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令和8年(2026年)5月14日 知事定例記者会見

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【5月14日】知事定例記者会見

令和8年5月14日(木曜日)10時10分~ 

【5月14日】定例記者会見

日時:令和8年(2026年)5月14日(木曜日) 10時10分から
場所:知事応接室

会見録
 知事定例記者会見の会見録や資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

 説明資料(スライド資料) (PDFファイル:3.2MB)

発表項目・コメント
  高校教育改革を加速!「改革先導拠点校」4校を申請

​​​  令和8年度災害対応訓練の実施

  「令和8年経済センサス-活動調査」にご協力ください

  「くまもと新時代ゼミ」ゼミ生を募集しています

質疑応答
 質疑応答1 高校教育改革を加速!「改革先導拠点校」4校を申請 1

​​ 質疑応答2 八代新庁舎建設工事に関する市議らの逮捕について 1

​​ 質疑応答3 水俣病について 1

​​ 質疑応答4 水俣病について 2

​​ 質疑応答5 部活動の移動におけるいわゆる白バス行為の防止について 1

​​​ 質疑応答6 部活動の移動におけるいわゆる白バス行為の防止について 2

​​ 質疑応答7 高校教育改革を加速!「改革先導拠点校」4校を申請 2

​​​ 質疑応答8 水俣病について 3

​​ 質疑応答9 八代新庁舎建設工事に関する市議らの逮捕について 2

​​​ 質疑応答10 八代新庁舎建設工事に関する市議らの逮捕について 3

​​​ 質疑応答11 選挙期間中のSNSでの偽・誤情報等の拡散対策について

​​​ 質疑応答12 特別自治市について

​​​ 質疑応答13 八代新庁舎建設工事に関する市議らの逮捕について 4

 質疑応答14 高校教育改革を加速!「改革先導拠点校」4校を申請 3

​​​ 

(1)発表項目1

高校教育改革を加速!「改革先導拠点校」4校を申請

発表項目11点目が今日の4点の中では一番のメインでございます。高校教育改革を加速するための改革先導拠点校4校の選定に関する話でございます。
私は常々、「県政の基本は福祉と教育」と申し上げていました。特に、教育によって人づくりをしていくことが、熊本県政の大きな柱だと思っております。そして、私が知事として一番やっていきたいことだと思っています。そうしたなかで、知事部局と教育部局が連携して、県内全域で高校教育改革を進めていきたいと考え、動いております。
そうしたなかで、先月28日に開催いたしました熊本県総合教育会議において、熊本県の改革先導拠点校として4校、そしてその取組みの概要をご報告いたしましたが、会議の中で出された意見も踏まえまして、明日正式に国にこの改革先導拠点校4校を申請したいと思っております。改革先導拠点校は菊池農業高校、天草工業高校、人吉高校、そして熊本高校の4校でございます。
菊池農業高校につきましては、菊地農業高校を拠点校とし、かつ県内全ての農業関係の高校を協力校といたしまして、将来の熊本県の農業を担う人材の育成、特に、これからの時代求められますスマート農業を活用して、農業DXを推進できる戦略的農業人材の育成を、この菊池農業高校を拠点に、県内の全ての農業高校と協力・連携しながら育成を図っていきたいと思っております。
2校目が天草工業高校です。天草工業高校は、地域産業のDX化、そして社会インフラの維持、防災対応などを担い、地域で暮らし働き続けられる実践力を備えた地域共創型エンジニアとしてのエッセンシャルワーカーの育成を目指しております。ここも天草工業高校のほか、県内工業関係の高校とともに、できれば天草の圏域内にあります学校全てと連携しながら、つまり工業と言いながら工業の枠を超えて、DXや社会インフラ、土木技術とか建築もそうですけれども、一体となって担っていけるようにと、天草工業を2校目に選んでいます。
3校目が理数系人材の育成の改革先導拠点校として、人吉高校を選びました。人吉高校を拠点に、人吉球磨の管内にある全ての高校が協力校になります。データ分析をもとに課題の解決や意思決定を行うデータサイエンス、この手法を用いて、半導体はもちろんですけれども、半導体に限らず農業・医療・防災など、産業の高度化が急速に進むなかで広く必要とされる理数系人材を、この人吉高校を拠点に人吉球磨全域の高校で育成していきたいと思っております。
また、熊本高校は多様な学びの場の提供として、小規模校における学習機会の制約、小さい学校で全ての教科や先生方を用意できないなどの学習機会の制約が生じかねないというこれからの現状に対応するため、遠隔教育の拠点として熊本高校を整備しながら、県内の小規模校を協力校として連携をして、多様な地域の高校生同士がネットワークを築いてつながって、地域の課題をAIやデジタル技術の実装で解決していくような学びを提供していきたい。
この4つの拠点校、そして合わせた協力校とともに、国にこの改革先導拠点校4校を、明日正式に申請したいと思っております。
この4校はあくまでも改革先導拠点校でございまして、我々は熊本県内にある50の全ての県立高校での魅力化を図っていきます。このために、改革先導拠点校での取組み成果を他の学校にしっかりと波及させていきながら、まず今年度、高校教育改革実行計画、50の学校全てを対象にするこの計画を今年度中に策定し、来年度以降、この実行計画に基づいて、全ての学校での魅力化、県内高校教育改革を進めていきたいと思っております。時代のニーズに対応した質の高い学び、そして地域の特性を活かした学び、これを多様な主体とともに提供することで、世界や地域で活躍する人材をつくる、そして、多様な他者と協働しながら社会に主体的に参画できる人材を育成して参りたいと考えております。​

