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英語授業づくりプロジェクト「第1回管内等研修」【宇城】(中学校)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0178164 更新日:2023年7月4日更新

英語授業づくりプロジェクト

「第1回管内等研修」【宇城】(中学校)

〇宇城教育事務所 第1回管内等研修【中学校】
 期日:令和5年6月22日(木曜日)
 会場:宇土市立網田中学校

★当日の研修の様子★
 宇城管内の中学校の英語担当教員14人の先生方が参加されました。宇城管内の研修テーマは、「自分の思いや考えを生き生きと伝え合う児童生徒の姿」です。


研究授業 第7学年 単元名「Program 3 タレントショーを開こう」

 本研修のプロジェクトリーダーである宇土市立網田中学校 柴指導教諭による公開授業が行われました。本時の目標は、「できること、できないことについて、友達に質問したり、自分が答えたりすることができる」です。

 ビンゴ、歌に続いて、宿題(ワークブック)の答え合わせがありました。問題の部分だけでなく、英文全体を読ませながら、生徒が自然にたくさん英語に触れる機会が設けられていました。その後、難解な読み方の漢字を用いて、本時の学習表現の導入が生徒とのやり取りの中で行われました。その後のパターンプラクティスでは、リズムマシーンを使ってスピードを変えながら、学習表現を先に生徒に考えさせたり、自分のことで答えさせたりしながら学習が進められました。
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 その後、中間指導を入れながら、参加の先生方も巻き込んでやり取りが行われました。自分の本当の考えを伝えるやり取りを行うことで、幅広いリアクションや会話の広がりが見られました。
 共有タイムの後、教科書本文に入り、ジェスチャーをしながら内容を暗唱できるように繰り返し音読し、個別のチェックまでなされていました。生徒たちはチェック終了後も引き続き「言う」「書く」練習を自主的に行い、空白の時間がない授業となっていました。暗唱したことを書き、それに対しても教師の確認があり、誤りに関しては生徒自身が気付き、自己修正ができる手立てがとられていました。
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 終末には振り返りを行い、本時で活用した単語の意味を各自辞書で調べさせ、語彙の実際の使い分けについての確認もありました。


 授業研究会の柴指導教諭の自評では、「英語は使って習得するもの」として、授業中にたくさん使わせられていることや、単元のゴールである中学校にやってくる小学生に対して自分が発明した夢のロボットのよさや特徴をアピールする活動を予定されていることなどの説明がありました。また、質疑応答では、柴指導教諭が音読をとても大事にされていること、「言えたことを書く」ことを徹底されていること、一人一人のチェックを必ず行うようにされていることなどが共有されました。
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 班別協議では、参加された先生方が参観した授業を振り返りながら、授業づくりについて具体的かつ熱心に話をされていました。「生徒がやり取りの中で自ら気付きながらレベルアップしていった」「分かるからこそ楽しいにつながると感じた」「子供たちが楽しいながら学習を進めていた」など、それぞれに今回の授業を通して気付いたことや学んだことが共有されていました。
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 最後に、宇城教育事務所指導主事から、今回の授業は生徒たちが学びたい、英語を言いたくてしょうがない姿が多く見られ、まさに子供が主体の授業であったとの話がありました。また、小中連携を踏まえた授業づくり、言語活動の充実(本物であること)、また、言語活動を通した指導の充実(見届けまでの実施)などについて、柴指導教諭の実践と重ねながら、まとめがありました。

 今回の研修に参加された先生方が、それぞれに課題意識をもって授業を参観し、研究協議の中でも活発に互いの実践や課題を出し合い、今後の実践につなげようとされていることが伝わってくる研修でした。

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