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令和7年12月22日(月曜日)10時00分~
日時:令和7年(2025年)12月22日(月曜日) 10時00分から
場所:知事応接室
会見録
知事年末記者会見の会見録や資料等を掲載しています。
なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。
発表項目・コメント
・本県のインフルエンザの感染状況について
・令和7年度 熊本県・熊本市調整会議の開催について
・2025年を振り返って
質疑応答
質疑応答1 ヤクルト村上選手の移籍について
質疑応答2 空港アクセス鉄道について 1
質疑応答3 JASM第2工場の建設について 1
質疑応答4 熊本地震から10年について
質疑応答5 球磨村の状況(村長辞職及び村議会の解散)について 1
質疑応答6 熊本県・熊本市調整会議について 1
質疑応答7 熊本県・熊本市調整会議について 2
質疑応答8 球磨村の状況(村長辞職及び村議会の解散)について 2
質疑応答9 政府の核保有問題について 1
質疑応答10 柏崎刈羽原発の再稼働について
質疑応答11 JASM第二工場の建設について 2
質疑応答12 政府の核保有問題について 2
質疑応答13 セミコン・ジャパン2025について
皆さんおはようございます。
今年最後の記者会見になりました。今年1年間皆さん大変お世話になりました。
三点私からコメントを述べさせていただきます。
まず一点目が本県のインフルエンザの感染状況でございまして、前回11月19日の記者会見でも注意喚起をさせていただきましたが、10週連続で増加傾向にあります。12月8日から14日の第50週の一定点あたりの報告数が62.92ということで、10週連続で増加。全国的にちょっとは下がっているんですけれども、まだ熊本は山が来ていないという感じでございます。
これから年末年始に入り、人と会う機会が増えてきます。感染がさらに拡大する恐れがありますし、特におじいちゃん、おばあちゃん、ご高齢の皆さんとお会いする機会も増え、子どもと触れ合う機会も多くなりますので、ぜひ注意を促していきたいと思って、今日またコメントさせていただきます。
改めて県民の皆さんに手洗いですとか、咳エチケット、定期的な換気をしっかり行う。これはインフルエンザのみならず新型コロナなどにも有効ですので、改めて基礎的な感染対策の徹底をお願いしたいと思います。
また、65歳以上の方は、インフルエンザワクチンの接種をご検討いただき、ご自身や周りの大切な方々を守るためにも感染させない、感染しないことをより一層意識した行動をお願いしたいと思います。
また、今年も年末年始9連休になります。今年の年始の休日当番医がものすごく多くの受診者が来て、大変だったことを思い出していただきたいと思いますけれども、今年も年末年始の休日当番医の大変な混雑が予想されます。
そのため、急な発熱などで医療機関を受診したいと思った方は、その前に、15歳以下の方は熊本県子ども医療電話相談「#8000」、そして15歳以上の方は「#7119」それぞれにご相談いただくと、看護師が常駐しておりますので、症状に応じた助言ですとか緊急性の判断などをして医療機関の受診案内をさせていただきます。
そういう形で、一瞬迷われた時には、ぜひご連絡をください。ただ一方で、もちろんご高齢者の方を中心に、例えばもう呼びかけても返事がないとか、急を要する時は、直ちに救急車を呼んでいただきたい。これももちろん忘れないでください。受診抑制だけを訴えているわけではございません。
ただ迷われる場合はぜひ事前に相談いただくと、より効果的な対応策をお示しできると思っています。
また、お住まいの近くで、休日に診療している病院はどこだろうかと迷われる時には、この「ナビィ」という医療情報ネットがございます。こちらも開いていただくと、ご自宅の近くでやっておられる医療機関のご紹介をさせていただきます。年末年始の医療逼迫を防ぎ、県民の皆さんの命を守る取り組みを進めていきますので、ご協力のほどお願いしたいと思います。
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二点目は熊本県・熊本市調整会議の開催についてのご報告です。平成29年度から熊本県と熊本市が連携して取り組む課題についての連絡調整を行う会議を行っておりまして、昨年度は交通渋滞、地下水保全を議題に行いました。
今年は12月24日、明後日の9時半から県庁で行わせていただきます。
通算8回目の会議になります。
今回の議題はやはり8月の豪雨災害は県も熊本市も多くの被害が発生しました。このことを受けた、内水氾濫、内水・外水を含めた今後の浸水対策について県市でしっかりとした議論をさせていただきたいと思っております。
