本文
令和8年1月5日(月曜日)11時00分~
日時:令和8年(2026年)1月5日(月曜日) 11時00分から
場所:知事応接室
会見録
知事年末記者会見の会見録や資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。
発表項目・コメント
・ 2026年を迎えて
・ 「食事がおいしい都道府県ランキング2025」について
・ くまモンの日本テレビ系列「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」出場について
・ くまもとモン×東京銀座ジャックの実施について
・ 「くまモンの食いしん坊弁当」メニュー表彰作品の決定について
質疑応答
質疑応答1 県民みんなでくまもとのスポーツを応援する基金の設置について 1
質疑応答2 JASM第2工場の先端半導体への計画変更について
質疑応答3 2026年の抱負
質疑応答4 菊陽町「半導体ミュージアム」について
質疑応答5 令和8年度当初予算について
質疑応答6 お出かけ知事室について
質疑応答7 くまもとモン×東京銀座ジャックの実施について 1
質疑応答8 県民みんなでくまもとのスポーツを応援する基金の設置について 2
質疑応答9 知事就任後の県庁組織の変化について
質疑応答10 県の役割について
質疑応答11 くまもとモン×東京銀座ジャックの実施について 2
質疑応答12 副首都構想について
質疑応答13 市電益城まで延伸案について
質疑応答14 「くまモンの食いしん坊弁当」メニュー表彰作品の決定について
質疑応答15 くまもとモン×東京銀座ジャックの実施について 3
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
年頭の記者会見ということでお時間をとっていただきました。
冒頭、新年を迎えて一言だけ先にコメントさせていただきます。
知事就任から1年9ヶ月、今年の4月で任期の折り返しということになりまして、改めて身の引き締まる思いの新年でございます。
先ほど職員への訓示でも申し上げたんですけれども、今年の一字を尊敬、尊重の「尊」、尊ぶという字を選ばせてもらいました。非常に私にとって大事な字です。
私大変字が下手なので、今回は御船高校の書道部の皆さんに揮毫していただきました。若々しくて本当にエネルギーを感じる字で、私も大変気に入っております。御船高校書道部の皆さん、改めてお礼を申し上げます。またパフォーマンスをしていただく機会を近日中に設けたいと思っていますので、ぜひ皆さん御船高校にご注目ください。
ということで、この「尊」、尊ぶという字を選ばせていただいたことも含めてお話をいたしますと、私は知事就任から一貫して「現場主義」を貫いてまいりました。物事には必ず現場があり、そこに県民の皆さんをはじめ現場をよりよくしていこうと汗をかいている方々が必ずおられます。
そうした現場の方々を「敬い」、そして「大切にする」という意味を込めて、「尊敬」とか「尊重」、「リスペクト」、そうした言葉が大好きなので、「尊」という言葉を選んでおります。現場の声を大切にするということについてですが、現場には様々な声があり、必ずしも私と同じ考えの人たちだけではありませんし、県民皆さんにはそれぞれ様々な背景を持っている方がおられます。それぞれのお立場に寄り添い、それぞれの思いを尊重しながらしっかりと県政を一歩ずつ前に進めたいという意味を込めて、他者への寛容さを持とうということも含めてですけれども、この「尊」という言葉を今年選んでおります。
今年も引き続き「くまもと新時代共創基本方針」、そして「総合戦略」に基づきまして、地下水保全、渋滞解消、人材育成・確保などの5つの推進本部をはじめとして、令和2年7月豪雨、昨年8月の大雨への対応、そしてまた今年公式確認70年を迎える水俣病の対応など喫緊の課題にしっかりと取り組んでまいりたいと思いますし、「くまもとサイエンスパーク」の実現、「食のみやこ熊本県」、また、県有スポーツ施設の整備など、未来を見据えた取組みを併せて進めてまいりたいと思っております。今年は熊本地震から10年という節目の大事な年でもございます。しっかりと地震の教訓を次世代につないでいく努力も欠かさず行っていきたいと思っております。
熊本にお住まいのおひとりおひとりの方々が主人公です。それぞれの様々な意見を尊重し合いながら、ずっと暮らし続けていきたい、そういう熊本を一緒につくり上げていきたいと思っております。
本年もよろしくお願いいたします。
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年末に一つうれしいニュースがありました。ダイヤモンド社が公表しています「食事がおいしい都道府県ランキング2025」で、熊本県が28位から一気に11位へと大きくランクアップしました。
記事を引用させてもらいますと、「11位の熊本県は、馬刺しや熊本ラーメン、からし蓮根が知られ、前年28位から順位を上げた。熊本県は「食のみやこ推進局」を新設し、首都圏でのPRや料理人育成に力を入れており、こうした取組みが評価を後押しした。」ということです。
重ね重ねいつも申し上げています、熊本県は農業産出額が上位、前回ですと全国6位の農業県で、素晴らしい農林畜水産物を中心に生産していただいているんですけれども、これまでなかなか食事とか食のほうにイメージがつながらなかったんです。今回食のみやこ局をつくったのも、そうした背景があったからなんですけれども、今回こういうかたちで順位が上がってよかった。
