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熊本空港付近のトンネルの車幅と照明に関するご意見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0006318 更新日:2020年8月1日更新

 熊本空港付近のトンネルの車幅と照明についてお願いがあります。以下の点について、改善していただけないでしょうか。

(1) トンネル内の道路には路側帯がほとんどなく、また、往来が多く大型車両の通行もある割に道が狭すぎて危険を感じる。車幅を広くする工事を願いたい。

(2) 予算的にそれが難しければ、トンネル内の照明をもっと工夫していただきたい。ほぼいつも、設置されている照明が「全部は点灯していない」ので、特に中央付近で薄暗く視界が悪い。中央付近も常時明るくしていただきたい。しかもそのあたりがこのトンネルで両側から最も低い位置になっています。

 こういうトンネルは、多くの人が早く抜けたいという意識を持つはずで、そのために車速が上がる傾向があるように思います。ここは追突事故も多いのではないでしょうか。
 熊本に来て5年目になりますが、ここだけは未だに慣れません。全部点灯しないことに格段の合理的な理由があれば別ですが、少なくとも照明全般の改善を拒む合理的な理由はあまりあるようには思えません。
以上、ご検討ください。
(県内 40代)

担当課からの回答

 熊本空港付近のトンネルの車幅と照明についてのご意見ありがとうございました。
 まず、(1)トンネルの道幅を広げるご意見ですが、このトンネルは昭和46年に建設され、当時の規格にもとづいたものになっており、現在のように大型車が頻繁に通行する交通実態に対して、道幅が足りないことは承知しております。
 しかし、今のトンネルを広げることは構造上出来ないため、滑走路の下にもう一つトンネルを掘ることになります。このトンネルは、飛行機を運航しながら掘らなければならないため、高度な技術が必要です。そのため、莫大な費用がかかり、現在の県の財政状況のもとでは、実施することは当面難しいと考えております。
 そこで、県としては、このトンネルに集中する大型車を含んだ交通の分散を図る対策の一つとして、空港西側の国道443号の4車線化を進めているところです。
 次に、(2)トンネル内の道路照明へのご意見ですが、一般的にトンネル照明は、トンネル内を走行する運転者が、前方の障害物を安全な距離から視認するために必要な明るさを確保するように基準が定められています。さらに、出入口付近の照明は、昼間、運転者がトンネルに出入りする際に生じる急激な明るさの変化と、進入直後から起きる目の順応の遅れを緩和するため、より明るくする基準になっています。
 本箇所においても、この基準に従い、中央付近が出入口より暗くなっていますが、本箇所の照明は、設置後30数年が経過し、照明器具の老朽化が顕著であるため、ご指摘のとおり、中央付近が薄暗い状態となっています。そこで、平成20年度から最新の基準に基づく照明設備の更新工事に着手する予定ですので、工事完了後は、トンネル中央付近も現在より明るい状態になると思われます。
 また、トンネル内での視認性を高めるため、反射材を用いた視線誘導標の取替や年4回の壁面清掃、年2回の照明器具清掃等を行っており、引き続き安全確保の対策に取り組んで参ります。

(平成20年8月回答) 道路保全課、道路整備課