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令和4年(2022年)7月6日 知事定例記者会見
知事定例記者会見
日時:令和4年(2022年)7月6日(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室
会見録
知事定例記者会見の会見録や報道資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。
コメント
発表項目
質疑応答
- 新型コロナウイルス感染症対策について・その1
- 全国旅行支援の開始時期について
- 新型コロナウイルス感染症対策について・その2
- TSMC進出に対する受入体制について
- 台湾路線の再開等見通しについて
- 台湾訪問について・その1
- 新型コロナウイルス感染症対策について・その3
- 台湾訪問について・その2
- オミクロン株BA.5系統について
- 台湾訪問について・その3
- 新型コロナウイルス感染症対策について・その4
- 熊本高森線4車線化事業について
コメント
新型コロナウイルス感染症対策について
蒲島知事
最初に新型コロナウイルス感染症対策についてです。
現在の感染状況について、全国的に新規感染者数は増加に転じています。
本県も、昨日1,589人の新規感染者が確認され、1月27日の1,275人を超え、過去最多となりました。
年代別の感染状況をみますと、10歳未満の増加が顕著であります。しかし全年齢でも、やはり増加傾向が見られます。
感染経路を分析しますと、家庭内感染が最も多く、教育・保育施設、医療・福祉施設が続いています。
このことから、学校・保育所と家庭での感染増幅や高齢者施設での感染が起こっていることが示唆されます。
ただし、病床使用率は直近では20%台で推移しており、医療提供体制がひっ迫する状況にはありません。
よって、今のところ県民の皆様の行動を大きく制限することは考えておりません。
私としては、現在、中心となっている感染経路を踏まえ、次の2点の対策を行うことが重要だと考えています。
一点目は、家庭内や学校・保育所、高齢者施設等での感染防止対策です。
最も重要なのは換気であり、エアコンを使用する場合も、こまめな換気を行ってください。
一方で、猛暑が続き、熱中症のリスクが非常に高まっています。命を守ることを最優先にしてください。屋外では近距離で会話をするような場合を除き、例えば、徒歩や自転車での通勤・通学時や運動時などは、マスクを外しましょう。
二点目は、高齢者など重症化リスクの高い方への対策としてのワクチン接種です。
希望される方は、早めの接種をお願いします。4回目接種は、3回目接種から5か月経過すれば接種可能です。60歳以上の方や基礎疾患を有する方で希望する方は、早めの接種をお願いします。私も今月23日に4回目の接種をいたします。
今一度、お一人お一人が「感染しない」、「感染させない」と意識し、行動していただくようお願いいたします。
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発表項目
台湾との交流拡大に向けて 台湾を訪問
蒲島知事
続いて発表に移ります。
県では、TSMCの熊本県進出を契機に、半導体産業集積強化推進本部を設置し、受入体制の整備などを進めています。
この度、10月16日から19日にかけて、台湾経済界とのビジネス交流拡大などを目的に、経済界・議会・行政のオール熊本で台湾を訪問する予定です。
この訪問団には私も参加し、TSMC本社への訪問や台湾経済界との交流事業などを実施し、県内企業との連携推進や取引拡大を目指します。
また、高雄市との友好交流協定締結5周年の記念行事など、高雄市や台湾総統府との友好関係を深めてまいります。
なお、今回の訪問については、両国の感染状況や台湾の水際対策の状況を見て、最終的に判断します。
今回は、熊本~台北間でチャイナエアラインのチャーター便を利用する調整を進めています。コロナ禍以降、阿蘇くまもと空港発着の国際線がストップしています。これを契機として高雄線の再開や台北線の開設など、台湾路線が充実することを期待しています。
この訪問により、半導体産業をはじめ幅広い分野での交流につなげてまいります。
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発表項目
「阿蘇フェスティバケーション 2022夏」の開幕について
蒲島知事
最後の発表です。
7月9日から、「阿蘇フェスティバケーション」がスタートします。
このイベントは、熊本地震により大きな被害を受けた阿蘇地域の創造的復興を広くアピールする観光キャンペーン「I‘m fine!ASO」の一環として開催するものです。