ただ一方で、まだ「食のイメージがある都道府県ランキング」というところは残念ながら25位から24位に1ランクアップしただけでございますので、まだまだ取組みが十分ではないと思っております。
これからも県民の皆さんとともに、食で熊本県を盛り上げて、国内外から「食のみやこは熊本にあり」と言われるような「食のみやこ熊本県」づくりを推進してまいります。
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二点目はくまモンです。くまモン、入っておいで。
皆さん、明けましておめでとうございます。くまモンでございます。
今年も頑張ってくれているくまモンなんですが、くまモンが仮装を通じて、サプライズ&ハッピーを届け、多くの皆様を笑顔にしたいという思いから、「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」に出演いたします。
予選を突破して本選に出場いたします。本選の様子は1月12日の夜7時から熊本県民テレビ様をはじめとする全国の日本テレビ系の各社において放送されます。
私も子供の頃から見ているご長寿番組でございます。どんな仮装をくまモンが披露してくれるのか私も非常に楽しみにしています。私は、ネタは聞いていません。どういうネタにするか。本選頑張ってください。
テレビの前で皆さんに応援していただきたいと思いますので、くまモンから意気込みをひと言お願いいたします。
くまモン
びっくまする仮装ばしたモン!楽しみにしていてはいよ~☆
木村知事
ということで、くまモン「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」に出場します。
次です。「くまもとモン×東京銀座ジャック」という、今年3回目となりますけれども、東京銀座エリアの百貨店や飲食店等と連携して実施する「くまもとフェア」や、県産品の情報発信をもって「食のみやこ熊本県」を銀座に知れ渡らせようというプロジェクトでございまして、今月21日から2月3日まで2週間開催させていただきます。
私も副知事時代から本当に肝入りで頑張ってきたプロジェクトでありまして、1月21日10時から東京銀座の松屋百貨店一階正面口でオープニングセレモニーをさせていただきます。
東京銀座の老舗の名店とタッグを組んで熊本が誇る食、文化、お酒など魅力を一気にPRする2週間にしたいと思います。
松屋銀座さんとは昨年7月に包括連携協定を結んでおり、地下1階の食品催事場での展示会や、銀座の目抜き通りのところにあるショーウィンドウなども使わせていただいて、県内11の事業者が参加した「くまもとフェア」を行わせていただきます。
また、それに合わせて、銀座の名店約60店舗で熊本県産食材を使った特別メニューをつくってもらいます。(また、球磨焼酎の提供も行います。)
例えば、三越さんの交差点のところにある和光さんで、球磨栗を使ったケーキをつくっていただきます。銀座ウエストさんの銀座本店でもこういうケーキをつくっていただきます。
東京から「食のみやこ熊本県」を全国にPRしてまいりたいと思っております。
また、食以外にも、これがまた今年もすごいところです。銀座田屋さんという有名なネクタイ販売のお店があり、中身はお楽しみなんですけれども、そこでオリジナルネクタイの販売を行います。、久保木畳店さんという工場自体は福島にある会社なんですけれども、長年八代の国産い草畳をずっと使っていただいている素晴らしい会社が銀座に店舗を構えています。こちらのほうでもくまモンのイラストの入ったミニ畳の販売をしております。
それ以外にもUNIQLO TOKYOさんでまたいろいろやるんだよね、くまモン。くまモンの刺繍サービスなんかをUNIQLO STUDIOでやったり、県産のお花のフラワーアレンジメントをやったりして。また無印良品銀座さん、無印の全国最大の基幹店ですけれども、天草の下浦土玩具の絵付けワークショップなどもして熊本の魅力をPRしたいと思っています。本当に熊本の魅力目白押しです。
合わせてGinza Sony Parkという、銀座熊本館って県のアンテナショップ、お越しいただいた方はご存知かもしれませんが、銀座の数寄屋橋交差点の熊本館の隣の交差点の角になります。元々はソニービルというのがあったところですけれども、そこがGinza Sony Parkになっていまして、そこで自治体として初めてイベントをやらせていただきます。
1月31日と2月1日には「ONE PIECE熊本復興プロジェクト10年展」、これは先日の記者会見でも発表させていただいた3月からやらせていただくもののプレエキシビジョンであったり、夏の水害から復興を遂げようとしている八代のい草の畳のイベントをドンとこの銀座のど真ん中でやってみたいと思っております。地下のカジュアルダイニングでは熊本とのコラボメニューを提供いたします。
このように、Ginza Sony Park、UNIQLOさん、無印さん、松屋さん、いろんなところで銀座をジャックして熊本のお酒、食、文化、観光魅力をアピールしてまいりたいと思います。
といいましたが、やはり主人公はくまモンですので、くまモンも東京で熊本の誇る魅力をPRしてきてください。くまモン、どうぞ。どーん。
くまモン
熊本の魅力をみなさんにお届けできるようにがんばるモーン!
