取られていますか?もし、なされてなければ、明らかに長期化するはずなのに、危機管理がなさすぎるのではと思いますが?
 九州だからといって、のんびりかまえるのではなく、備えあればで県民を安心させていただきたいものです。 (県内 40代)

県からの回答

 熊本県では、平成元年から環境放射能調査を実施していますが、平成23年3月11日に発生した東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故に伴い、同日から調査を強化し、休日も含めて毎日、空間放射線量率(1時間あたりの空気中の放射線量)、水道水及び降下物(地上に降下した大気中のチリや雨)の測定を行っています。3月17日からは、毎日その結果を県のホームページの「重要なお知らせ」の欄に掲載するとともに文部科学省のホームページとリンクさせて、熊本県での過去の測定結果及び直近の全国の測定結果と比較できるようにしています。
 今まで毎日測定している空間放射線量率は、過去の測定結果の範囲内で推移しており、降下物及び水道水では、ヨウ素−131等は、検出されていません。
 しかしながら、4月12日には、平成23年3月1日から4月1日までに採取した1ヶ月間の降下物の累積で、健康に影響がないごく微量のヨウ素−131、セシウム−137を検出したため、その旨報道発表を行うとともに県のホームページでお知らせしたところです。
 県では、今後とも強化した現状の調査体制で環境中の放射能の推移を把握し、県民の皆様に対してその情報を迅速にかつ継続して提供していくのはもちろんのこと、事故発生地域の情報及び熊本県を含めた全国の環境放射能調査結果を注視しながら対応して参りますので、一層のご理解をいただきますようよろしくお願いいたします。
(平成23年4月回答)環境保全課

回答後の状況

 5月18日には、平成23年4月1日(午前9時)から5月2日(午前9時)までに採取した1ヶ月間の降下物の累積で、健康に影響がないごく微量のヨウ素−131、セシウム−134、セシウム−137を検出したため、同様にその旨報道発表を行うとともに、県のホームページでお知らせしています。