英語授業づくりプロジェクト
「第1回管内等研修」【山鹿市】(中学校)
○山鹿市教育委員会 第1回管内等研修(中学校)
期日:令和5年6月23日(金曜日)
会場:山鹿市役所
★当日の研修の様子★
中学校対象の研修では、山鹿市内の中学校英語担当教員8人が参加されました。
山鹿市の目標(中学校)は、
「小中連携をふまえ、主体的な学びに向かう授業の創造~日常的な話題について必要な情報を読み取る力の育成~」(小中共通)です。
最初に、菊池教育事務所(山鹿市担当)指導主事から、「山鹿市の現状と課題」について講話がありました。
令和4年度の県学力・学習状況調査結果から、英語が「好き」「分かる」と回答した児童生徒の同一集団の経年変化や学力調査結果の近年の傾向等から山鹿市の英語教育における成果と課題が具体的に示され、本年度の研修目標について十分な共通理解が図られました。
次に、山鹿市の本年度の研修目標で取り上げる「読むこと」に焦点化して協議が行われました。まず、指導主事から、県学調、全学調において課題が見られた「読むこと」の問題について、学習指導要領との関連を示しながら説明がありました。
続いてプロジェクトリーダーの山鹿市立鹿北中学校 小島教諭と、山鹿市立鹿本中学校 上田教諭による実践発表がありました。
小島先生からは、「読むこと」の指導について、学習指導要領の目標や県学調及び全学調の解説資料から求められている力を整理したうえで、御自身の実践上の課題を洗い出し、授業改善に向けて取り組んでいることを具体的な事例を提示しながらお話しいただきました。
上田先生からは、「読むこと」の授業実践について教科書本文の活用や副教材の活用について具体的に紹介いただきました。アンケート等により生徒の実態を捉え、付けたい力を明確にして、継続的な指導や授業改善を図っておられる点が大変参考になりました。
グループ協議では、「読むこと」の指導や評価について、日頃の授業での悩みなどを出し合ったり、互いの実践を紹介し合ったりしました。「ただ読ませるだけでなく、読む目的をもたせている」「県学調や全学調の問題と類似した問題を定期テストで出題している」など、授業改善につながる様々な実践を共有できた貴重な時間となりました。
研修のまとめでは、本研修を踏まえて、今後の授業改善に向けて取り組みたいことを宣言し合いました。