木村知事
ということでございまして、銀座ジャックでございます。よろしくお願いいたします。
そして最後、去年の夏にくまモンを、食のみやこ推進のための「食いしん坊大使」に就任いただいて、大使就任を機会に、せっかくなんでこの熊本のおいしい農林畜水産物、食材をしっかり生かした「くまモンの食いしん坊弁当」をつくってみようじゃないか、ということで、メニューを全国に募集しましたところ、8月(29日)から11月(10日)の約2か月の間に、なんと120点もの応募がありました。予想以上の反響に感謝しております。
うれしいのが、120名の方から応募があったこともそうなんですけれども、7歳からなんと88歳まで幅広い年代層の方から応募いただきまして、本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。
一次審査で120点の中から書類で5点を選びまして、その5点につきましては県内のお弁当事業者さんとも連携して実際に作ってみて、かつ入賞者5人の方にはプレゼンをしていただいて、どれがいいかということで、こういう時には絶対この方ですね、食といえば小山薫堂さん。
薫堂さんにも実際に審査していただきまして、美味しさ、アイデア、美しさ、作りやすさ、そして栄養バランス。これは今の給食問題とかに通じますけれども、こうした5つの点から総合的にご審査いただいて、この5点の審査、どれも美味しそうですよね。ねーくまモン。美味しそうでよだれが出ちゃうね。
この5つのお弁当を審査していただいた中から最優秀賞に輝きましたのが、東京都在住の井上祐子さん。「肥後やさいのごほうび弁当」ということで、いわゆるワンボウル形式でバランスの取れた県産野菜をふんだんに取り入れてくださった素晴らしい作品ですし、この優秀賞四点の中から1点、広島県のペンネーム「しょうこ食堂」さんからの、「くまモンの魔法の柑橘弁当」を特別賞としまして、この(計)2点につきましては、実際に県内のお弁当屋さんと連携しまして、2月21日、22日の「食のみやこ熊本三ッ星グルメフェス」というのを、花畑広場で行うんですけれども、そちらのほうで限定販売させていただきますので、ぜひ皆さん食べてみてください。
今回の取組みは、本当に県民の皆様をはじめ多くの方々に、熊本の食材の魅力をお弁当のアイデア作りを通じて再発見していただくという機会になりまして、予想以上に素晴らしい結果が出てきたのではないかと思っております。
ぜひ2月のイベントにも、多くの皆さんにお越しいただきたいと思います。このイベントの中身につきましては、また後日もう少し時間が近くなりましてから、記者会見ないしは、記者レクをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
楽しみだね、くまモン。
くまモン
みなさんのアイデアがつまったお弁当を食べるのが楽しみだモン!
木村知事
ということで、くまモンの「食いしん坊弁当」の選定でございました。以上でございます。くまモンありがとう。今年もよろしくね。
幹事社
知事、今年もよろしくお願いします。
発表外から2点質問を私のほうからさせていただきます。
一部報道でありました、スポーツ施設の再整備への応援基金を創設するのではないかという報道が出ております。これについての真偽と、また本当ならば狙いであったりとか、整備費の何割ほどを賄おうと思っていらっしゃるのかというところをお伺いします。
木村知事
私もこの基金についてはぼやっとしか聞いていなかったので、報道を見て勉強になった次第ですけれども、この基金設置の狙いは、今回県のスポーツ施設を再整備ないし改修していくわけなんですけれども、その際に持続可能なものにしていきたい。それはすなわち県民がずっと関わり続けていくという意味においての持続性が必要だろうということで、ぜひ県民の皆さんにスポーツ施設の再整備に向けたプロジェクトに参加してもらいたい、ということが一つの基金設置の目的であります。
主に県民の皆さんや県内外の企業からの寄付などを想定しておりますけれども、もちろんそれだけで県の整備費の多くを担えるとは思っておりませんので、県から出す財源を基金上どういう取扱いにするか、ここはまだこれからだと思っています。ただ、特に再整備をする体育館、そして野球場については100億円以上のお金がかかりますので、それをしっかり県民に見せていくということと、やはり県民の皆さんも参画していくということになっています。
ですから何割を県民や企業からの浄財で賄うかというところはまだ全く想定しておりませんし、事業費自体についてもあくまでも審査会、有識者会議の中で議論のあった数字でございますので、これまたこれから精査していく必要があります。ともかく私たちとしてはこの基金を通じて、県民の皆さんも一緒に参画していくという形になるのが美しいなと思って、この基金というかたちで設置する目的を作っております。
ですから、まだ具体的な金額とかというところについてはこれからでございます。
幹事社
2月の県議会のほうに提出するような形になるんでしょうか。
木村知事
はい、できれば2月の県議会には提出したいと思っております。9月に整備方針を表明して以降、あとは県がやってくれるんじゃないかと(思われているが)、これはもう県民をあげてどういう施設にしていくかとか、どういうものにしていくかという議論をしていきたいので、早め早めに県民の関心といいますか、応援を得るためにも、力を得るためにも、またはいろんな議論が起きていただくためにも、2月議会での設置を目指したいと思っています。
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幹事社
