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令和7年(2025年)11月19日 知事定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0251887 更新日:2025年11月19日更新

【11月19日】知事定例記者会見

令和7年11月19日(水曜日)10時00分~ 

定例記者会見

日時:令和7年(2025年)11月19日(水曜日) 10時00分から
場所:知事応接室

会見録
 知事定例記者会見の会見録や資料等を掲載しています。
 なお、知事の発言の趣旨を損なわない程度に読みやすいよう整理しています。

 説明資料(スライド資料) (PDFファイル:3.52MB)
 

発表項目・コメント
 大分県における大規模火災への対応について​(コメント1)

​​​ 本県のインフルエンザの感染状況について​(コメント2)

​​ 福岡県の野生いのししにおける豚熱感染事例への対応について​(コメント3)

 「共生社会の実現」に向けて​(発表項目1)

​​​ 交通渋滞の解消に向けた県・熊本市のトップ会談について​(コメント4)

​​ 台湾訪問について​(コメント5)

 県育成いちご品種「ゆうべに」10周年について​(発表項目2)

質疑応答
 質疑応答1 中国との関係悪化に係る県内への影響について 1

​​ 質疑応答2 健軍駐屯地を含めたスタンド・オフ・ミサイルの整備計画について

​​ 質疑応答3 台湾訪問について 1

​​ 質疑応答4 小国町の贈収賄報道について 1

​​ 質疑応答5 台湾訪問について 2

​​​ 質疑応答6 「共生社会の実現」に向けて 1

​​ 質疑応答7 中国との関係悪化に係る県内への影響について 2

​​​ 質疑応答8 「共生社会の実現」に向けて 2

​​ 質疑応答9 中国との関係悪化に係る県内への影響について 3

​​​ 質疑応答10 財政健全化方針について

​​​ 質疑応答11 「両陛下、熊本地震被災地訪問」報道について

​​​ 質疑応答12 大分県における大規模火災への対応について 1

​​​ 質疑応答13 台湾訪問について 3

 質疑応答14 台湾訪問について 4

 質疑応答15 台湾訪問について 5

 質疑応答16 大分県における大規模火災への対応について 2

 質疑応答17 台湾訪問について 6

 質疑応答18 コメの作付について

 質疑応答19 福岡県の野生いのししにおける豚熱感染事例への対応について

 質疑応答20 台湾訪問について 7

 質疑応答21 小国町の贈収賄報道について 2

 質疑応答22 芦北町古石における堆肥(汚泥等処理物)のフレコンバッグ屋外保管について

(1)コメント1

大分県における大規模火災への対応について​

知事写真昨日からの大分県大分市における大規模火災への対応をご報告いたします。
昨日から大分県内で大規模火災が起きました。被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。
熊本県の対応といたしましては、本日0時10分に大分県から県の消防防災ヘリの出動についての要請がありました。これはもともとあります九州各県の広域応援協定に基づくものでございまして、それを受けまして今朝7時に県の消防防災ヘリコプター「ひばり」が阿蘇くまもと空港を出発し、機長を含め7人で山林火災の消火活動などを現在行っております。
大分県の佐藤樹一郎知事からは、応援につきまして早速お礼の電話がございました。
胸に飾っているこれ(ピンバッジ)が消防防災ヘリ「ひばり」でございます。
ちなみに、消防防災ヘリは、夜は飛べない形態のヘリコプターでございますので、夜通し準備をしたうえで夜明けを待って一気に出動したということです。
ちなみに、(大分県では、)県外からは初めて、熊本県のヘリが出動に行ったかたちになります。​​

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(2)コメント2

本県のインフルエンザの感染状況について

知事写真続きまして、インフルエンザの感染状況でございます。
全国的に今インフルエンザが大変増加しておりまして、本県においても先週1週間の一定点あたりの報告数が17.96ということで、6週連続増加して、先々週の8.13から大幅に増えました。
一定点あたりの報告数が10を超えたということで、今年初めての注意報レベルとなりました。
ちなみに、注意報が10、警報が30なんですけれども、昨年度も一定点あたりが19.73にいったあたりから警報レベルに急増しております。
今後さらに急激な拡大が見込まれると考えておりまして、県民の皆さんに注意を促したいと思っております。
今週末は3連休がございます。また、年末年始には忘年会、新年会、帰省などがございますので、人と会う機会が増えます。
県民の皆様には、改めて基本的な感染対策の徹底をお願いしたいと思っております。
具体的には「手洗いや手指の消毒の徹底」、そして「適切な咳エチケット」、また、「定期的な換気」も大事です。これらの感染対策は、インフルエンザのみならず新型コロナなどの対策にも有効でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
また、高齢者の方は、重症化予防のためにワクチンの接種をご検討ください。私自身も、今日午後インフルエンザのワクチンを打ってこようと思っております。
ご自身や周りの大切な方々のため、県民お一人お一人が、より「感染しない」「感染させない」という意識を持って行動していただきますようお願いいたします。​​