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(2)発表項目2​

令和8年度災害対応訓練の実施

発表項目22点目は、令和8年度の災害対応訓練の状況をご報告いたします。
いつ発生するか分からない災害、まもなく梅雨が近いと聞いておりますけれども、今年度も様々な訓練を実施しております。現在実施しているのが豪雨対応訓練でして、2月から5月にかけて、市町村・県警・消防・自衛隊などと連携しながら、この梅雨が始まる前の5月末までに7回の訓練を実施しております。今年の訓練は、昨年8月の豪雨災害での検証結果を踏まえて、夜間に豪雨災害が発生した想定で訓練を行なっています。来週、最後の7回目の訓練には災害対策本部長である私も出席して、改めて災害発生時の対応を確認したいと思います。
さらに、地震への対応訓練も今年度実施いたします。すでに報道していただきましたが、4月14日には参集訓練を行いましたけれども、今後総合防災訓練を秋に行いまして、9月に図上訓練、10月に実動訓練という形で熊本地震と同規模の地震・災害が発生したというシナリオで訓練を行いたいと思っております。また、11月には南海トラフ地震を想定した広域応援訓練を実施いたします。こうした豪雨、そして地震対応の訓練は、今年度から設けました危機管理防災局を中心とし全庁的に行なっていますけれども、県民の皆さんの暮らしを守るために、市町村関係機関と連携して訓練、訓練、また訓練ぐらいの気持ちでしっかりと訓練の充実を図って、実際の災害に対応できる体制を整えて参りたいと考えております。こういう訓練によって行政側の災害対応力を積み重ねて強化していくこともさることながら、命を守るためには県民の皆さんお一人お一人が災害に備えていただくことも大事ですので、今日は改めて、この梅雨前でございますけれども、3点のお願いをしたいと思っております。
1つが避難場所などの確認でございます。県のホームページにありますマイタイムラインを活用して、それぞれご自身の避難場所、避難ルートの確認を行なっていただけたらと思っております。
2点目が予防的避難の徹底です。暗い時間帯の避難や雨がひどくなったあとの避難は大変危険を伴います。気象情報や避難所開設情報を確認しながら、明るいうちの早めの避難、これを心掛けていただきたいと思います。
また、3点目は非常時持出品、言うならば備蓄品の再点検です。各ご家庭において、飲料水や保存食、生活必需品、特に持病を持たれている方はお薬を少なくとも3日分は備蓄できて、いつでも持ち出しできるような準備をお願いしたいと思っております。災害への日頃の備えや早めの避難が、ご自身やご家族の命を守ることにつながります。梅雨入りを控えたこの時期、改めて県民の皆さんに災害への備えを徹底していただきたいと思います。​

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(3)発表項目3​

「令和8年経済センサス-活動調査」にご協力ください

発表項目33点目は、令和8年6月1日(月曜日)を期日といたしまして、経済センサス活動調査を実施いたします。この調査は、総務省と経済産業省が都道府県・市町村を通じて実施するもので、経済活動の実態を明らかにするため、全ての事業所・企業を対象に5年に1度実施するものでございます。調査結果は、物価高騰対策などの制度構築や各種補助金などの検討材料、地域防災計画の策定など、我々県や国の政策への基礎資料として広く活用されています。より多くの事業者からの回答をいただくことが、県内経済活動の把握につながります。すでに、対象となる企業・事業所さんには4月1日からインターネット回答用の書類を順次郵送しておりますけれども、スマートフォン・パソコンで簡単に回答できますので、ぜひご回答いただきたいと思っております。なお、インターネットでの回答が確認できない場合は、そのあと調査員がお伺いして調査書類を直接配布いたします。調査員は必ず調査員証を付けてきますので、それを確認して安心してご回答いただきたいと思います。ぜひ、簡単で便利なインターネットを活用しまして、提出期限の6月8日までにご回答いただきたいと思います。事業所の皆さんよろしくお願いいたします。​