2点目です。こちらちょっと確認も込めてなんですけれども、年末にTSMCが高雄の工場で最先端の2ナノの量産を始めたというところで発表しております。一部報道で熊本、菊陽の第2工場でも2ナノ相当の生産を視野に入れているのではというところで報じております。年末一部報道出た際、知事からは何を作るかはまだ聞いていないという話でした。
改めてですけれども、そのあたりTSMCから連絡はあっておりますでしょうか。
木村知事
年末の記者会見以降、TSMC並びに経済産業省をはじめ国からも何の連絡もございません。TSMCとJASMも含めてです。
ですので、現段階ではそういう台湾での報道、または台湾での報道を受けた国内の報道機関の報道以外の情報は持ち合わせていません。ですので、現時点でどういう製品が(つくられるとか)、第2工場のいわゆるスペックの違いについては、まだ何ともいえない状況です。
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幹事社
私からは改めて知事の今年の県の最重要課題といいますか、改めてちょっと伺いたいです。
木村知事
はい、一つは2026年が節目の年であるということです。熊本地震から10年、そして水俣病の公式確認から70年という熊本県にとって大きな出来事の節目の年にあたるので、それぞれについてしっかりとその教訓を私たちが学び、そしてまた次世代にしっかりつないでいくということ、特に熊本地震で申し上げると災害対応力を改めて確認していくことが大事です。
また水俣病問題では、やはり昨年、残念な誤った知識や情報が発信されてしまうようなことがございましたので、しっかりと正しい知識と教訓を伝えていくという、そうしたことを節目の年だからこそやらなければいけないというのが、まず今年に課された一つの使命だと思っています
もう一つは、私も折り返しの年でありますので、今後の長い中期、長期のスパンで見た熊本の未来づくりにつながっていくことをしていきたい。
その一つは先ほども申したスポーツ施設やサイエンスパークとかそういうものもありましょうし、もっとしっかりやらなければいけないのは私は教育と福祉だと思っています。
少子化、人材不足の中で、やはり熊本に生まれ熊本に育った子が喜んでこの県に住み続けられるような豊かな人材を育んでいきたいと思っておりますので、すぐすぐ何をするんですかというとまだこれから職員と議論していくんですけれども、中期的・長期的にはその両方をもって突進していきたいと思っています。
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Q
菊陽町の原水の土地区画整理事業に関してなんですけれども、菊陽町がこの原水地区で半導体ミュージアムを整備する計画を挙げておりました。これに関して県としてどのように関わっていくのかといったところのお考えを聞かせてください。
木村知事
これも本当に報道を通じて知ったというところが現実ではございますけれども、菊陽の土地区画整理事業についての全体像はずっと県も把握しております。
分散型サイエンスパークの一つの大事な拠点だと思っていますので、その中で菊陽町が知の集積拠点というコンセプトを持っていらっしゃる、そしてまた今回報道を通じて知ったのは半導体ミュージアム的なものをいわゆる半導体のことをいろいろ知ってもらう場としてということだと思っています
ただやはりそれはなかなか行政がノウハウを持ってやれる世界とも違うと思うんですよね。半導体に関する学芸員さんがいるわけでもないですし、そこは民間の企業の皆さんとの連携のもとで菊陽町も整備をしていくことになろうかと思っています。
ミュージアム自体の構想は本当にまだ、これからお話を伺っていかなければいけませんけれども、特に、昨年来グリーンイノベーション協議会という民間のソニーさんが中心になって、JASMさん、東京エレクトロンさん、さまざまな半導体企業が連携した協議会を作ってくれていますので、そうしたなかで自分たちの活動を知ってもらう、または意義を知ってもらうためにこういうミュージアムがもし作られていくというところであれば、県としてもご協力をさせていただきたいと思っております。
ただ、まだ雲をつかむような話でございますので、この具体については菊陽町からのさらなる提案を持って連携の仕方を考えていきたいと思います。
Q
ありがとうございます。
そこでもう一点だけ教えてください。こういう計画を県ではなく町が主体的に計画することに関してはどのように思われますか。
木村知事
素晴らしいことだと思っています。菊陽町は長い目で県との関係を見ていると、非常に土地区画整理事業とかを上手にやってこられた町だというイメージがあります。
もちろん、県の住宅供給公社とかが中心になった光の森も含むのもあるんですけれども、町がしっかりと計画を作って住民に説明してということのなかで、そのアイデアの一つだと思っていますので、ぜひこの菊陽の区画整理事業が、それは菊陽に限らずどこの区画整理もそうです。益城にしても、人吉にしても今進んでいるものについては、本来区画整理事業は市町村が主体となってやるものが、どうしても市町村が体力的というか、または人材面または災害のあとというところで、県の力が欲しいという県施工の部分もありますけれども、基本は区画整理事業というのは市町村が中心になってやっていくものを、町として責任をもって今、住民説明会をはじめやられておられますので菊陽の動きは非常に歓迎するところでありますし、そうしたなかでこのミュージアム的なるものというのがどういうかたちで県も協力したらいいのか、そういったところについてはまた町とも相談していきたいと思います。
Q
