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英語授業づくりプロジェクト「第1回管内等研修」【芦北】(中学校)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0178161 更新日:2023年7月3日更新

英語授業づくりプロジェクト

「第1回管内等研修」【芦北】(中学校)

〇芦北教育事務所 第1回管内等研修【中学校】
 期日:令和5年6月15日(木曜日)
 会場:芦北町立佐敷中学校

★当日の研修の様子★
 芦北管内の中学校の英語担当の先生方10人が参加されました。研修1はプロジェクトリーダーによる公開授業、研修2では英語教育における管内の成果と課題についての説明、研修3では授業研究会及び協議という研修内容でした。


研究授業 第2学年 単元名「Program 2 Leave Only Footprints」

 本研修のプロジェクトリーダーである、芦北町立佐敷中学校 今崎指導教諭による研究授業が行われました。本時の目標は、「ALTの先生にビーバーについて詳しく知ってもらうために、教科書の会話文から概要を捉え、英語で伝える(書く)ことができる」です。
 まず教科書を繰り返し音読したあとに、個々の活動として、生徒はビーバーについて説明するために活用できる本文にアンダーラインを引きました。その後、グループの中でなぜそこに引いたのか、理由を加えながら一人一人説明していきました。全体で確認したあとに、友達の考えも参考にして、ビーバーについて4~5文程度の文章を書きました。そして、教科書のダイアローグからモノローグへ書き換え、まとまりのある英文を書いていきました。
 中間指導として、主語+動詞の語順や時制、複数形や三人称単数、そして代名詞に注目させながら、まとまりのある英文になっているか、言語面からの指導が行われました。また、概要を捉えているかについて、内容面からの指導も行われました。後半では生徒がビーバーについて書いた内容に、自分の気持ちや考えを付け加えて仕上げるよう指導がありました。
 最後に、タブレット端末で撮ったワークシートを電子黒板に映し出し、全体で共有する場面が設けられていました。ALTの先生からは、特によく伝わった英文を紹介してもらい、選ばれた生徒が自分の書き上げた英文を全体で発表しました。また、タブレット端末では生徒全員の書いた英文が共有されているため、友達の英文(作品)も参考にして、ワークシートに追記してくることを家庭学習とされました。
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 研修2では、芦北教育事務所指導主事から「英語教育における管内の成果と課題」について説明がありました。芦北管内の研修テーマは、「基礎基本の定着を図り、英語が『好き』『わかる』生徒を育成する授業づくり ~言語活動の充実を通して~」です。
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 研修3では、まず授業研究会が行われ、授業参観の視点である「目標と指導と評価の一体化を図る授業」として、(1)本時の目標達成に向けた指導や言語活動の工夫、(2)評価(場面・評価方法)の2つが示されました。2つのグループに分かれて、「書くこと」の定着を図るための手立てや教科書の活用、また中間指導の在り方について協議されました。
 本研修のプロジェクトリーダーである、津奈木町立津奈木中学校 橋本教諭の司会のもと、各グループにおいて活発に意見が交わされていました。教科書本文をどう読み取らせ、自分が考えたことや感じたことなどを付け加えて書くことにどうつなげていくのか、研究授業から多くの学びがありました。また、単元のゴールに向けた個々の活動の目的が生徒とも共有できているため、生徒が大変主体的に授業に臨んでいた点についても、参加者された先生から感想として述べられていました。
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 次に、小中連携の在り方について、協議がありました。芦北管内では小中連携の在り方については、先生方が共通して感じておられる課題でもあります。児童生徒の実態を踏まえて、管内の子供たちに力を付けるべく、情報交換や小中交流の在り方、また小中連携したカリキュラムや学習到達目標などの設定等について話し合われました。
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 今崎指導教諭の授業実践やお二人のプロジェクトリーダーの子供たちに英語の力を付けたいという思いのお話から、参加された先生方の大変熱心な協議がなされ、芦北管内の英語教育への熱さを感じました。半日の研修でしたが、明日からの授業実践につながる研修となりました。

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