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英語授業づくりプロジェクト「第1回管内等研修」【宇城】(小学校)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0178162 更新日:2023年7月4日更新

英語授業づくりプロジェクト

「第1回管内等研修」【宇城】(小学校)

〇宇城教育事務所 第1回管内等研修【小学校】
 期日:令和5年6月22日(木曜日)
 会場:宇土市立花園小学校

★当日の研修の様子★
 宇城管内の小学校で外国語の授業を担当されている先生方19人が参加されました。
 宇城教育事務所指導主事から今回の研究授業を構想するに当たって大事にしたことや参観のポイントなどの説明がありました。
宇城管内の研修テーマは「自分の思いや考えを生き生きと伝え合う児童生徒の姿」です。

研究授業 第6学年 単元名「Unit 3 Let’s go to Italy.」

 本研修のプロジェクトリーダーである宇土市立花園小学校 村田教諭(学級担任)と、同小学校の英語専科教員である古閑教諭による公開授業が行われました。本時の目標は、「行ってみたい国について、尋ねたり答えたりすることができる」です。
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 児童と指導者の簡単な英語でのやり取りの後、4年生で学習した時の教材を活用し、国の英語での言い方を想起しながら全体で口慣らしをしました。そして、指導者2人が児童を巻き込みながら、英語でやり取りしながらの導入がありました。他教科での学習内容も織り交ぜ、自然に児童が何度も英語表現を聞くとともに、少しずつ自分たちの行きたい国について英文で表現できるようになるよう図られていました。

 リズムにのって何度もやり取りを行うとともに、一人一人が言えているかの確認、言えていない場合の適切な支援、また、できるようになる見届けまでを行い、さらに相手に尋ねる表現も含めて、自分の本当の考えについて何度もやり取りをする流れとなっていました。中間指導の際は、困り感をもっている児童が、分からないことをはっきりと分からないと前向きに伝え、それを学級全体で支える場もありました。

 終末には、市内のALTの要望に応じる形で、「おすすめの地域の観光大使になって、宇土市のALTの先生にPR動画を贈ろう」という単元のゴールが児童と共有されました。

 参観者の先生方や校長先生、教頭先生も巻き込み、児童は終始元気いっぱいに英語を使って楽しみながら学んでいました。
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 授業研究会では、授業者の自評、質疑応答の後、班別協議が行われ、目指す子供の姿について、授業参観を基に、よかった工夫や手立て、別に考えられる工夫や手立てについて、活発に意見交換がなされていました。
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 全体での発表では、できない(不十分な)状態からできる状態へ自然な手立てがなされていたことや、単元のゴール設定の在り方、学級経営の大切さなどについて、大変大きな学びとなったことなどが出されました。
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 最後に、宇城教育事務所指導主事から、子供の学びの過程を大事にすること、本物にこだわること、言語活動を通した指導の在り方などについて、まとめがありました。

 プロジェクトリーダーの実際の授業を通して、今後の英語の授業づくりに生かせるようにと、参加された先生方が熱心に協議を進められ、それぞれに学びを深められる姿がありました。半日の研修でしたが、実際の授業実践の具体から大きな刺激とやる気をいただくことができた研修となりました。

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