キャンペーンでは、これまでウェブ動画「阿蘇の不時着」の公開や「クレヨンしんちゃんデジタルスタンプラリー」、「阿蘇竹あかり」などを開催してきました。
今回、7月9日から8月21日まで、約1か月半にわたり、土曜・日曜・祝日を中心に、阿蘇地域において、様々なジャンルの音楽やグルメ、キャンプのイベントを開催します。
7月17日の「アソジャズ」には、熊本県の誇る歌手、八代亜紀さんにも出演いただきます。その他、ダンスやレゲエ、和太鼓集団の演奏など、世代を超えて多くの皆様が楽しめる内容となっています。
先ほどの新型コロナに関するコメントでも申し上げましたが、現在、県民の皆様の行動を大きく制限する状況ではございません。
基本的な感染防止対策をしっかりととりながら、熱中症にも注意していただき、元気な阿蘇を体感いただければと思います。
私からは以上です。
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質疑応答
新型コロナウイルス感染症対策について・その1
(幹事社)
冒頭のコメントでもありましたが、昨日、新型コロナの感染者が1,500人を超えて、過去最多を更新しました。
知事の発言でも、今のところ医療提供体制を踏まえて、大きく行動制限をする考えはないということでしたが、やはり県民の間では、それでも様々な不安が広がっていると思います。
改めて経済活動についての考え方について、もう少し具体的にお聞かせください。
蒲島知事
今回のオミクロン株の特徴としては、感染力がとても強いんですけれども、重症化する例が前よりも少ない。つまり、感染力は強いけれども重症化する割合が低くて、また病床もひっ迫をしていない現状を踏まえると、やはりコロナ対策、特に経済対策とのベストバランスを図っていかなきゃいけないと私は思っています。
今の段階で、先ほども申しましたけれども、大きく行動を制限する状態にはないと思っています。ただ、注視していかなければいけないことは確かです。
ただ、それとともに基本的な感染防止対策の徹底をして欲しいということと、希望する方は早めのワクチン接種をお願いしたいと思います。
もう一つ特徴的なものは、感染経路は家庭内感染が多いと。そして教育、保育、医療、福祉が続いてきますけれども、学校や保育所、家庭での感染の増幅が見られている。また高齢者施設での感染が起こっていることが分析の結果見られたと思います。
このため先週末には学校と保育所、高齢者施設等には感染防止対策の徹底に関する通知を発出しております。注意喚起を行っておりますので、家庭内感染と、それから感染増幅の可能性のあるところにはとりわけ注意して欲しいと思います。
(幹事社)
確認ですが、基本的な感染防止対策を徹底しながら、今度は阿蘇でもキャンペーンを始めますけれども、そういった活動は通常どおり続けて、今の現状では続けてもらっていいということでしょうか。
蒲島知事
屋外でもあるし、それからきちんとした感染症対策をやったうえで阿蘇を元気づけてほしいなという、そういう気持ちです。
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質疑応答
全国旅行支援の開始時期について
(幹事社)
関連してなんですけれども、政府が7月前半から予定していた全国を対象とした旅行支援事業なんですけれども、政府内でも今の全国的なコロナの感染を踏まえて先送りをするような案も浮上しているんですが、県として前向きに検討してきたと思いますけれども、その実施時期についてのお考えについてお聞かせください。
蒲島知事
聞くところによると、昨日、本当は発表される予定だったというふうに聞いていますけれども、観光庁からの開始時期などの詳細な情報がまだ来ておりません。
そういう意味では、その情報をお互いに共有しながら、これも(感染防止と経済の)ベストバランスですけれども、そういう形でやっていきたいなと。
今一番(コロナで)痛んでいるのが観光事業者でありますので、そういう意味では経済活動とのベストバランスで大きく行動制限をすることによってそれを阻害するようなことは、やってはいけないというふうに今のところ考えています。
ただ、まだちょっと情報不足で、どういうふうに政府がやるか、近く示されると思いますので、それを踏まえて対応をとりたいと思います。
(幹事社)
確認なんですけれども、もし政府から方針が示された場合なんですが、実施を決めるのは都道府県になると思うんですけれども、その場合は感染者数もですが、医療提供体制とか、その辺を重視して実施を判断していくということでしょうか。
蒲島知事