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(4)発表項目4​

「くまもと新時代ゼミ」ゼミ生を募集しています

発表項目44点目最後に、くまもと新時代ゼミのゼミ生を募集しております。私の県政運営の基本方針、くまもと新時代の実現のためには、地域の愛着やグローバルな視野、チャレンジ精神を持ちながら社会に貢献できる人材が不可欠であります。なので、「人を育てる」ということが、くまもと新時代または県政基本方針のキーワードの大きな1つでございます。そうしたなかで、これからの熊本を担う中堅職員の皆さんに、これまでのやり方から飛び出す、組織の所属の枠から飛び出す、そして現場に飛び出すという、この3つの「飛び出す」を実践していただくため、くまもと新時代ゼミを昨年度から開始しております。今年度は、5月29日までゼミ生を募集しております。県・市町村の行政職員のみならず、民間企業からも計40名と限りはありますけれども募集しておりますので、我こそはと思う皆さんはぜひ応募していただきたいと思っております。
ちなみに、昨年度は「30年後の熊本を考える」という研究テーマでやっておりまして、研修ではなくて研究です、あえて。30年後の熊本のあり方を目指して、官民関係なく背景の違うゼミ生が5人1組でチームを組んで、30年後の熊本はどうあるべきかという研究を培っていきます。そのために、良い講師陣に集まっていただきまして、熱い議論を交わしていきたいと思っております。私も初回は講師として参加いたします。昨年度の研究テーマでは、同じ30年後の熊本ということだったんですけれども、例えば、半導体産業の関連を活かして宇宙ビジネスへ進出していこうとか、または熊本の自然や食・薬草・温泉文化を統合したロハスな循環モデルをつくっていこうとか、様々な熱心な研究成果を発表してもらいました。とても良い機会となりました。昨年度のゼミ生からは、「仲間とともにゼロからつくりあげる楽しさを知ることができた」とか「職場の枠を超えて真剣に悩む機会は唯一無二の経験」とか非常に前向きなお声をいただきました。どのチームも熊本を本気でより良くしていきたいと考え抜いた研究がありました。どうかここで学んだゼミ生が、このくまもと新時代の核となるように頑張っていきたいと思っておりますので、今年度もくまもと新時代ゼミにぜひ応募していただけたらと思います。​

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質疑応答1

高校教育改革を加速!「改革先導拠点校」4校を申請 1

質疑応答1幹事社
発表項目の改革先導拠点校についてですけれども、国の私立無償化でこういった側面が指摘されている現状もあります。公立高校の定員割れとか出願率の低下の状況も変わっていないと思います。知事のなかで県内の県立高校の最適なあり方、再編も含めてですけれどもお考えを聞かせてください。


木村知事
県立高校につきましては、県内、特に熊本市外ですね、どこに住んでいても等しく高等学校の教育の場が与えられるためにも、私立ですとどうしても人口の多い熊本市部に集中しがちですので、やはり県内各地域での学びの場を保障していくためにも、県立高校の存在が重要だと思っております。また、県立高校は、技術系の教育、農学・工学・福祉等々、様々な専門教育の場としても、存在は重要であると考えております。
たしかにご指摘のとおり、少子化のなかで出願者も減り、定員が割れている県立高校も多いわけですけれども、今一度改めて50校全てが自らの学校のあり方、魅力化を図っていただき、そのうえで今後の高校をどうしていくかということを考えていきたいと思っております。なので、いきなり再編ありきではなくて、各学校それぞれの取組みとともに、全ての高校の改革を実行する計画を今年度つくりたいと思っています。この高校教育改革実行計画の中で、再編が中心となって議論されるかというとそうではなくて、むしろ現在の学校の魅力化を図ることだと思っております。
極端な成功例ではありますけれども、高森高校マンガ学科のように、高森高校という極めて定員充足率が低かった高校が、マンガ学科という尖がった学科を新しく官民連携でつくっていくことで、定員割れどころか、3倍4倍という募集をいただくようになりました。
ぜひそういうような、あそこまでの例はなかなか難しいですけれども、各地域の課題をしっかり解決できる高校改革を、まず今年1年しっかりと改革実行計画をつくっていきたいと考えております。​

