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ロアッソ熊本に対する増資
ロアッソ熊本へ県から増資がなされたが、増資の必要性があったのか。
県からの回答
平成16年に発足した「ロアッソ熊本」は、「日本一地域に根ざしたクラブ」を目指して、県内各地におけるサッカー教室の開催など、年間約200回にも及ぶ地域貢献活動を行っており、熊本のスポーツ振興や地域活性化に欠かせない存在となっています。
さらに、昨年度は、過去最高の入場料収入を得て、1,000万円の黒字を達成し、今年度も黒字が見込めるなど、地域に根ざしたプロスポーツ企業のビジネスモデルとして確立されつつあります。
そのような中、本年7月11日に、ロアッソ熊本を運営する株式会社アスリートクラブ熊本及び「ロアッソ熊本をJ1へ」県民運動推進本部から本県に対し、増資の要請が行われました。
ロアッソ熊本は、Jリーグの財務基準導入により、現在の債務超過が解消されないとJ2の参加資格を失ってしまう状況にあります。本県では、県民に夢や感動を与え、地域の活性化に貢献している「ロアッソ熊本」が、債務超過を理由にJリーグから撤退する事態は避ける必要があると考え、増資に応じることといたしました。
その後、県の増資発表が弾みとなり、多くの企業、団体、個人からの増資申込みがあっています。また、増資要請と併せて実施されている「ロアッソ熊本存続支援募金」にも、多くの県民の方々にご賛同いただき、支援の輪が広がっています。
県としましては、幅広い県民の皆様に支えられ、熊本を全国に発信し、子どもたちの夢にもつながる「ロアッソ熊本」を県民一丸となって支援していきたいと考えています。
(平成26年8月回答 地域振興課)
回答後の状況
平成26年9月末、ロアッソ熊本に対し、2015シーズンJリーグクラブライセンスの交付が決定しました。