本文
本日、令和8年度政府予算案において、水俣病総合対策医療事業における療養手当の増額について、閣議決定されました。
療養手当については、水俣病関係団体からの要望も踏まえ、物価変動に基づいた見直しについて、県としても求めてきたところです。今回の決定は、環境省が、その要望に真摯に耳を傾け、地元の声を受け止めていただいた結果です。先ほど、石原環境大臣からも直接お電話をいただき、私からも、感謝の気持ちをお伝えしました。
来年は、水俣病公式確認70年を迎えます。県としても、水俣病の歴史や教訓を風化させることがないよう、情報発信、啓発・研修の更なる強化を図るとともに、水俣・芦北地域の振興や再生・融和、そして被害者・患者、御家族の方々の安心・安全な暮らしの確保など、環境省や地元自治体としっかり連携し、全力で取り組んで参ります。
令和7年(2025年)12月26日
熊本県知事 木村 敬