それから今回は飲食店などで感染したというようなものでなく、時短(要請)とかそういうことは、今回はデータに基づく対応としては正しくないんじゃないかなというふうに思います。
観光事業者の方々もきちんと感染症対策を今やっておられますので、我々もそれを尊重しながら、自分たちも感染しないようにしっかりと対策をとることが大事だと。そのうえでこの県民割を利用してほしいなと、このように思います。
(幹事社)
確認ですけれども、その実施の判断に当たっては病床の使用率とか医療提供体制を踏まえて判断していくということですか。
蒲島知事
病床はまだ十分余裕がありますので、その点は大丈夫だと思います。そういう意味では政府のほうがこれは近く発表すると思いますので、それに沿って対応していきたいと思います。
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質疑応答
新型コロナウイルス感染症対策について・その2
(幹事社)
感染者が急増していて今後も注視していきたいということなんですが、例えばこの病床使用率なんかが当然上がってくることも想定されますが、そういった状況次第では行動制限というのは当然検討の余地に入ってくるんでしょうか。
蒲島知事
(病床使用率が)50%を超えたりしたら当然その段階でまた考えるかもしれませんけれども、今のこの状況ではまず重症化しないということと、それから病床もまだ余裕があるということでありますので、やはり経済とのベストバランスを図っていく、国の方針もそういう方針ですけれども、やはり今はそういう状況じゃないかなと思います。
(幹事社)
確認ですが、今50%という一つの目安を挙げられましたけれども、ここを現時点では基準として判断していくということなんでしょうか。
蒲島知事
国の方が50%と言っていますので、またそこが変わるかもしれませんが、いずれにしても病床に余裕があるという観点からベストバランスを図っていくというふうにやっていきたいなと思います。
それを守るためにも病床に余裕があるような方策をとっていかなければいけないと思います。
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質疑応答
TSMC進出に対する受入体制について
(幹事社)
あとTSMCの件についても伺います。
現時点で台湾のほうからご家族も含めて600人以上、650人ぐらいの方が熊本にいらっしゃるというところで、受け皿作りというところを課題にも挙げられていますが、この辺を現時点で知事はどうお考えでしょうか。
蒲島知事
庁内にその体制を取りながらしっかりと受け入れて、熊本に来ても皆さんが安心して住める、安心して教育を受けられる環境を作っていくことが我々の役割だと思っています。最終的に300人ぐらいプラスで家族の方がいらっしゃると思いますので、実際にいらっしゃるのはもう一年ぐらい先かもしれませんけれども、しっかりと備えていきたいなと思っています。
(幹事社)
今の話に絡んでですが、150人ほどのお子さんが学校に通われると。そして、この教育の環境というところも整備が必要というところで、インターナショナルスクールなんかも挙がっていますが、地元の小中学校なんかにも通うというところも当然検討されているのでしょうか。
蒲島知事
うれしいニュースはインターナショナルスクールが(熊本で)開校するということもありますし、それから地元の小中高に通う人もおられるでしょう。それぞれのご意向とご希望に沿って、なるべくそれに沿えるような形でやっていきたいなと思っています。
私も子どもを連れてアメリカに行って、アメリカでは外国からのお客さんをあまりお客さん扱いせずに、その日から子供を学校に置いていってくださいというぐらいに弾力的に対応するんです。そういう意味で我々の受け入れ体制をしっかりと作って、そして、地元の市町村とも緊密に連携しながら、お子さんたちに安心して住んでいただきたい。ご家族の希望は多分一番はお子さんたちの教育環境じゃないかなと思いますので、それに沿ってやりたいなと思います。
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質疑応答
台湾路線の再開等見通しについて
Q
空港の再開や台北線の開設などについても期待したいというコメントがあったんですが、このあたりの見通しについて少しお聞かせください。
蒲島知事
まだ、コロナの間で対面的な交渉とかそういうのは殆どできていないので、こういう訪問団をきっかけにしたいと思います。特にTSMCが熊本に来たというのは、エアラインにとってもビジネスチャンスでもあります。
阿蘇くまもと空港も来年にはオープンしますので、こういう訪問団を結成して、感染に注意しながらしっかりとビジネスチャンスを作っていきたいと思います。
Q