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質疑応答​2

八代新庁舎建設工事に関する市議らの逮捕について 1

幹事社
八代市の市庁舎問題について、公共事業の信頼を揺るがす事態になったと思いますがどう受け止めてらっしゃっていて、今後の県の対応があれば聞かせください。


木村知事
八代市の新庁舎建設工事でびっくりする額の収賄が行われたことは、大変驚きました。そして、このあっせん収賄の疑いで議員が逮捕されるに至ったことについては、極めて遺憾に思っております。ただ現在、地検や警察によって捜査が進められていますし、容疑者の方は否認されているということなので、県としてのこれ以上のコメントは控えさせていただきたいと思います。ただ、県として、入札手続きの公平性は極めて重要なことでございますので、しっかりと入札において透明性を確保し公平な競争が促進されるように、改めて県としても、県庁は問題が生じていないと私は思っていますけれども、改めて幹部会議等々で認識を新たにしておきたいと思います。​

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質疑応答​3​​

水俣病について 1

質疑応答3幹事社
2週間ぐらい前になってしまったんですけれども、水俣病の懇談を踏まえて、2日間に渡って懇談に臨まれたと思うんですけれども、そちらの総括といいますか、どういった評価をされているのかまず教えてください。


木村知事
慰霊式の前日の4月30日と翌5月1日、石原環境大臣にも慰霊式の前日から水俣に入っていただきまして、昨年同様、国と県の共催で水俣病の関係団体の皆さんとの懇談を実施いたしました。十分な時間を確保して、大臣と一緒に団体の皆様と意見交換をし、また大臣にも各団体の施設などの現場も見ていただきました。大変意義深かったことと思っております。
団体の皆さんから様々なご意見・ご要望いただきました。今後も患者・被害者の皆様をはじめ、様々な立場におられる方々の声をしっかりと真摯に耳を傾けながら国と連携して必要な支援を行なっていきたいと思っております。
慰霊式の場でも私が祈りの言葉でお誓い申し上げたとおり、水俣病問題は県政の最重要課題でありますので、その解決に向けて県としても引き続き全力で取り組んで参りたいと思います。
また、特に今年は公式確認70年という節目の年でございますので、シンポジウムなどの啓発イベントの開催、そして地元の各種団体が実施します情報発信の支援など、しっかりと水俣病から学んだ教訓を国内外そして次世代に継承していく1年にしたいという思いを新たにいたしました。
幹事社
今、ご回答で「意義深かった」ということだったんですけれども、なかなか患者さんの声を聞く機会が限られてくると思うんですけれども、そういったところで直接対話ができたところでの「意義深かった」ということになるんでしょうか。
木村知事
私自身も意見交換は随時やっておりますし、もちろん1年に1回、これは必ずやりたいと思っているうえで、大臣に来ていただいて、大臣はだいたい1年で変わってしまう傾向が強いので、やはり現場を必ず見ていただきたい、そして現場のなかで感じていただきたいということでございました。今回、環境大臣の発言で色々あったことは大変残念とは思いますけれども、ただ、やはり来ていただいたからこそ、そうした現実に触れて知っていただいたということだと思っています。
私どもも常に、職員が患者・被害者・支援者の皆様方、各種団体と日々、連絡・意見交換をしているところではあるんですけれども、やはり私自身がお話を伺うということは重要であるということにおいて、今回も意義深かったと思います。大臣に来ていただいたことで私自身がしっかりと認識できて、例えば百間排水口などの進捗状況も確認できましたし、そういう意味でも意義深かったという意味でございます。​

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質疑応答4

水俣病について 2

幹事社
今のご回答にもありました環境大臣の発言についてお伺いします。知事も同席をされていたと思うんですけれども、「患者さんの前だから発言をした」というような発言が、大臣からあったと思います。「現実的に難しい制度である」ということは文脈上は理解できる話だったんですけれども、「患者の前だから発言をした」というような発言について、知事がどう思っていらっしゃるのか、受け止めをお願いいたします。


木村知事
正式に申し上げると、まず最初に金子雄二さんのところ、おるげ・のあで大臣と金子さん、またその支援者の方がお話しされた様子も、私は同席し聞いております。そうしたなかで、「市長に私たちの思いを伝えてほしい」ということで、大臣が「分かりました」とおっしゃられたことは私も聞いております。実際に大臣は、市長にはきちんとそのあとお話をされています。多分記者会見の前だったと思いますけれども、控室で水俣市長と大臣がいて、私も同じ控室にいましたので、大臣から「現場で要望を受けました」ということをしっかりと水俣市長にお伝えされていたんです。ただ、水俣市長からは「色々これまで検討してきたんだけれども、ご要望どおりに対応することは難しい」というご回答があった。そのあとの記者会見で、いきなり「目の前にいたので」という発言になってしまったので、大臣は「言葉足らず」という言い方をされているようですけれども、残念です。大臣はちゃんと水俣市長に伝えているのに、そのことが伝わらなかったというところは本当に残念だったと思っております。残念だったということにつきます。​