先ほどから今年の抱負をお話しいただいたところではあると思うんですけれども、それを踏まえて、これから来年度当初予算編成をされると思いますが、方針を既に示されているところではあると思いますけれども、改めてどのような施策に取り組みたいか知事の思いや考えを聞かせてください。
木村知事
当初予算についてはまだ何も聞いてないというか、スケジュール的にそういうものでして、月末ぐらいにたぶん知事査定というか、私のところに相談が来るんじゃないかと思っておりますけれども、県民の悩みとか苦労にしっかりと寄り添える予算にしてほしいと思っています。
悩みというのは例えば渋滞問題が未だに深刻であるということ、または地下水保全についても不安をもっている県民の方に対して、どういうかたちで情報発信をしていくかとかいうのをしっかりと形にしていくこと、また経済面では頑張っている人にちゃんとその成果がいくようなところが、漠然とした言い方で恐縮なんですけれども、今なかなか物価高のなかで頑張っても給料が上がらない、そういうところで去年の年末の補正予算などでは最低賃金の獲得に向けて最低賃金を上げようとする企業を、グッと後押しする政策を入れさせていただきましたけれども、そうした人々の努力が報われるような社会にしていかなければいけませんので、そうしたことに向けた予算を強化しておいてほしいと思っています。
あとは来年ということでいえば、一つは高校の魅力化というのが大きなテーマになろうかと思っておりますので、しっかりと教育委員会には県内全ての高校の魅力化につながるようなそれぞれが何か挑戦できるような仕掛けを頑張ってねということをお願いしています。
なかなかまだ予算自体が見えていませんので、意気込みだけで恐縮ですけれども、とりあえずボールを投げてみました。
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Q
ありがとうございます。もう一点だけ、冒頭、現場主義への尊敬という意味で触れましたけれども、「お出かけ知事室」について間もなく県内に一巡されると思いますけれども、その後継続されるお考えはありますでしょうか。
木村知事
はい、「お出かけ知事室」は基本続けていきたいと思っています。
まわっていくなかで、良い意味で厳しい意見をいっぱい言ってくださる時もあるんですね。それも大事なことだと思っているんです。
私にもいろいろな、たぶん匿名のメールだと返しづらいものが、ちゃんと言ってくださると誠意を持ってこっちも返せるというところに、やはり対面でお会いして意見を聞くことの意義を私は常々感じています。
私も100%分かっていただくことはできないし、それぞれの考えがあるんですけれども、私たちは私たちの思い、考え方を伝えることができる場として、そういう対話の場というのは重要だと思っています。
ただ、なかなか日程の調整がつかなくて、ようやく2年かけて一巡できたというところなので、あと2年でもう一巡できるかとか、または市町村単位にするとどうしても合併しているところとそうではないところでは密度が、人吉・球磨は10カ所行くけれども天草市は一ヶ所しか行かないとかいうのも、牛深の人はいつになったら来るのみたいなのがあったりするとグサッと刺さるので、来年以降、ひととおり終わった後のやり方については、担当課と相談している状況でございますけれども、引き続きこのような対面でのお話し合いをする機会は今後も変わらず設けていきたいと思っています。
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Q
銀座ジャックに関連してお伺いします。1月31日と2月1日に熊本地震とかさまざま復興から、創造的復興とかのイベントが行われております。この熊本地震10年という節目で、この一年さまざまな災害からの教訓を学ぶような場面もあると思いますが。これの第一段的になるのかというところで、この一年熊本地震に関連してどういうことを県民に、一緒に歩んでいこう、学んでいこうという場面にしたいというところを教えてください。
木村知事
特に全体像がまだカチッと、そのほかのも含めて体系化できているかわかりませんけれども、事実上県外で熊本地震に関して今年発信する機会としては、今回のソニーパークが一回目になろうかと思っています。ソニーさんからもあの場所を使ってほしいという思いがあるのと、ソニーさんが熊本地震10年、ずっとご支援いただいたところでもありますので、銀座の数寄屋橋の一等地を発信に使いたいと思っております。
やはり10年経って、徐々に記憶が薄れていくところだと思っています。10年前の地震で被害にあわれた、特にご遺族の皆様の心の痛手は癒えることはないと思っておりますけれども、ご遺族の皆様とお会いするたびに、やはりあのときのことを忘れないでほしいという思いをお伝えいただきますので、やはりしっかりと県民の皆さんと10年前の教訓を再認識していきたい。
ただ一方でやはりこの10年間、一生懸命私たちも復旧・復興を頑張ってきた。これも事実ですので、それは先日発表したように『ONE PIECE』とともに、この10年間を振り返る企画展を県立美術館でやりたいと思っています。ただ災害というのは昨年の8月ではないですけれども、いつ、何時起きるかわかりません。常に命と暮らしを守るためにどういう対応をすべきかということを、10年前のことを思い出しながら振り返っていただく年にしたいです。また先ほどの訓示でも述べましたけれども、県職員ですら3分の1が地震後に入庁した職員ばかりですので、その職員にしっかりと災害対応について学んでもらうというのも、またこの地震10年という年にしっかりとやっていきたいと思いますし、また県民の皆さんともさまざまな訓練だとか啓発イベントを通じて、地震の教訓をもう一度思い出していただいて、災害対応力の向上につなげていきたい。今後何か起きたときにも犠牲者が出ないように、命と暮らしを守れるように頑張っていきたいと思います。
