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熊本県(知事:木村敬)では、平成28年4月に発生した熊本地震から10年を迎えるにあたり、この10年間の復旧・復興の歩みを振り返り、寄せられた支援に対する感謝の思いを発信するとともに、「記憶」を「教訓」を未来につなぐため、さまざまな取り組みを実施しています。
この一環として、令和8年5月30日(土曜日)に「熊本地震復興祈念講演会」を和敬塾(東京都文京区目白台)で開催しました。
この講演会は、熊本地震からの復興を支援していただいた首都圏の皆さんへこれまでの感謝を伝えるとともに、熊本の魅力を発信するため、県が公益財団法人永青文庫(細川護光 理事長)の共催、熊本市(大西一史 市長)、新宿区(吉住健一 区長)、文京区(成澤廣修 区長)の後援で実施しました。講師として、熊本城文化財修復検討委員を務める城郭考古学者の千田嘉博氏を招き、被災した県内文化財や熊本城復旧調査の現状について講演いただきました。
日時 令和8年(2026年)5月30日(土曜日)13時30分~15時30分
場所 和敬塾 大講堂(東京都文京区目白台1-21‐2)
来場者 約200人
内容
(1)「熊本地震から10年~復興の歩みと熊本の魅力~」(報告:木村敬 熊本県知事)
木村知事は、熊本地震の被害概要や県道益城高森線の4車線化といった創造的復興の歩み、食のみやこ熊本や夏目漱石・細川文化といった熊本の魅力を紹介。新宿区や文京区からの人的支援や寄付金などにも触れながら、これまでの支援に感謝を伝えました。

▲木村知事による熊本地震10年の復興状況の報告
▲首都圏の皆さんに感謝を伝える「復興応援“絆”大使」くまモン
(2)特別講演「熊本城復興の最前線~その歴史的価値と再生のプロセス~」(講師:名古屋市立大学 高等教育院 教授・奈良大学 特別教授 千田 嘉博 氏(城郭考古学者))
熊本城文化財修復検討委員を務める城郭考古学者の千田嘉博氏は、被災した県内文化財の現状や熊本城の復旧過程で明らかになった発見などについて解説しながら、熊本城の10年の修復で得られた新たな知見が、全国各地の城郭の石垣を文化財として守りながら整備する際に活かされることを説明。今しか見られない熊本城を新たな魅力として現地で体感する意義についても提言いただきました。
▲熊本城の復旧状況について語る千田氏
公益財団法人永青文庫では、令和8年度春季展「熊本城 守り継がれた名城400年の軌跡」が令和8年4月11日から6月7日まで開催され、永青文庫が所蔵する歴史資料が展示されました。資料には、大国を任された初代藩主・細川忠利の想いや、城の象徴である天守の機能のほか、被災を繰り返しながらも修復につとめた過程が克明に記録されており、見学者は、築城から400年の時を超え、今も力強く歩み続ける熊本城の「いま」と「むかし」を体感しました。