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質疑応答5

部活動の移動におけるいわゆる白バス行為の防止について 1

質疑応答5幹事社
先週福島で、部活動の練習に向かっている最中の、いわゆる白バス行為という経緯が分かっていると思うんですけれども、事故がありました。県内では、2018年に天草高校で部活動送迎中の事故があったというような記録もあるかと思います。改めて、県でこうした部活動中の送迎などに関する指針をどのように定めているのか。また、こうした事故を受けて知事はどういうふうに変えていくべきなどお考えがありましたら教えてください。


木村知事
大変痛ましい事故が起きてしまったと思っておりまして、私も至急、教育委員会並びに私立学校を所管している私学振興課に対応を確認したところでございます。公立と私立とあるので、最終的には一緒になるんですけれども、それぞれ経緯を申し上げますと、県立高校は平成25年に部活動の移動手段、他県の事案だったと思うんですけれども、それを踏まえて、県立高校の部活動の移動手段は基本公共交通機関を原則とし、公共交通機関が困難であると校長が判断する場合にはマイクロバスなどを使用できるが、教職員は運転しない、という通知を出しています。顧問の先生が運転していたバスでのいろんな問題が当時あったので、ということだと思っています。また、ご指摘のあったいわゆる白バス、運転手付きの白ナンバーのマイクロバスについては道路運送法に違反するということで、令和元年に改めて通知を出しております。それらにつきまして、まず事故の直後の5月8日(金曜日)に、教育委員会は体育保健課長から各校長に対して過去の通知に基づき、再度徹底するよう呼びかけています。正式に言うと、公用の校長先生に直接行くメールの中でということです。私立学校についても同様でして、これは平成21年に大分での高校生のバス事故を受けて、私立学校での事故があったようでして、同じように公共交通機関を推奨して、困難である場合は校長の判断でマイクロバス等を使用することができるという留意事項通知を平成21年7月に送っています。こちらについても、5月8日に改めて平成21年通知を送付するとともに、私学の事務長会で改めて、部活動における移動中の事故防止そして交通ルールの厳守を周知したと聞いております。
国が部活動などの移動の安全通知の通知を出すと聞いておりますので、今後さらに国の動きと合わせて、公立・私立関わらず新たな通知を出すなどの検討をして参ります。​

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質疑応答6

部活動の移動におけるいわゆる白バス行為の防止について 2

幹事社
関連してもう1点なんですけれども、部活動は地域移行に進んでいくような方向で動いている現状があると思いますが、部活動に関わる人材不足であったり、今回予算の問題も運転手の手配などに関わってくると思うんですけれども、部活動の安全性を高めるという点では、県としてどういう方向で改革をしていきたいという話があれば教えてください。


木村知事
部活動の地域移行というのは、現場では大きな課題でございます。これは地域移行がいけないというのではなくて、地域移行しておかないと少子化のなかで学校単位では部活ができない種目とかもどんどん増えてしまうという現実もございますので、地域移行については各市町村、現場で本当に悩んでいるところでございます。そうしたなかでこういう移動中の事故が起きてしまいましたので、移動手段の課題なども含めて、実態を調査しながら、つまり今回の事故を受けて、新たな移動の安全確保策を設けたとしてもあまりにも現場の現実と離れていることがないように、国の動きも見ながらですけれども、国の動きだけではひょっとしたら現場と乖離する可能性がありますので、教育委員会には、特に現場の実態をしっかり踏まえて新たに県としての通知において対応するように指示をしているところでございます。​

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質疑応答7

高校教育改革を加速!「改革先導拠点校」4校を申請 2

質疑応答7
発表項目の中で改革先導拠点校に関してです。改革先導拠点校の候補としてこの4校を選んだ理由と、この4校が拠点校に選ばれた場合、他の県内に50校ある高校の魅力化にどう波及していくかというような期待感をあわせて伺いたいです。