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Q
最初にちょっと細かい点なんですけれども、冒頭に質問が出ていましたスポーツ施設再整備に向けた基金なんですけれども、これは企業からというのも含むとなると、ネーミングライツの件とかも一体になってくる構想なんでしょうか、それともそれとはまた別なのでしょうか。
木村知事
ネーミングライツにつきましては、優先順位でいくと体育館、アリーナの話から、ほかの愛知とかのアリーナ建設の構想を見ていると、ネーミングライツというのが事業のスキームをつくるにあたって、事業全体のスキームをつくる、財源スキームをつくるにあたってある種大事な要素になるというふうには聞いています。
ですが今回の件は、もちろんそこもいずれ入ってくるかもしれませんけれども、それはまだそれとしてと言いますか(切り離して考えて)、やはり(まずは)県民の皆さんが、または企業の方々がこの体育館再整備、野球場再整備に貢献したいという思いに応えられるような受け皿を整備することが目的ですので、ちょっとネーミングライツの議論とはまだしばらくは切り離して考えたいと思っています。
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Q
ありがとうございます。
あと少し抽象的なお尋ねなんですけれども、知事就任からもうすぐ折り返しということもおっしゃいましたけれども、組織再編等もされましたし、前知事との仕事のスタイル等も、キャラクターも違うと思いますけれども、県庁を組織としてどう変わってきたなというふうに、今の時点で感じられているか手応え等あれば教えていただけますか。
木村知事
組織は一昨年の秋に変えて、それ以降そんなに大きなガチャガチャをするのが好みじゃないので、来年度も組織で何か驚かすみたいなことはしません。やはり職員に求めているのは現場主義です。
私が嬉しいのは、職員がよく来てくれるようになったこと。あと、ささやかな話ですけれど、新人職員(新採2年目)の研修として、福祉施設、介護施設、または障害者施設に2日間出向く研修をビルトインしましたが、県職員が足手まといになってご迷惑じゃないかな、という思いもあったんですけれども、現場の感覚、匂いとか処理をするときの触感、肌の感覚とかそういうのが大事だと思ったので行かせてもらったところ、施設のほうからすごく喜んでいただいたこと。やはり、現場主義ということを徹底するようにして、それに対して県民の方々から、もちろん私に言っていただくのは、比較的いいことを言われる方の声がどうしても入ってくるわけですけれども、それでもお褒めいただいたことは、すごく現場主義が進んだなという手応えを感じたところです。
Q
ありがとうございます。
最後ちょっと抽象的な質問で恐縮なんですけれども、都道府県という行政機関の役割についてお伺いしたいなと思いまして、担当してみて思うのは国や市町村、基礎自治体の間で調整する仕事が非常に多いんだなというのは記者として思うんですけれども、どんどん役割も変わってきている部分もありますし、都道府県の役割として何が重要になってきているという、何か変化に関しての所感があれば教えていただけますか。
木村知事
大昔であれば国が全てを決めていてそれに従うだけの自治体、これは県も市町村もそうですけれども、それでよかったのかもしれませんが、住民、国民の行政に対するニーズが非常にきめ細かになってきたなかで、やはり行政の内容が複雑化してきているところで、私もかつて国にいた人間として思うのが、国は現場の、特に市町村の現場のことが分からない、分からないというか、分かりようがないと思っています。
これだけさまざまなプレイヤーの方がさまざまに動いていますので、やはり都道府県は市町村との連携のもとに現場にある不都合、不具合をしっかりと抽出して国に訴えていく、それはやはり必要じゃないかと。
国にとっては、これを一例に挙げるのがいいのかどうかってありますけれども、例えば昨年末の水俣病関連の療養手当の引き上げだって、国はもともと30年来考えてこなかったわけですよね。
ところが、2年前のマイク切り事件から対話を交わしていくなかで、現場としてはどうしても今非常につらいところがあると。よく考えたらほかの手当とかは物価スライドしているものもあるなかで、たまたまこの30年間デフレだったので気が付かなかったですけれども、変わっているのもあるとすれば、できるんじゃないかということで、県は私たちなりに強く訴えてきて、国はなるほどですね、みたいな感じで引上げが実現したというところもありますので。やはり私は現場の声を的確に国に伝えて、なかなか各市町村では国に直接言いにくいところを県としてまとめて言っていく。今回、事務的にやっているのが給食無償化と称される給食費減免の補助の関係で、国に対して制度設計上の何か言うべきことはないかというのを、実は全市町村に意見照会しているんですけれども、そういう意見をまとめて国に訴えていくというのも県の役割じゃないかというふうに思っております。
Q
一つだけ追加で、市町村の事務というのは、かなり煩雑というか忙しくなっているというふうに言われていると思うんですが、そこについては知事、どう思われますか。
木村知事
