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英語授業づくりプロジェクト「第1回管内等研修」【菊池】(中学校)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0180428 更新日:2023年7月26日更新

英語授業づくりプロジェクト

「第1回管内等研修」【菊池】(中学校)

〇菊池教育事務所 第1回管内等研修【中学校】
 期日:令和5年6月29日(木曜日)
 会場:菊池市立旭志中学校

★当日の研修の様子★
 菊池管内の中学校の英語担当教員31人の先生方が参加されました。菊池管内の研修テーマは、「英語が『好き』『わかる』『できた』と児童生徒が実感できるための授業づくり~言語活動を通した指導の充実及び基礎的・基本的事項の確実な定着を目指して~」です。


研究授業 第1学年 単元名「Unit 3 Club Activities」

 本研修のプロジェクトリーダーである菊池市立旭志中学校 米田教諭とALTのYen先生による公開授業が行われました。本時の目標は、「『旭志中の生徒』についてもっと知りたがっているYen先生と『自分がしたいこと』について伝え合うために、ペアの仲間と会話を続けることができる」です。

 挨拶の後、リズムに合わせて疑問詞の練習、単元のゴールの確認、スモールトークと進んでいきました。生徒は、相手の発言に反応したり繰り返したりしながらやり取りをしていました。
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 その後、全体で本時のめあて等を確認し、教師とALTがモデルを示し、生徒がやり取りのヒントをつかむ場面がありました。続いて「1分」などと設定された時間の中で、生徒が実際にやり取りを行いました。途中で、教師が活動を止め、押さえたい言語材料の正しい使い方の注意喚起を行い、7分後にやり取りができているか確認することを伝え、生徒は再度ペアで練習をしました。その後も、教師が何度か活動を止め、中間指導として生徒から出てきた質問を全体で解決したり、間違いやすい表現の確認をしたりしました。回数を重ねるたびに言い方をブラッシュアップし、単語だけの発話から文での発話に変容する生徒も見られました。また、生徒は教師の声掛けに応え、元気に明るく相手にしっかり反応しながらやり取りを進めていました。

 その後、学級全体で、全てのペアの発表(確認)があり、どのペアも堂々と発表する様子が見られました。また、教師が全体でよい点や誤りやすいポイントについて確認しました。

 その後、ペアを替えて、それまでと同様中間指導を入れながら複数回やり取りがありました。終盤には、その場でペアを指名しやり取りをさせる場もありました。生徒は堂々とやり取りを続けることができていました。また、単元のゴールを確認後、実際にALTと代表生徒2人が会話を行いました。
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 最後にまとめとして、会話を続けるポイントを生徒に考えさせた後、全体で確認をし、電子黒板に示された振り返りの視点を基に振り返りをして、授業が終わりました。
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 研究授業の後に全体会が行われ、「管内の現状と課題及び研修目標の確認」について、菊池教育事務所指導主事から説明がありました。管内の県学力・学習状況調査の結果分析や本年度も目標が共有されました。あわせて、授業づくり省察シートの紹介や参加者同士の情報交換の場もありました。
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 続けて「課題解決のための授業及び取組紹介」として、本日の米田教諭の授業の本人の自評や質疑応答がありました。米田教諭から「全員参加型」や「学びに向かう集団作り」を大切にされていることや、中学入学時からこれまでに実践されてきた取組の紹介がありました。
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 最後に「課題解決に向けた本年度の取組について」として、研修の目標の確認や授業の価値付け、資料や全学調の問題紹介などが菊池教育事務所指導主事からありました。その後全学調や県学調を参考にグループで実際に評価問題を作成する演習がありました。参加された先生方は、目的、場面、状況等の設定を工夫するなど、熱心に意見を交換しながら取り組まれていました。そして、最後にまとめがあり、研修が終了しました。
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 半日ではありましたが、プロジェクトリーダーの授業実践の具体を基に、管内の課題解決に向けた授業の在り方や、指導と評価の一体化に向けた取組の具体を考えるよい機会となったと思います。参加された先生方も刺激を受けられていました。今後の更に充実した実践につながる研修になったと感じました。

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