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路木ダム建設事業に関するご意見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006342 更新日:2020年8月1日更新

 水の無い生活が如何に過酷なものであるか、理解することは難くありません。
 ただ、水を得たいという理由だけでダム建設に賛成している方にとって、ダム以外で水が得られるのであれば、その方々にとって、たとえ水があってもダム建設に賛成されるのか疑問が残ります。
 仮にダムが建設されたとして、(1)水門管理について具体的に決められているのか、(2)ダムは建設したが、不都合が起こったから取り壊しをという要望が更に求められた時の、住民の総意としての責任を受けることに納得できるのかについて住民の意思を確認する必要があると思います。知事には、これらを加えて、総合的にダム建設の適否を判断していただきたいと存じます。
(県内、50代)

県からの回答

 私は、去る6月3日、路木ダム建設事業を継続することを表明いたしました。
 路木ダムについては、その建設を決めた当時から16年が経過しており、さらに路木ダムに関する様々な意見や疑念がある以上、私自身が、ダム建設事業の内容を再確認し、しっかりと県民の皆様に私の考えを丁寧にお示しする必要があると考えました。そのため、今回、治水・利水及びダムが環境に与える影響と財政的な観点から、改めてこの事業について確認作業を行いました。その結果、水が安定的に手に入るという安心感を天草市民の皆様に実感していただくこと、また、洪水に対して安全・安心な地域をつくるためには、現在のダム建設事業を継続することが最も適切であることを確認し、ひいては県民の総幸福量が増大するものと確信いたしました。
 今回、確認作業を行うにあたっては、県民の皆様をはじめ、様々な方々から多数のご意見をいただきました。全てのご意見が、私の判断のための貴重な材料となりました。ご意見をいただきました皆様にあらためてお礼申し上げます。
 なお、熊本県のホームページには、確認作業の検証結果や路木ダムに関する一部報道に対する県の見解等を掲載していますので、御覧いただければ幸いです。
 最後になりましたが、お返事が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
 今後とも県政へのご理解、ご協力をいただきますようお願いいたします。

(平成21年8月回答)知事