全くしてそうだと思います。これはいい意味でなんですけれども、いい意味で福祉とか教育分野がきめ細かになってきています。昔だったらそんなところまで光を当てていないようなものも、ちゃんと公的に支援していこうという体制ができてきている分、特に福祉・教育というのは市町村の分野が大きいので、そこに対してやはり県はフォローしていかなければいけませんし、最近ですと若年人口の減少で職員がなかなか採用しにくくなるときに、特に技術職について県がある種連携していかなければいけない。私がかつていた総務省、旧自治省でいけばそういうことは言うべきじゃないんですけれども、それは市町村の自主独立が大事だといっていた時期あるんですけれども、いかんせんもう市町村だけで回りきらないものをどう県ないしは複数の市町村がまとまった、県でいうと振興局ぐらいの単位でフォローアップしていくかというのはこれから重要になってきますので、私はこれからの時代は県と市町村がよりハイブリッドで連携するというか、ある意味で市町村の事務を県が代行していくような、今までは分権、分権で現場に下ろしていこうということが一つあったんですけれども、ある程度共通化するもの、例えば今回共同で技術職の市町村職員を採用するみたいな話を県が旗振りしてやるような研究を今始めていますけれども、やはり市町村がちょっと人手が回らないところをしっかりと連携していけるような対応も必要だと思っています。
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Q
2点伺いたくて、まず発表項目から、Ginza Sony Parkのほうで『ONE PIECE』の熊本復興プロジェクト10年展をされるということなんですけれども、今、ホームページとか拝見したら清和文楽だったりとか、あと特別な映像を流されるというところで、どういうところを見てほしい、また、なかなか東京の方、熊本でもそうやって記憶だったり経験が薄れていくなかで、東京の人たちにどういったところを伝えたいなどを伺ってもよろしいでしょうか。
木村知事
『ONE PIECE』の10年展については、ここにあるようにプレエキシビジョンですので、本来の一番おいしいところというか、核のところは熊本のほうで3月から開催しますので、その呼び水的なところにすぎません。またもう少し中身が見せられるときには、事前にプレスへの資料提供とかさせていただこうかと思っていますけれども、やはり熊本で地震があったこと自体を県外の人だと記憶が薄れてしまっていると思っています。ぜひこの10年というときに、まず熊本で地震があり、その痛手から県民が復興してきた、立ち上がってきたということを訴えさせていただきたいと思っておりますし、それに合わせて八代のい草の関係のものを大々的に展示して、実は皆さんが使っている畳、国産であればもう熊本産しかないんですよみたいなことも発信していきたい。
せっかくソニーさんのご厚意をいただいて、銀座の一等地で二日間しっかりやらせていただきますので、そういうかたちでやはり熊本地震10年という、熊本に地震があったということ、そしてそこからここまで立ち直ったということをしっかりPRし、かつ地震の教訓を伝えていきたいと思います。
Q
ありがとうございます。
あと年末年始の一部報道で、副首都構想で熊本県も意欲があるというような報道がありました。その真意とどういった点で目指したいか、また要件がまだ国のほう、いろんななかで調整が整っていないところもあるとは思いますが、どういったところをアピールしていきたいなどを伺ってもよろしいでしょうか。
木村知事
副首都構想はぜひ推進すべきだと思っています。やはり私は東京で生まれ育った人間として、逆をいえば東京がすべてを抱えている今の状況がこの国の最大のリスクだと私は思っています。
東京にすべてが集中することで、仮に熊本地震クラス、つまり阪神淡路や東日本までいかないクラスのであっても、私は首都機能が止まると思います。
東日本大震災の時、東京は特に大きな被害を受けていないのに交通機関が大混乱したということがありました。ともかく東京一極集中というのはこの国の今の最大のリスクですので、いかに機能を分散させるかというのが大事だと思っていて、その一つとして副首都の構想というのはぜひ推進すべきであるし、九州、福岡も手をあげていますけれども、その一助になるのであれば私、熊本も喜んで手をあげたいと思っています。
なぜ熊本なのかといえばポイントは東京や福岡ほど人口密集の大都会じゃないということと、県と県庁所在地、政令指定都市である熊本市との連携が私は相当うまくいっていると思いますので、熊本であれば、熊本県と熊本市が非常に円滑に連携して対応できますよということです。あと国の合同庁舎もありますので、今実際、防災庁ないしは九州広域防災拠点に手をあげているように、副首都の機能であれば喜んで受け入れたいと思っています。
ちなみに要件であるいわゆる特別区、大阪が今やろうとしている大阪都構想みたいなものを要件にするのは、私は間違っていると思います。
今の東京都の23区の制度のほうが、地方自治法上私は地方自治の観点からすると変な制度だと思っていますので、普通に今の熊本市と熊本県ないしは福岡県と福岡市や北九州市との関係であっても十分副首都は担えるし、むしろそのほうが担いやすいと私は思っています。
Q
今のところで特別区、もう少し具体的にどういったところが要件的におかしいのではないかと思われているみたいなところを伺ってもよろしいでしょうか。
木村知事
副首都の機能は、基本は災害時とかを含めて、東京のいわゆる行政、中央政府の行政機能をバックアップする拠点をどうするかというところですよね。
ところが東京都と23区ないしは、大阪府と大阪市の関係というのはそれとは全く関係ない話でして、府と市が、例えば同じような福祉の行政をやっているとかだからどうなんだって話です。
一方で、東京都ですと、東京の23区というのは固定資産税を取れないんですよ。
東京都が全部吸い上げるんですよね。全く変な制度なんですよ税制上も。
それで都が各区に分配するという制度をとっていまして、それをわざわざ大阪にまたは副首都であるがゆえにビルトインする必要はない。