そして二つ目が、県有スポーツ施設の整備について。9月に私が県議会で方向性をお示ししたものについて、熊本市とも協議をするものでございます。
また報告事項として、来年10年を迎えます熊本地震について、「熊本地震10年犠牲者合同追悼式」の報告を行います。
それぞれについて熊本市との連携をさらに強化して、効果的な政策の展開につなげていきたいと思っております。
この会議はフルオープンでございますので、ぜひ取材にお越しください。終わりましたら大西市長と一緒に記者対応をさせていただきます。
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最後に今年1年を振り返ってのコメントといいますか、所感を申し上げさせていただきます。
まず国政においては、わが国初の女性総理の高市さんが就任され、新たな政権が発足しました。そうしたことで、本県選出の木原衆議院議員が官房長官、金子衆議院議員が国土交通大臣として入閣されました。
本県にとって大変心強く、ご活躍を期待します。来年もしっかり本県のために頑張っていただきたいと思っております。
県政が抱える様々な課題に対する対応策については、私は昨年の4月に県知事に就任いたしましたが、それ以前の副知事時代からも含めて、ずっと取組みを進めてきました。いうならば政策の種を播いてきたんですけれども、それが政策として芽吹いてすくすくと成長したなと感じる1年でございました。
その中で、今年は、今後の熊本県の発展につながる大きな決断を、知事として、いくつかさせていただきました。やはり決断の1年だったと思っています。
具体的にはまず4月に、JR肥薩線の八代~人吉間の、いわゆる川線について、鉄道での復旧に関してJR九州と最終合意ができました。これは私にとっては非常に喜ばしいことだったと思っております。
また、9月の県議会では空港アクセス鉄道につきまして、最新の事業費そして需要予測、費用便益分析いわゆるB/Cなどを公表して、運営形態を上下分離することでJR九州と合意しました。これも事業化に向けた大きな前進だったと思います。
そして、もう一つ、長年の熊本県の懸案でありました、県有スポーツ施設の整備について、公民連携による検討結果を踏まえて、今後どういうかたちで整備を進めていくかの方向性をお示しすることができました。ここら辺がやはり今回、大きな1年間の決断だったと思っています。
来年もこれらの事業にスピード感を持って取り組むことで、被災地の創造的復興や熊本のさらなる発展に向けて頑張っていきたいと思います。ただ、やはり今年の一番大きな出来事は何かと申し上げれば、やはり8月の豪雨災害であったと思っています。県内各地で大きな被害が発生いたしました。改めて被害に遭われた方にお見舞いを申し上げたいと思います。
私も発災当初から被災地を何度も何度も訪問させていただいて、被災者の方々から、直接、声を伺わせていただき、支援策やインフラ復旧などに尽くしてきたところでございますが、なかなか県単独ではやりきれない非常に負担の大きなものについて、国に対して積極的に状況を訴えさせていただきました。
石破前総理大臣、そして今の高市総理大臣に直接お話をさせていただく機会を設けて、熊本の復旧・復興に対する支援を訴えたところ、商工業や農業分野において熊本スペシャルといえるような本県独自の支援策を、国との連携の下で実施することができました。
そして先週、第2回の復旧・復興本部会議を行いまして、年内には復旧・復興に向けた道標となる復旧・復興プランを策定していくことを決めました。
引き続き、全庁一丸となって市町村・関係団体の皆さんと連携して被災された方々の復旧・復興に全力を尽くしてまいります。
続いては、今年も話題の中心にありました半導体関連産業の更なる集積についての今後、また、県民の皆さんが抱えている不安や不満にしっかりとお答えしていくことを進めた1年であったと思っています。
まず3月に「くまもとサイエンスパーク推進ビジョン」を策定し、9月には県立大学で半導体関連人材を育成する「半導体学部」の設置を目指すという構想案を作成いたしました。しかしながら、これらは前向きな取組みもさることながら、県民の皆さんが抱えていらっしゃる「見えない不安」や「見える不満」に対してしっかり取り組んでいく1年だったと思っていますし、これは来年以降も変わらないと思っています。
まず「見えない不安」である地下水の保全について知事就任直後に立ち上げた地下水保全推進本部を中心に取組みの充実を行いました。特に工場からの排水に対するご懸念への対応として、有機フッ素化合物などの規制外物質に関する環境モニタリングを行って環境の変化を客観的かつ科学的に把握して、諸外国の先進的な知見も含めた有識者による検証の結果、総合的に判断すると安心できる状況であるという結論を出していただきました。
また、水源涵養に必要な阿蘇の草原を未来に残していくために、8月に阿蘇グリーンストックの皆さんとご一緒に、「九州の水を育む阿蘇の守り手基金」を設置して寄付金の募集を始めたところでございます。
