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循環型社会に関するご意見
循環型社会の国際モデル都市の創造を目指して、八代で活動しています。団体名は、「地球温暖化防止を八代から世界へ」通称”COBYS”です。
活動の中で、「ライトダウンINやっちろ」という15分間の消灯運動を毎年12月25日の夜にやっています。去年から、熊本全県でもするようになりました。ただ、この運動には、思いがもっと必要だと思います。
地球温暖化の防止をするとか、県民の啓発をするのみならず、熊本県を世界のモデルにする・・国際モデルにして、世界中から見に来てもらって、それを真似てもらって、地球をよくしていくような、そういう志、理想、を掲げて、訴えて、全県民を巻き込んでいくことが、必要だと思います。
そして、それをみんなで共有し、できれば、その理想を全部所、全県民、全団体、企業の活動に織り込んで、家庭でも職場でも、学校でも、世界のモデルになることを、目指していけば、節約、心の教育、新しい技術、世の中を良くするための、考えられることが、自然とできていくようになるのではないかと考えます。
どうか、循環型社会の世界のモデルを目指し、県民全体を巻き込む、理想、ロマンを訴えていただければと思います。
(県内 40代)
県からの回答
循環型社会についてのご意見ありがとうございました。
近年、地球温暖化の影響によると指摘される熱波や洪水などの異常気象が世界各地で多発し、水や食糧の不足、伝染病のまん延が危ぶまれるなど、地球温暖化は、私たち人間をはじめ地球に暮らす多くの生き物たちの生存そのものに関わる深刻な問題になっています。
熊本県においても、地球温暖化防止については、県民の総力を結集して取り組まなければならない大きな課題であると考えています。
このため、今年8月、温室効果ガスの具体的な削減につながる取組を県民や事業者、NPO団体、行政、学校等が一緒になって、県民総ぐるみで進めるための新たな推進組織をつくりました。
県では、この推進組織を通じて、具体的な削減効果が見えるような運動を強力に進め、地球温暖化の防止に取り組んでいきたいと考えています。
毎年、八代地域で実施されている「ライトダウンINやっちろ」の活動は、電気を消して、地球環境の大事さを家庭や事業所、学校などで再確認するというものであり、県民への啓発効果は大きいと考えています。
本年12月の地球温暖化防止月間では、県内統一キャンペーンとして今回初めて、地球温暖化対策地域協議会と県地球温暖化防止活動推進センター、県などが連携して、県内各地で「キャンドルナイト&ブラックイルミネーション」を実施することとしました。
県では、このような動きを更に拡大するとともに、電気の一斉消灯に止まらず、私たち一人ひとりが無駄なエネルギーを一切使わないよう、県民の生活スタイルや企業の活動の見直しにつなげていきたいと思います。
熊本県の主役は、県民の皆さんであり、地球温暖化防止に向けては県民の一人ひとりが夢と信念を持ち、その実現に向けた一歩を踏み出すことが大切です。そのためには、県庁だけではなく、県民の方々をすべて巻き込んだ県民総参加で地球温暖化防止に取り組んでいきたいと思っています。
今後、一斉消灯など地球温暖化防止に向けた取組を更に加速させ、このような動きが全国規模で広まっていくものと期待しています。
(平成20年12月回答) 環境政策課