知事としては、コロナが収まったらすぐにでも再開したいというお考えでしょうか
蒲島知事
これは相手のあることですから、これからの交渉で。ただ交渉しないと何も起こらない。
私もチャイナエアラインを熊本に招聘したときに、私自身が(台湾に)行って、力強く交渉した結果、可能になりました。そういうチャンスを捉えていかなくてはいけないのではないかと思いますので、コロナが収まったらなるべく早く行きたいと考えています。
ただ今のところ、このあたりには両国とも交流が可能になるのではないかという時期を見計らって計画しているところです。
ただ(日程が)変わる可能性もありますけど、なるべくそれができたらいいなと思っています。
Q
交渉の大きなきっかけにしたいという考え方でしょうか
蒲島知事
はい、そうです。
Q
ありがとうございます。
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質疑応答
台湾訪問について・その1
Q
台湾訪問についてなんですけれども、目的の一つTSMC本社の訪問となりますが、これは具体的にどういったことを話す予定であるのかという点と、もう一点、知事が海外を訪問するのは、いつ以来で、最後の国はどちらになるのかをお尋ねします。
蒲島知事
随分前なので、ちょっとそれ教えて。
【担当課】
知事の最後の訪問は令和2年、3年はありませんので、令和元年度にタイに4日間、6月26日から29日に行かれたのが最後です。
蒲島知事
そのぐらい前なので忘れてしまいました。それからもう一つは、TSMCにこの前、オンラインで話したんですけども、そこの副社長と話して、ぜひ本社のほうで会いましょうという話になりましたので、向こうの幹部と会うことができるのではないかと思っています。
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質疑応答
新型コロナウイルス感染症対策について・その3
Q
コロナについてなんですが、知事は現在の感染再拡大は6波が継続しているという認識でしょうか、それともまた新たな波の入り口という認識でしょうか。
蒲島知事
これはちょっと私もはっきりは言えないんですけれど、前回の熊本の状況は6波が継続しているという感覚でしたけれど、これが7波の入り口である可能性もまた出てきました。そういう意味で、時間が経ってみないと確定的なことは言えませんけれど、その7波の入り口になる可能性もあるのかなというふうに感じています。
Q
それと常々、熊本県としては先手先手の対策を知事も自ら仰っていたと思いますが、先ほどの病床使用率50%という数字もありましたが、そのあたりに近づいた段階で、何らかの対策をお考えなのか、それを超えた段階で何らかの対策が必要だとお考えなのか、どうでしょうか。
蒲島知事
私の「初動は迅速で解除は慎重に」という考え方は変わっていません。ただ、現在主流のオミクロン株の感染力が強いけれども、重症化する割合が低いということと、今のところ病床がひっ迫はしていない現状です。そういう現状のもとでの今日の話ですけれども、これは病床使用率がどんどん高くなってきて、ひっ迫するようになれば、またその段階で考えなきゃいけないと思います。今のところ現状では学校、保育現場と家庭内の感染がリンクした感染者の増幅、こういうものに注視しながらやっていきたいなと思います。
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質疑応答
台湾訪問について・その2
Q
台湾訪問の関係でお伺いしたいのですが。
昨年TSMCの進出発表があってから、知事は直接お会いしてという話は何度もされていたんですが、たぶん今回初めて直接お会いすると思うんですが、お会いできるようになったという率直な感想というか、今の思いをお伺いしたいと思います。
蒲島知事
TSMC本社の訪問については、実は先方からも歓迎したいというコメントが来ています。そういう意味では、ウェイCEOとかジョナサン・リさん、副社長ですけれども、そういう方と是非、リモートでは対面しましたけれども、まだ実際には会ってないので、そういう方とお会いしたいと思っています。
それから高雄市との友好の協定を記念し、それを祝うという意味では、高雄市にも行って参りたいなと。今回台湾訪問ができたらですね。
それから総統府のほうも、幹部の方ととても親しい関係にありますので、そこも訪ねたいなと思っています。ただ、実際にアポを取らないといけませんので、アポを取るには確定しなければいけませんよね、日にちを。ただアポを取るためには、もう日にちだけは決めておこうということで、こういう形で今日は発表したところです。
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質疑応答