そしてもう1つの大事な県政の主要課題であります渋滞問題。見える不満であります渋滞問題の解消に向けて、熊本都市圏で令和9年度までの3年間で30か所の県と市による渋滞か所の改善対策を完了を目指して、交差点改良や信号制御の最適化を進めました。
また、5月には官民が連携して時差出勤に取り組むための渋滞対策パートナー登録制度を導入いたしまして、目標の200社を上回る275社の企業、団体の皆さんにご賛同いただきまして、9月に行いました一斉オフピーク通勤では、目標の一万人を上回る県民の皆様にご参加いただいて大変心強く感じました。引き続き渋滞解消に向けた取組みを官民連携で来年も取り組んでまいりたいと思っています。
最後にそれをまとめまして、今年の年頭の職員の訓示ですとか記者会見で述べさせていただきました今年の一字に、私はこの歩むという「歩」という字を選ばせていただきました。
県が直面する様々な課題や対応への取組みの歩みを止めない、歩みを進めるという思いで歩むという字を選ばせていただきました。今年1年を振り返らせていただきますと、県民の皆さんとともに対話を重ね、ともに挑戦を重ねながら「くまもと新時代」を築くための歩みを大きく進めることができた1年だったと思っています。まだまだ県政には課題が山積しておりますので、来年も今年以上の現場主義を徹底して県民の皆さんが安心して笑顔になる熊本を実現し、さらなる飛躍の年にしていきたいと思います。
長くなりましたが、以上でございます。
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幹事社
ヤクルトの村上選手がホワイトソックスへの移籍が決まりました。これについての知事の受け止めをまずお願いいたします。
木村知事
村上選手は最初に私がお会いしたころからいずれ大リーグを目指したいと言ってらっしゃった信念というか思いが、結果を導き出し、ホワイトソックスとの契約が決まったということの報道を大変うれしく思っています。熊本県民の誇りであります。ぜひ大リーグという大変大きな舞台においてもこれまで以上の活躍を期待しています。
幹事社
具体的にこういった活躍が見たいとか期待しているというところはありますでしょうか。
木村知事
まずはやはり村上選手の魅力は全力のスイングによる大きなホームランでございます。ぜひ大リーグでのホームラン王を目指していただきたいと思います。
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幹事社
それと昨日、取材してきたんですけれども、空港アクセス鉄道の住民説明会が今日も明日も行われるというところで、昨日、県のほうからも説明をされていたと思うんですが。そこで例えば騒音についての質問だったりとか、肯定的な話であったりちょっと不安が残るというような声もあったり、いろんな声があったと思います。これについて住民からの反応を受けた知事としての受け止めをお願いいたします。
木村知事
空港アクセス鉄道はこれまで環境アセスも含めて丁寧に手続きを行ってきたところでございます。昨日はかなり具体的な線、もうちょっといえばどこの住宅とかにそれが引っかかるという、ここに影響があるかというところを丁寧に、かなり詳細な図を都市計画ですからお示しさせていただき、いろいろなやはり地権者の方の戸惑いや不安のお話があったと思っております。
それらについては、とにかく丁寧にご説明を重ねていく、これまでの道路の拡張とかのときもそうでしたけれども、やはり丁寧に丁寧に地権者の皆さんにご説明を重ねるとともに、周辺の方々の騒音などへのご不安につきましても、いろいろなデータを示しながらこれからも説明を重ねていきたいと思っております。
幹事社
その示されたルートのJRの列車が行き違うところに大津町が中間駅を整備したいというところも、改めて正確な、この辺というのが示されたんですけれども、それについては、そこに駅が整備される方針というところに関しては、知事としてはどのようにお考えでしょうか。
木村知事
これは大津町さんからの請願というか、ご希望でもありますし、やはり大津町としての大きなまちづくり、これからのまちづくりとしてアクセス鉄道を積極的に活用したいという思いだと思っていますので、ありがたくといいますか、前向きに県としてもそれを取り入れたいと思っています
単線で作る以上、どこかで行き違いの場所を作らなければいけませんので、それに合わせて駅ができるというのは県としてもできるかぎりの協力をしていきたいと思います。
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幹事社
今回のコメントの「2025年を振り返って」というところでも、今年の半導体関連のいろいろな投資関連の話がありましたが、第2工場の計画変更の行動など不透明なところが出てきているところもありますけれども、県として半導体関連のいわゆるこういった投資というところの方向性というのは変わらないんでしょうか。
