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平成26年度モンバサダーツアーレポート
平成27年2月28日(土曜日)にモンバサダーツアーを実施し、今年は荒尾・山鹿方面を旅してきました。
最初に訪れたのは、荒尾市にある万田坑。
万田坑は明治末期から昭和初期にかけて、三池炭鉱の主力坑の一つでした。
平成26年1月に万田坑施設を含む「明治日本の産業革命遺産九州・山口と関連地域」が、日本政府からユネスコへ世界遺産候補として正式に推薦が決定され、平成27年の世界文化遺産登録を目指しています。
万田坑の歴史を、ガイドの方に説明してもらいながら施設を見学。
これは当時使われていた地下へ向かうケージで、25人ほど乗って地下まで移動していたそうです。
ガイドの方から当時の秘話や、施設の知識など詳しく話を聞くことができました。万田坑にお越しの際は、ぜひガイドの方のお話を聞いてみてください。
「万田坑」:http://www.city.arao.lg.jp/mandako/<外部リンク>(万田坑ステーション)
次は、和水町にある菊水ロマン館「なごみ庵」でお昼ご飯です。
ひとしきり食事と会話を楽しみ、皆さん打ち解けた様子。
次の、山鹿市「八千代座」へ向かいます。
山鹿市にある「八千代座」は国指定重要文化財に指定され、江戸時代の伝統的な芝居小屋の様式を今に伝える、明治43年建築の芝居小屋です。
昨年3月には、市川海老蔵さんが公演されるなど、有名な歌舞伎役者はもちろん、さまざまなコンサートにも使われているそうです。
天井にも、宣伝が書かれた看板がぎっしり。午後に見学に伺った「千代の園」酒造株式会社のものもあり、歴史を感じます。
ステージからはこんな眺めです。
ステージ裏にある楽屋や、セリも見学。
中々見ることができない、舞台の細部まで見学しました。
「八千代座」:八千代座公演情報サイト<外部リンク>(八千代座公式HP)
そして次に向かったのは、レトロな外観が印象的な「山鹿灯籠民芸館」です。
山鹿灯籠民芸館は、大正14(1925)年に建てられ、山鹿灯籠の展示と山鹿温泉の歴史・文化を紹介しています。
「山鹿灯籠民芸館」:http://www.yamaga-kankoh.hinokuni-net.jp/spots/detail/98<外部リンク>(山鹿市役所HP)
館内には100個の金灯籠が下がっており、展示ケースには、まるで紙で作られているとは思えない細部にまでこだわった珠玉の作品が並びます。
そして山鹿灯籠といえば、「山鹿灯籠まつり」が有名です。
頭上に灯籠を載せた浴衣姿の女性たちが優雅に舞い踊る「千人灯籠踊り」は、幾重にも重なる灯の輪が、見る人を幻想的な世界へと誘います。
「山鹿灯籠まつり」:山鹿の四季を彩ろ祭事の数々イベント<外部リンク>(山鹿温泉観光協会)
その灯籠娘になった気分を味わえる体験コーナーもありました。
身長に合わせて灯籠を頭に乗せることができます。灯籠は、ノリと紙だけで作られているので、頭に乗せている感覚がないほど軽いです。
山鹿灯籠民芸館を出ると、ポストの上にも灯籠が。
山鹿のいたるところに灯籠の装飾があしらわれていますので、山鹿にお越しの際は、ぜひ探してみてください。
次は、「米米惣門ツアー」です!
山鹿の豊前街道と菊池川交わる惣門地区は、今でも風情ある街並みが残っており、菊池川流域は古くから良質の米の産地でした。
今でも米を扱う店や、日本酒の醸造元、味噌製造所、米せんべい屋などの店が並びます。
「米米惣門ツアー」は、その「米」にまつわる場所をまわるツアー。
最初は、麹について話を聞き、
「千代の園」酒造で、昔のお酒の作り方や歴史・道具を見学します。
甘くとろみがあるのが特徴の赤酒。熊本ではお正月のお屠蘇(とそ)として親しまれています。極上赤酒はお屠蘇以外でも赤酒を楽しめるように考案された、これまでとは少し違った赤酒です。
お米を使ったせんべい作りも体験しました。
まず、スプーン一杯のお米を入れ、
蓋をし…
熱く熱した専用の機械で、ぎゅっと挟むと…
完成です!
シンプルなせんべいですが、ぱりっとした軽い触感とお米の風味がくせになります。
その後、お米の歴史に関係のある寺院を訪れ、「米米惣門ツアー」が終わりました。
「米米惣門ツアー」:熊本県山鹿の米米惣門ツアー<外部リンク>
すっかり夕方になり、夜は熊本市の城彩苑内「夢あかり」で交流会です。
モンバサダーでの活動報告の後、くまモンの話など、皆さん思い思いに楽しんでいらっしゃいました。
ご参加いただいたモンバサダーの皆さまありがとうございました。
これからも、くまモンや熊本の魅力発信をよろしくお願いします。