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英語授業づくりプロジェクト「第1回管内等研修」【玉名】(小学校)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0179316 更新日:2023年7月12日更新

英語授業づくりプロジェクト

「第1回管内等研修」【玉名】(小学校)

〇玉名教育事務所 第1回管内等研修【小学校】
 期日:令和5年6月28日(水曜日)
 会場:和水町立菊水小学校

★当日の研修の様子★
 玉名管内の小学校で外国語の授業を担当されている先生方18人が参加されました。

 玉名管内の研修テーマは、小中共通のものとして「英語教育における円滑な小中接続のための連携」、また、小学校のテーマは「音声や文字から必要とする情報を得る力を身につけることができる」です。

 開会行事に引き続き、研究授業が行われました。


研究授業 第5学年 単元名「Unit 3 What do you want to study?」

 本研修のプロジェクトリーダーである和水町立菊水小学校 北村教諭(英語専科教員)と、ALTの宮崎先生による研究授業が行われました。本時の目標は、「相手のことをよく知るために、なりたい職業に近づくようどんな教科を勉強したいと思っているのか聞き取ることができる」です。

 挨拶、教師と児童の簡単な英語でのやり取りの後、チャンツやミッシングゲームなどの活動で、教科名を復習しました。
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 その後、指導者2人のやり取りが児童を巻き込みながら行われ、その流れでスモールトークがありました。タブレット端末を活用し、教師が児童に使ってほしいリアクションの言葉が画面上に付箋の形で表示されており、会話で実際に使った表現については児童に別のページに移動させ視覚化を図る工夫がされていました。
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 次に、職業名についてのチャンツを行った後、教科書の聞き取りを行いました。難しい表現などは指導者とのやり取りの中で適宜確認したり、児童に前もって考えさせたりするなど、聞く前の足場架けも行われていました。できているかの確認の際も、“One more time?” “No, thank you.”など、指導者と児童が英語でやり取りを行いながら学習が進められていました。また、指導者が定着を図りたい、児童に使わせたい表現については、子供に何度も言わせる仕掛けもありました。
 続いて、教師とALTのまとまりのある会話の聞き取りがありました。最後に“落ち”があるオリジナルの内容でしたが、途中でお助けシートやジェスチャーでヒントを加えたり、聞く回数を児童に選択させたりしながら学習が進められました。子供たちも粘り強く情報を得ようとしていました。
 最後に本時のまとめと、単元のゴールの再確認を行い、児童に次時からの見通しをもたせて授業が終わりました。



 授業研究会では、玉名管内のもう一人のプロジェクトリーダーである荒尾市立中央小学校の高山教諭の司会により、研修テーマに係る授業者の自評、質疑応答や、管内の共通実践事項の確認がありました。北村教諭の実践に関して、単元構想やスタンプシート、タブレットの活用など、具体的なことへの質問もありました。

 その後、参加者に事前に行われていたアンケート結果に基づき、「スモールトーク」と「クラスルーム・イングリッシュ」について、北村教諭から日頃の実践の紹介がありました。そして、北村教諭と高山教諭によるスモールトークのデモンストレーションがあり、参加者も実際に体験をしました。
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 次に、日頃英語の指導で困っていることや悩んでいることについて、グループごとに表で整理しながら情報交換が行われました。また、お二人のプロジェクトリーダーから、これまで作成されたワークシートなど、提供された多くの資料について説明がありました。
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 終盤には、研究会の会場である外国語教室内の掲示物や絵本などの英語関係のたくさんのグッズを見て回る「ぶらぶらタイム」もありました。

 プロジェクトリーダーの授業や情報交換の活発なやり取りから、参加された先生方がそれぞれに学びを深め、次からのよりよい実践につながる研修となりました。

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