木村知事
やはり将来にわたって熊本県が持続的な発展を続けていくという方向性がないと、熊本に生まれ育ったお子さんやお孫さんたちが喜んで熊本に住み続けられる町にはなっていかないと思っていますので、未来の熊本の産業づくりの一つとしてこの半導体関連産業の集積を最大限に活かしていくことが、熊本にとって今重要じゃないかと思っております。
JASMの第2工場についての進捗が今、調整局面にあるといいますか、いろいろな話はありますけれども、実際はJASM、TSMC本社からもステートメントがありますように、第2工場自体のプロジェクトは継続していると。ただ、いわゆるパートナー企業の皆さんとのいろいろな調整も並行して行っているということですので、いい方向に結論が出ていくことを期待しています。
第2工場の土地自体はもう既にJASMが所有しておりますので、何らかの投資が今後行われていくと思っています。周辺のインフラの整備も進めて、やはり県民の皆さんが抱いている渋滞への不安ですとか、地下水保全への懸念とかそうしたものにしっかりと県も応えていきますし、半導体関連企業の皆さんにもしっかりと応えていただきたいと思っております。
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幹事社
あともう一点、来年に向けてというところで、来年は熊本地震から10年、今度の県・市調整会議でも報告はあると思うんですが、あと各地では東日本の大震災からも15年という節目も迎えます。最近でも後発地震注意情報が出るなど(災害が)相次いでいることを受けて、県の知事として一言で伺えたらと思います。
木村知事
やはり来年、熊本地震から10年の節目の年を迎えることは大変意義が深いと思っています。熊本にとって本当に未曾有の被害をもたらした熊本地震から、もちろんまだまだ家族やご親族を亡くされた方の心の痛みは癒えることはない、消えることはないと思いますが、やはり来年まで10年間、熊本県民が本当に頑張ってここまで創造的復興を果たしてこられたんだと私は思っています。
この10年間の歩みをしっかりと、この10年という節目の年に振り返るとともに、一方でやはり10年経ってしまうと当時のことを忘れてしまいがちになります。やはり防災というのは常にいざというときにどう対応できるかということが大事でございますので、10年という節目に10年前を振り返りながらしっかりと県民の防災力を高めていく、維持していくように、県としてもさまざまな研修や発表会だとか、そうしたものを企画していきたいと思っております。
Q
発表外で二点、教えてください。
球磨村に関してなんですけれども、先日、村長と議員が任期途中で総退陣されました。政治空白が一か月以上続くということで、この状況を知事としてはどのように受け止められていますでしょうか。
木村知事
かなり異例な事態が起きていると思っていますが、それは相当、議員の皆さんも悩まれたことなのかもしれません。県として是非についてはコメントすべきではないと思っていますが、やはり一時であれ政治空白が生じてしまう。しかも球磨村は令和2年7月豪雨の最も被害の大きかった村ですので、まだ復旧・復興は道半ばです。ですので、復旧・復興の歩みが止まらないように早期の政治空白の解消を願っています。
ぜひ今回の一連のことが終わりましたら、首長さん議会さん、そしてまた村民の皆さんが一丸となって前向きに取り組んでいける体制ができることを願っています。
Q
そこで何か県としてサポートできることというのはあるのでしょうか。
木村知事
村長選挙、議会議員選挙ですので、ここはもちろん県としては村民の決断を待ちたいと思っています。ただ、新しい村長また新しい議会ができた暁には、早めに意見交換を重ねて新しい体制の下でどういう復旧復興を進めていきたいかという思いにはしっかり寄り添ってまいりたいと思っています。何らかの早めに意見交換の場は設けたいと思います。
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Q
もう一点発表の項目で教えてください。熊本県・市の調整会議なんですけれども、こちらの豪雨の浸水対策とスポーツの施設の整備に関してはそれぞれ具体的にどのようなことを話し合われるご予定でしょうか。
木村知事
実際は熊本市さんの内容については、当日熊本市さんからお聞きすることになるのかと思っていますが、特にやはり浸水対策については県が管理する河川で、役割分担上でいくと川は政令市になってまだ県が多くを管理しています。そして熊本市が下水とか排水対策をやるという整理ですので、どういう箇所でどういうことが起きて、それぞれの役割分担のなかで今後どうしていくかというところを県側からはかなり具体的な箇所なり方向性をお示しして、熊本市と意見交換をしたいと思っていますので、具体的なところはまた明後日お話しさせていただきたいと思っています。
