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熊本・モンタナオンラインプログラム第2回研修を令和6年1月27日(土曜日)に実施しました。今回は、モンタナ州と熊本県の姉妹提携締結のきっかけとなった、マイク・マンスフィールド氏についての講義、州立モンタナ大学生との対話及びパブリックスピーキングについての講義を実施しました。
マンスフィールド氏は、1953年から1977年までアメリカ合衆国の上院議員として活躍しました。マンスフィールド氏は中学校を中退して働いていましたが、妻モーリーンと出会い、経済的・精神的なサポートを得て、州立モンタナ大学を卒業し、政治家として活躍しました。彼は、生涯、妻への感謝を忘れず、彼の銅像を建てるときには、必ず妻の銅像も一緒に建てるようお願いしています。州立モンタナ大学や、モンタナ州会議事堂の中に彼と妻の銅像が並んで建てられているのは、このような理由なのです。
彼はアメリカ合衆国の素晴らしいリーダーの一人で、人々を後ろからサポートし、うまくいったときは、 “I did it.” ではなく、“We did it.” (皆で成功させた。)と言ったそうです。彼の生き方から、人々に慕われるリーダーの資質について学ぶことができます。
また、1977年から1989年の16年間は駐日大使として、日本に滞在しています。滞在中に、熊本県を訪問したことがきっかけとなり、モンタナ州と熊本県は1982年に姉妹提携締結を行い、今年度は41周年を迎えました。
熊本県にも多くの偉人がいます。生徒たちは、小グループに分かれ、州立モンタナ大学の大学生に、熊本の偉人とその偉人にまつわる観光地を、英語で紹介し、大学生からフィードバックやアドバイスをもらいました。日本に興味のある大学生ばかりで、来年度、熊本大学に留学予定の学生さんもいらっしゃいました。
第1回目は、Expository Speech(説明的なスピーチ)を学習しましたが、第2回目の本日は、Storytelling Speech(物語的なスピーチ)について学習しました。スピーチの構成も学習し、最終回となる次回には、熊本の偉人とその偉人にまつわる観光地について、5分間の英語のスピーチを行います。スピーチの内容は、研修終了後に、以下のサイトに掲載予定です。楽しみにしていてください。
Kumamoto Japan Tourism(Facebook)
URL: https://www.facebook.com/kumamoto.en/<外部リンク>
“Influential People: From Montana to Kumamoto”
~英語で学ぶモンタナの偉人・英語で紹介したい熊本ゆかりの偉人~
加藤清正、金栗四三、北里柴三郎、布田保之助、葉祥明、ラフカディオハーン、
県内の県立中高生10人
第1回 令和6年1月20日(土曜日)
第2回 令和6年1月27日(土曜日)
第3回 令和6年2月17日(土曜日)