木村知事
では、1点目の改革先導拠点校についてのお話をさせていただきます。
実は、国の今回の予算といいますか、改革先導拠点校は意外に唐突に出てきた話なんです。県としてはこれまで2年間、私が知事に就任してから、県立高校の魅力化というものをこの2年間ずっと、地域や関係者の皆さん、県教育委員会が主導して議論をしてきました。その結果、昨年9月には「あり方の提言」が行われました。
そうしたときに、県立高校が特に地域にとって欠かせない存在ということで、主に郡部というか熊本市外の高校をイメージして、やはり県立高校が大事だという提言をあり方検討会で受けましたので、まず今回の改革先導拠点校の選考にあたっては、熊本市内の学校は省きました。もちろんそのなかで、小規模校をなんとか維持していくための連携のための手段ということで熊本高校は残るんですけれども、これは熊本市内をハブに、小さい学校、小規模校を包むという意味でございますので、基本は他の3校の選定にあたってはそういう形で選びました。
そのうえで、あまりにも小規模な学校ですと、その学校でやった改革の成果が他の学校に広がらないという可能性もあるので、一定数以上の規模や学科があること。そして、現状からの底上げが期待できるとかそうした要素をもとに、あとは実は、国の既存の指定事業と被っちゃいけない、スーパーサイエンスハイスクールとは被っちゃいけないとか、細かいルールが色々付いているものですから、そうしたものを勘案してこの3校プラス熊本市内の1校を選んだところです。
この4校以外への期待ですが、私は本当に期待しています。まだこれから国で選ばれなければいけませんので、ただ実は教育関係の予算にしては大きい額が想定されますので、ぜひ菊池農業・天草工業・人吉高校その3校に限らず、その周辺、特に人吉高校であれば人吉・球磨全域のほかの学校、天草工業高校も天草管内のほかの学校、そして菊池農業高校も願ってはできれば県内全ての農業高校にこの影響が広がる、菊池農業高校を舞台に、例えば県内のほかの農業高校が新しい資機材を使った実習を行なったりとか、そういう波及効果を期待して、それと連動して自分たちの学校、○○農業高校はどうしていくか、という次の改革につながればいいと思っています。​

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質疑応答8

水俣病について 3


先ほども話題に挙がっている水俣病の問題です。5月1日の患者連合との懇談の際に、事務局側から国との折衝の際に「水俣病はほかの公害より恵まれている」という発言があったという指摘がありました。これに関しては、環境大臣が閣議後の会見のなかで「確認はされていない」とおっしゃっていますけれども、4月16日の交渉の場には県の職員の方もいらっしゃったということで、知事この発言があったかどうか、県側としてはどう受け止めていらっしゃるかお伺いします。


木村知事
4月16日の実務者の意見交換には、県も水俣病保健課長以下参加しているということは聞いておりますし、何せこの実務意見交換が大事なのは、2年前のマイクオフ問題があって、あの当時は環境省が主催して県は呼ばれていくような感じでしたけれども、事前に参加される団体とかと意見交換ができていないなかでマイク切り問題が起きたので、そのあとは、事前の準備とか意見交換もしましょうということで、県も入ってやってきたんです。4月16日ですから、だいたい慰霊式前後の懇談会をどうするかという段取りの話などをしていると伺っていましたので、こういうふうに進みますという報告を受けましたけれども、その当時の報告にはそういう発言があるなんて全くなかったです。ですから、細かくは水俣病保健課に聞いていただきたいですけれども、その場にいた県庁職員はあまりそういう発言があったとか、また団体側から強い拒否感というか、抗議があったとすれば絶対私に報告がくるはずなんです。過去もそういうかたちで実務者懇談でも何かトラブルというか、または団体側から重要な要望があったといったら全部報告がきますので、ですのでそうだと思っています。ただやはり発言というのは受け取った方の思いというのがありますから、実際今5月1日の懇談の場で患者連合の側で参加された方からそういうお話があったり、当日渡された要望書の中にそういう文言があることは私も認識しています。ですので、環境省にはすぐ、これは大事な話だからちゃんと対応してくださいと、その場で私は環境省に指示しています。けれども、そのあと二転三転しておりまして、私も報道で知ることばかりなので「発言があったと認識していない」とか、「いや発言がありました」と。それを私も今朝の報道も含めて報道で知る限りですので、団体内と環境省のほうで丁寧に話し合っていただきたいと思っております。私としては、そういう発言があってはならないと思っています。



そうすると県側としてはその発言があったかどうか、確認できていないというかたちですか。


木村知事
これは当日参加した者、水俣病保健課に聞いていただきたいですけれども、そういう発言があったかなかったか。あったにしても、繰り返しですけれども、何か問題がある発言であれば、団体側からそのときに普通ご意見をいただいたりしますし、そこは私どもにはそういう報告は上がってきていなかったです、当時は。今もそういう認識です。​