Q
スポーツ施設に関しては、藤崎台球場の今後をどういうあり方にするとかそういったところも何か話し合われたりするのでしょうか。
木村知事
藤崎台球場につきましては移転再整備ということになっておりますので、今の球場の今後の利活用をどうしていくかなどについて私たち県側から熊本市に提案というかご相談をする時期であろうかと思っています。
ただ、今後の移転先の球場のあり方についてはまだまだ検討中ですので、熊本市さんにだけ先にいろいろご説明するというわけにはいかないと思います。ただ、逆に熊本市さんからご意見とかいろいろあれば、それは伺っていきたいと思います。
もう一つが、現地再整備を決めた体育館について、でございます。これは熊本市内に位置するわけですので再整備にあたってぜひ市と今後しっかりと連携していきたいと思います。道路を管理していたりそういうところは熊本市の所管になりますので、あの辺りから熊本市中心部に行く流れをどうしていくかとか、そうしたところを熊本市としっかり話し合いたいと思います。
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Q
県・市調整会議で一点確認ですけれども、この10年の犠牲者合同追悼式というのは具体的にこれまでの追悼式とどう変わる予定でしょうか。
木村知事
今回は、またそこで実際の中身はお話ししますけれども、今概ね一致しているのが県と県内市町村と共催でやるということと、熊本城ホールで大規模にやるというところにおいて今までと違います。ここ数年は、県の祈念碑の前で行っていたんですけれども、ちょっと大きめな形にして、かつ追悼式の後とかにシンポジウムとかそういうものも入れながら大きくやっていきたいというところについて、市と最終的な合意を図ろうと思っています。
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Q
もう一点、重複した質問で恐縮なんですけれども、球磨村の村議会についてなんですけれども、まさに豪雨からの復興を進めるべき時期にあると思っていて、県が主体的に取り組んでいるものもあると思いますので、他の自治体の話ではあるんですけれども、県として被災者支援や復興事業について改めてどういう気持ちで取り組んでいかれるのでしょうか。
木村知事
球磨村のこの状況においても県が執行すべき事業については粛々と進めてまいりますし、例えば今まだみんなの家の建設が残っているものが確かありましたし、また、村も当然役場の中においては仮に村長、議会が不在でもやるべき政策がそれで止まることはないと思っています。
熊本県としては、やはり令和2年7月豪雨からの復旧・復興において特に球磨村の存在はとても大きいものだと思っております。今後の球磨村の体制がしっかり構築されて県・市連携でしっかりと球磨村の復旧復興に対応していきますし、他の人吉・球磨の10市町村それぞれと連携しながらそれぞれの自治体の課題に対応して復旧・復興を進めてまいりますが、そのためにもやはり一日も早く球磨村が安定した村政を取り戻していただくことを期待しています。
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Q
私からも発表外の項目で2つお願いします。
先日政府高官が日本は核を保有すべきだというような発言をしたというような報道がありますけれども、国内外に大きく波紋を広げている状況です。知事についてはこの政府高官の発言をどう受け止めていらっしゃったのかというのをお願いします。
木村知事
核の保有といいますか国防は国の専管事項ではありますので県知事としてどうこう申すべきではないですが、ただ、核の保有となるとこれはやはり別問題だと思っています。
今年は終戦80年ということで、特に被爆者の方の式典には私も参加させていただきました。やはり唯一の戦争被爆国である日本だからこそ核兵器は持つべきでないということでこれまで活動してきましたし、それは先の大戦で原爆の犠牲になられた多くの方々への思いでもありますので、この発言は極めて不適切だと私は思っております。
Q
ありがとうございます。
野党のほうからはこの政府高官を更迭すべきだというような意見も出ていますけれども、それに対してはどういうふうに思われますか。
木村知事
そこは任命権者である総理ないし政府が考えることだと思っています。
Q
もう一点、この核と関連してという感じになるかもしれないんですけれども、日本の原発の動きについてお伺いします。
新潟県の柏崎刈羽原発であるとか北海道の泊原発の再稼働を地元の首長がそれぞれ容認する意向を示しています。関西電力の美浜原発のほうでも新たな原発を新設するための調査というものが開始されていますけれども、地震大国の日本でこういう原発再稼働の動きというものが進んでいる状況についてはどう思われますか。