もちろん固定資産税を特別区は取れなくさせて県が、都道府県が全部取り上げて、それを何か副首都の経費に使うとかいう整理をするのであれば別ですけれども、それはちょっと違うんじゃないかなと思っています。
今の東京都の23区の制度自体が、ちょっともう行き詰まっているんじゃないかと私は思っていまして、そこは別に副首都は何の関係もない。だから別に大阪都構想が副首都構想に必要だとは思えないです。
Q
一部報道で、市電を益城町に延伸するという熊本市の方針が報じられているんですが、県としてこの案を把握していらっしゃるんですか。また現実的に可能だと思われますか。
木村知事
これについては、すでにもう今パブリックコメントにかけている熊本都市圏都市交通マスタープランというのがございまして、これは熊本都市圏の公共交通とかがどうあるべきかというのを市町村とも相談しながら作っている県のマスタープランの中にも入っています。
ただそれはある種構想路線ですので、どこまでそれが現実的かというとまだ今後の話だと思っています。
ちなみにマスタープランには、益城に行くだけではなくて、実は熊本駅から田崎市場を通って西区役所まで行くという路線も書いてあるんですよね。
ですので、一応今後の都市交通の目指す方向性としてそういうのもあり得ると思っていますが、事業の実施主体が特に市電ですから、もちろん道路は県が管理しているところも一部あります。
益城町に入ればありますけれども、どういう形のほうがいいかについては、今後一度まだ私は市長からはこういう話は聞いておりませんので、今後具体化をどこまでするのか、また優先順位をどうつけていくのかというのを市とご相談しながら考えていくのではないかと思っています。
ですから完全にできないものとは思っていません。県のプランにも入れていますので、ただ確実にどこまで、いつまでにできるかというところは、まだ詰まっている話ではないと思います。
Q
やはり熊本高森線の4車線もやっていらっしゃると思うんですけれども、それとガッチャンコするんじゃないかみたいなことはありますか。
木村知事
市電については、熊本市さんのほうがまず市民病院に伸ばすという案をベースに検討されていましたし、高森線も益城に近くなる東区のほうでは道路は広いんですけれども、健軍のあたりは狭かったりしますので、ともかく市電の中でちゃんと採算性が取れるかということをやはり市のほうで考えていかなければいけません。
高森線を広げたのがこのためかといえばそうではないです。高森線を広げたのは長年やはり益城町の中心部を中心にずっと道が狭かったんですね。
一車線の狭い道だったのが、やはり熊本地震の時に震源地として、大変な被害を受けて道路を家が倒れたりが塞いだりとか、救助のためにも非常に障害になったことがありましたので、まずは道路を広げるというところで考えていますので、二つは一致して進めてきた話ではございません。
Q
食いしん坊弁当の件なんですけれども、最優秀賞の弁当の伝統野菜というのをコンセプトにしているということなんですけれども、こういう弁当を味わいにいって(?)、知事としてはどういう点を魅力として感じてほしいんでしょうかね。
木村知事
今回実は、私は審査自体には関与していなくて、たぶん本気で審査したら私全部食べちゃうから、私の意見がたぶん強く出過ぎちゃうんだろうと思って担当課にお任せしておりましたけれども、やはりこの井上さんの作品は、小山さんのコメントにもあるんですけれども、山都町に伝わる酢で和えて味を整えるという伝統野菜をさらに白酢という酢と混ぜて保存できるようにし、またご飯との調和をある種の熊本版ビビンバみたいな感じなんですけれども、伝統野菜をしかも伝統的な白酢と和えるという調理法で、味付けするのを今風におしゃれにもってきたというところに
やはり伝統野菜とかまた伝統の食文化に対するすごくリスペクトを感じて私は評価していただいていたんだなと思っております。
そういうのが、たぶん熊本にはまだまだいっぱいありますので、そういうのも併せて、もちろんマスとして量を売りたいとか、国外に輸出したいとか思いながら、やはり一方でこの大事な食文化とか、伝統の農に関わる文化を残していきたいなと思いをこれに改めて感じたところです。
Q
銀座のイベントについてで、い草というのはまたこの前の豪雨災害でやられて、今でも農家は機材がなかなかうまくいかずに困っていると思うんですけれども、知事としてはどういう思いでこのイベントを開催されるのですか。
木村知事
ちょっとこれは具体のイベントの詳細がたぶん今の報道に配っているやつだと、まだそこまでがっつり書いてないんですよね。
発表できる時にはまたしっかり出させてもらいたいと思っていますけれども、やはり今回の豪雨災害で、八代の畳い草農家の方は大変被害を受けたんですが、全国的に熊本八代で作られる国産畳表の良さとか、またはそこで作られていること自体が理解されていないということを畳屋さんの方もおっしゃっています。
ぜひ、い草からこうやって畳が作られるんだということ、そしてまたこういう熊本県産の本物、国産・県産畳とそうでないものとを比べながらいかに素晴らしいかっていうのは、これはもう見て触ってもらうしかないし、そういうのが分かる方が少しでもいらっしゃると思うので、そういう方に刺さるように、やはり国産畳表の聖地は、八代にあるんだというのを銀座でポンと打ち出すとともに、久保木さんみたいに銀座で頑張って熊本県産畳をPRしてくれている方のさらに後押しをしていきたいと思います。
できればそういうい草なんかをもっと国も含めて、政府レベルで何か支えていただけるような仕組みがもっとできたらいいなと、これはちょっとまだ夢ですけれども、そういう形も含めて首都圏で八代の畳表の存在をアピールしていきたいと思います。