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質疑応答9

八代新庁舎建設工事に関する市議らの逮捕について 2


八代市新庁舎をめぐる汚職事件に関してお伺いしたいんですけれども、捜査当局への取材では、前田建設が有利になるように作成された入札の評価基準案を、成松容疑者が当時副市長に手渡されたことが分かっておりますが、この当時の副市長は県職員の出身だったと思います。
その内容もその担当部局に指示されたという経緯がありますが、結果としてこの疑惑のプロセスの一端を県出身の方が担ったという可能性があるということだと思いますが、知事はどういうふうに受け止めておられますでしょうか。


木村知事
私は、元県職員が誰かという特定は聞いておりませんけれども、時期的にいえば、私の感覚としてあの人なんだろうなというのはあります。県のOBでありますし、そのあと縁あって市に行った人間ですが、県がそこに何らかの意図を働かせた意図は全くございませんし、それ以上のことはまだ今捜査中であり、私もその実情を把握できないためコメント控えさせていただきますけれども、何かそこに県が意図をした事実はないと思っています。​

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質疑応答10

八代新庁舎建設工事に関する市議らの逮捕について 3


関連でもう一点、これまで県内の各市町村では県職員の出向を受け入れたりだとか、あるいは、副市町村長として県の幹部出身者を起用したりするという動きが広がってきていると思います。これは、市町村と県の密な連携につながる面も当然あると思いますけれども、こうした県出身者あるいは県職員が行った先で、こういった不正に接する機会があった際に、その県出身者・県職員にどういった役割を期待したいと思いますでしょうか。


木村知事
私もかつて霞が関の官僚時代に、熊本県を含めていくつかの県に出向していますので、その出向した先での立ち振る舞い、今回の八代市の場合はOBなので事情はちょっとやや違いますが。県から現役で派遣されれば、最終的にいつか県に戻るという前提で、自治体にいきますので、そこの事情はOBとは違うと思いますけれども、ただやはり、県で培ったコンプライアンスや様々な法令遵守のノウハウは、出向または退職後に採用していただいた市町村においてもいかんなく発揮されるべきであると思いますし、逆をいえば、地元の経緯というか、これまでの慣例上やりにくかったこととかできなかったことを、本来はやはりそういう外から見た視点でこれはいけないよと言うのも、県の出身者が各自治体に出向または派遣されるにあたって、私は期待したいところだと思っています。
ただ、今回の件についてはまだ捜査中なのでなんとも申し上げられませんし、その県OBの元副市長がどこまでそこを関与したかも私どもは把握していませんので、それ以上は申し上げられません。​

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質疑応答11

選挙期間中のSNSでの偽・誤情報等の拡散対策について

質疑応答11
これまで国政選挙などにおいてSNSで誤情報が拡散されることが問題視されているなかで、自民党が法改正に向けて検討項目をまとめたことが報道されていますが、こういった誤情報が流布しないようにプラットフォームに働きかけたりするとか、今法改正に向けた項目の検討が進んでいると思いますが、知事ご自身の選挙なども踏まえたうえで、こうした誤情報拡散への防止に向けた動きをどう受け止めておられるかお聞かせください。


木村知事
私も一度ではありますけれども、選挙を経験し、また公職選挙法の担当もかつてやっていた人間として、最近の選挙がちょっとこれまでとは違う異常な状況に感じています。私の選挙ではそんなことはあまりなかったとは思っておりますけれども、他県の知事選挙ないしは参議院選、衆議院選、東京都知事選挙もそうだったんですけれども、ちょっとびっくりするような事態が起きていますので、そうしたことに対して一定のルールを作っていくということは、明るく、公明正大、公平な選挙をするうえでは必要なことだと思っています。
ただ一方で、表現の自由との兼ね合いで、慎重であるべきところもあろうかと思っております。一定のSNSの投稿がダメとした場合に、本当にそれは公平に見たときに、誤情報、ファクトチェックというのもあるのかもしれませんが、いわゆる公権力サイドが全てそれをやるのが正しいのかとなると、私は疑問視するところがあります。ですので、国会において各党各会派でしっかり議論をいただいて、与野党を超えて合意できるようなかたちで話が進むことを願っています。​

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質疑応答12

特別市について


特別市について伺いたいと思います。道府県から政令市の権限に対応する、特別市に関する議論が全国知事会のほうであったりとか、首相の諮問機関の地方制度調査会などで進んでいると思います。市長会のほうからは、政令市と道府県の二重行政の解消を選択肢の1つとして期待する声もありますけれども、慎重な意見や否定的な意見も出ています。改めてになるかと思うのですが、知事の特別市に関する見解とその理由についてお願いします。