木村知事
原発再稼働について北海道や新潟の知事さんがたぶん相当な悩みのなかで今回ご決断をされたと思います。実際の首長として他県のことに私がどうだこうだというべきではないと思っております。その判断を尊重したいと思っています。
また一方で、非常にエネルギー状況が日本国内で今後のエネルギーを踏まえたときにやはり必要だという苦渋の決断をされたものと思っております。
ただ、原子力発電についてはそのあとのいわゆる核のごみの処分であるとか実際災害が起きたときの対応を、それは東日本で私たちも経験しておりますので、やはりそうしたものをしっかりと政府として後押しする、すなわち事故が起きたときの対応などについてしっかりと政府が対策を講じたうえでそうした自治体の動きをサポートしてほしいと思っております。個別の是非については述べられません。
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Q
2つ伺いたいと思います。
1つは振り返りにもありましたTSMC第2工場に関連してなんですけれども、先日も回答をいただいているかと思うんですが、第2工場については計画変更もあり得るということで知事としてお考えなんでしょうか。
あと、それによって県としての例えば半導体企業の集積に向けた今後の支援とか政策にも影響してくるかなと思うので、大事な計画変更があるんだとすれば早くわかるに越したことはないのかなと思うんですけれども、改めてその受け止めと県の対応を教えていただけますか。
木村知事
具体的な計画変更について県に何か相談がきている状況ではありません。私が把握している限りでは、たぶん政府からの補助金、支援を受けるにあたってはどういうものをつくるかという中身についてが求められるはずですので、もし先般一部の報道が出たようなことであればたぶん計画変更になるんじゃないかと思っています。
ただ一方で、県の立地協定においてはそうしたところは規定しておりませんので、実際は投資金額がどうなるかというのは協定上で決めるのではなくて、最後実際投資した額に対してどうするかというところになります。ただ、もちろん計画変更になれば稼働の時期とか、またはスケジュールとか、そしてまた、もし敷地内でも工場の規模が広がればその分周辺の渋滞とかに対する影響とか駐車場どうするとか、いろいろまた細かな話もあり、それによる地域への影響もありますので、もし計画変更になるようなことがあれば早めに情報を共有するようにしてほしいということで、ちなみに経産省に対してもそういうことを私は申し上げています。大臣とかではなくて、事務的なレベルですけれども。
Q
ありがとうございます。
もう1点、先ほど質問にありました核保有発言に関連してなんですけれども、知事のご説明では不適切だと思われる理由のなかで、唯一の戦争被爆国であり核兵器は持つべきでないという、これまでのご活動も踏まえていたと思いますけれども、核不拡散体制とか日本の今置かれている戦略的状況に絡めて、こういった発言がマイナスであるという感じなんでしょうか。
木村知事
やはりマイナスの印象を諸外国というか特に今ちょっと関係がピリピリしている中国に対して与えてしまったんじゃないかなというところはやはり憂慮すべきだと思います。ただ、やはりそれ以上に一番大事なのは、国民が長い間、被爆国であるなかで苦しんできたことに対していろいろ活動してきた方、ずっと被爆者の方の支援をしてきた方、そういう方々への感情を踏まえると、やはりこれまで国是として核不拡散のためにも日本は防波堤になるといいますか、やはり非核三原則のもとで動いてきた私たちの国なので、私は今それをこういう発言が出ることでそういうマイナスの印象が世界に広がること、また、これまでの努力に対する非常によくない発言ではないかと思っております。
Q
先日「セミコン・ジャパン2025」に行かれたと思うんですけれども、半導体誘致に関しては熊本県としても力を入れられていると思うんですけれども、その点でどういう活動をされたのかというのがあれば教えてください。
木村知事
「セミコン・ジャパン2025」には熊本県のブースを出させていただいております。そしてまた、熊本に立地している多くの半導体企業が出展されていて、今後お付き合いを深めたい企業さんもいっぱいおられて、私なりにはいろいろなブースを回ってトップセールスをしたというところが正直なところでございます。
それによってどんな成果が出ましたかというのはなかなか言えません。レセプションでは久しぶりにラピダスの東会長とかとゆっくりお話できたし、大学の先生方、東大や京大や九州大や熊本大いろいろな先生も来られていて、とてもアカデミックな話もできて、産学連携の目指すサイエンスパーク構想についても説明したいということでよかったということで、何か具体的な成果が出ているわけではございません。