オミクロン株BA.5系統について
Q
ちょっとコロナに話が戻るんですけれども、昨日発表されたのは変異株検査の結果では、免疫をすり抜けやすいとされている新しいBA.5ですね、その数はBA.2とほぼ同数ぐらいの数あったと思うんですが、今回の感染増はそういった置き換わりが進んでいるという可能性もあると思うんですけれども、その辺知事はどのようにお考えですか。
蒲島知事
BA.5の場合は、現在県全体で28件が確認されています。またBA.5はBA.2よりも感染性が高いといわれていますので、県内でも置き換わりが進んでいる可能性があります。今日は専門家の先生のコメントが新聞に載っていましたけれども、それが心配だというコメントもありましたので注視するというところです。28件が確認されていますけれども、置き換わりがどのくらいの速さで進んでいくかということはちょっとこの時点では言えません。やはり注視していきたいなと思っています。
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質疑応答
台湾訪問について・その3
Q
台湾訪問で一つ伺いたいんですけれども、知事をはじめ経済団体のそうそうたるメンバーが名を連ねていますけれども、大体何人規模ぐらいでの訪問になりそうなのか、それをちょっと伺いたいと。
蒲島知事
まだ今日が初めての発表ですので、何人規模というのは。これはチャーターなのであまり少ないとあれですけれども。担当者来ていますか。
【担当課】
交通政策課でございます。
現在のチャーター便の調整は、機材が180人弱の機材を予定しておりまして、参加にあたりましては今後調整しながらというところで、数を調整していきたいと思っております。以上です。
蒲島知事
できれば満席で行きたいです。
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質疑応答
新型コロナウイルス感染症対策について・その4
Q
コロナについてちょっと確認なんですけれども、病床使用率のひっ迫の状況を見て、行動制限について判断するというお話がありましたけれども、この新規感染者が昨日のように1,000人を超えていたり、過去最多を更新していても、それが行動制限についてはあまり検討はしないとお考えでしょうか。
蒲島知事
この段階では、経済活動と感染防止のベストミックスを今見ていますので、今の病床使用率だと行動制限をしないということ。もう一つは、行動制限というのは時短ですよね。時短(要請)してそれで飲食店とか、そういうところの制約をしていくのがこれまでの行動制限のあり方だったんですけれども、今回の感染とそこ(飲食店)は殆ど関連が見られないと。それから非常に低年齢層ですよね、10代・20代。だからそういう意味で、時短(要請)をやって行動制限してもあまり飲食店や会食の割合が低いということはわかっていますので、また大型店舗の制限もそれほど関係ないということですから、入店制限等の人流抑制の対策を講じるのは今の段階でありません。
Q
分かりました。
あと、今後の話になるんですけれども、推測になるとは思うんですけれども、知事としては今後も感染者が増えていくと思われているのでしょうか。
蒲島知事
(感染者が)増えていくと思われますかというのは、ちょっと答えようがないです。増えていかないことを祈りつつ、それに皆さんに感染症対策をしっかりとやっていただきたいと思います。それから今起こっている、増幅している部分ですよね。そこについてはもう既に先週末に通知を出していますけれども、一緒に注意しましょうと、そういうことを知事としてやっていきたいなと思っています。
質疑応答
熊本高森線4車線化事業について
Q
発表の事案ではないんですけれども、益城町の県道4車線化について、用地取得に関して、収用が明後日から始まってくるという話がありますけれども、事業化から5年を迎えて、強制力を持った用地の収用だと思うんですけれども、知事の受け止めというか所感と言いますか、聞かせていただければと思います。
蒲島知事
収用ということは本当はあんまりしたくはない、強制をしたくはないんですけれども、やはりタイミングや時間、そういう問題もありますし、そして人数も大分少なくはなってきたので、今回はそういうふうな可能性を。収用の申請は出しましたかね。
【担当課】
担当しております都市計画課でございます。
収用の申請につきましては、今週金曜日に収用委員会のほうに提出する予定でございます。
蒲島知事
今のところそういうところですので、よろしいですか。
(幹事社)
各社さん、よろしいでしょうか。
じゃ知事、ありがとうございました。
蒲島知事
はい、ありがとうございました。