木村知事
特別市につきましては、先月総務省の地方制度調査会に呼ばれて、オンラインではありますが出席しました。そのときの会議が公開だったか、非公開でも議事概要が出ているかはちょっと分かりませんので、そこはお調べいただきたいと思っていますけれども、全国知事会の仲間とも相談して、私はその場で非常に消極的な意見を述べております。
わかりやすく申し上げれば、政令指定都市である熊本市が熊本県から分離独立するという建て付けの特別市というものでございます。先ほどの県立高校の議論と同じですけれども、今起きていることは、むしろこの熊本市と一緒になってやっていくことでありますし、災害対応においても警察においても、熊本市と熊本市以外を別々の組織にするメリットはないと私は思っています。
むしろ今、県を超えて色々対応していかなきゃいけない課題も多いなかで、特別市について、しかもこれは実は極めて大きな議論といいますか、特別市を選択肢として用意しろなんて意見も私からすればおかしな話でして、東京都は東京都制度というもっと変な制度が日本にはまだ昔の経緯から残っていますので、国として、いわゆる都道府県はいるのかいらないのかという議論から含めてしっかりと骨太な議論を展開してほしい。小手先で政令指定都市だけを特別市として独立させて、結局、都道府県を増やすって発想ですよね。
そうしたときに熊本市内にある県立高校は全部市立にするのか。また、そこである種の分断を、熊本市を超えたら県もいろいろな権限が完全に行使できなくなるような制度が、果たして熊本市民の幸せにもなるというふうに私には到底思えませんので、比較的消極的な意見をそのときも述べていますし、今もその立場は変わりませんし、全国の多くの都道府県知事も同じような立場だというふうに認識しています。​

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質疑応答13

八代新庁舎建設工事に関する市議らの逮捕について 4


市庁舎の件でお尋ねなんですけれども、贈賄側の前田建設工業について公訴時効が成立しているかと思います。
冒頭のコメントでも県の入札で公正な入札をというお話がありましたけれども、前田建設工業に対して、入札で例えば指名停止など何か対応をとられるお考えがあるかどうか、お聞かせいただけないでしょうか。

木村知事
やはり競争入札というのは、いい意味でも悪い意味でも公平でないといけない。全ての事業者に平等でなければいけませんので、今回の八代市庁舎の建設に絡んで贈賄をしたといわれる建設業者については、時効が成立しているなかで罪に問われないんだと思います。
もちろん別件で何か今後発生したらそうかもしれませんので、言うならば犯罪に当たる容疑がない限りは、建設の担当課に確認しますけれども、これだけで指名停止にすることはできない。むしろ今回、逮捕された別の建設会社については、ある程度条件が整ってきた段階で、県の処分基準で県の競争入札資格事業者として停止にすることはできると思うんですけれども、何の罪に問われていない事業者さんを止めるというのは現状では難しいんじゃないかなと思っています。担当課から何かあればフォローさせていただきます。​

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質疑応答14

高校教育改革を加速!「改革先導拠点校」4校を申請 3

質疑応答14
改革先導拠点校について伺います。かなり莫大な予算がつきそうなんですけれども、例えば菊池農業高校だったらスマート農業人材も、これまでも様々な事業でかなり力を入れてやってきているんですが、他の事業によってはこれまでよりも何が期待できるのとか、あと具体的に何をやりたいというのがあれば教えてください。


木村知事
中身につきましては、どこまでのものを出すのかはまだ精査しなければいけませんので、できれば担当課から後ほど別途レクをさせてもらいますので、お話を聞いていただければと思っています。菊池農業高校につきましては、圃場とか含めて県内でも最大の面積がある、教育委員さんの話によれば西日本最大の面積のある農業高校だと聞いておりますので、そのメリットを生かして、これまで導入できなかったような最先端のスマート農業に関する機材、そしてまたそれを実践する圃場とかをここで展開していきたいと思っております。さらに、ほかの農業高校ではできないこと、これは繰り返しですけれども菊池農業の子たちのためだけではなくて、県内の全ての農業高校の方が、いい意味で本当に広いキャンパスがあることも活かして、夏休みとか休日なんか、みんなで菊池農業に来て実験してもらうとか一緒に使ってもらうとか、ちょっと個別の事業名を出さなくて申し訳ありませんけれども、他ではやりにくいことをこの菊池農業という大きなフィールドのある学校で実験してみようとやってみようというのが今回の趣旨でございますし、また地元も非常に意欲が強いです。
例えば、菊池農業には寮があります。寮を活用し、県内の遠くの遠隔地の子が宿泊を含めて研修に来たりもできますので、そうした様々なメリットがこの菊池農業にあると思っております。細かくはまた高校教育課から別途レクをさせてください。​

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