 

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(3)コメント3

福岡県の野生いのししにおける豚熱感染事例への対応について​

知事写真三点目が、福岡県での野生イノシシにおける豚熱の感染事例が出ておりますので、それに対する対応状況をご報告いたします。
先週、熊本県と福岡県の県境からすぐ北側にあります福岡県八女市で野生のイノシシから豚熱の感染が確認されました。
具体的にこの地図で申し上げますと、熊本県境までは13km、県内の養豚場でいけば最短で24kmということでございます。
この感染した地域が熊本県との県境付近であることから、農林水産省は今、熊本県を、野生イノシシに対する経口ワクチンを散布する地域に近日中に指定する見込みということでございます。
この地域指定が決まり次第、改めて報道の皆様にはご報告をさせていただきますが、指定が行われますと、農林水産省の指定を受けて熊本県は、県の畜産協会、県市町村、猟友会などで構成される「熊本県野生いのしし豚熱経口ワクチン対策協議会」を開催して対応を図ってまいります。
また、散布については主に福岡県境が中心になると思いますけれども、農林水産省と密に連携を取りながら行ってまいります。
養豚農家の皆様にはワクチンに限らず飼養衛生管理の徹底をお願いしたいと思います。
ただ、今日あえて報道の方に事前にお話をしますのも、豚熱自体は人には感染いたしません。適切に処理された豚肉は安全でございますので、人の健康に影響はございません。このことは事前に申し上げておきたく、ご報告いたしました。​​

 

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(4)発表項目1

「共生社会の実現」に向けて​

知事写真障がいの有無にかかわらない「共生社会の実現」に向けた取組みを三点ご報告いたします。
一つ目が、皆さんもかなりご存知の方も増えてきました、11月26日まで開催されています「東京2025デフリンピック」でございます。
県関係から、陸上の冨永選手、サッカーの湯野選手、中尾選手、そしてハンドボールの岩﨑選手の4名が出場しております。私もニコニコ写っていますけれども、昨日熊本学園大学4年生の冨永幸佑選手の準決勝観戦に行かせていただきました。
残念ながら準決勝は敗退でございましたけれども、冨永選手はまだ4×100mリレーが残っております。本当に冨永選手の走りは素晴らしかったですし、東京の駒沢陸上競技場というところでしたけれども、多くの観客の方が熱気ある応援をしており、非常に感動いたしました。各競技結果やスケジュールなどは県のホームページでも流しておりますし、YouTubeで全ての競技が配信されています。ぜひ県民の皆さん、デフリンピックをYouTubeを通じてご覧いただければと思います。
二つ目が、12月3日から9日の全国「障害者週間」に合わせて熊本県も毎年開催しています「くまもとハートウィーク」についてでございます。
県民の皆さんに障がい者の福祉についての理解を深めていただくとともに、まずもって障がいのある方々があらゆる分野で活動するんだという参加意欲を高めていただくきっかけになればと毎年開催しております。
今年は、障がいを持った方々が描かれた絵などを展示した「くまもと障がい者芸術展」と、事業所の食バザーなどを行う「ふれあいイベント」が現在開催されております。そして12月7日には、メインイベントとして、下通アーケードで、県立大学生が企画したイベントや障がい擬似体験、そして皆さんもご存知のパラリンピックで金メダルを獲得され県民栄誉賞も受賞されました車いすテニスの田中愛美さんの講演会や、障がい者の作文・ポスターの表彰式、これは私も参加させていただきますけれども、熊本市現代美術館で行います。
ちなみに、「心の輪を広げる体験作文」で県の最優秀賞として知事表彰する笹原遥さん、県立黒石原支援学校3年生の、彼女の作品は内閣総理大臣表彰を受賞したといううれしい連絡も入っています。彼女の作品なども現代美術館で展示しております。
12月12日にはもう一つイベント「農福マルシェ」というのを昨年も県庁プロムナードで開催させていただきましたけれども、農福連携に取り組む県内の福祉事業所などが農産物、お菓子、加工品などを販売します。キッチンカーもやってまいります。私も今年も参加したいと思いますので、県民の皆さんもぜひ県庁プロムナードに12月12日お越しください。
三点目が、新しい試みのご報告です。
県庁内で新たに始めた「共生社会の実現」に向けた取組みとして、私どもは「障がいのある人もない人も、安心して暮らすことのできる共生社会の実現」というのを掲げているわけではありますけれども、その一環として今年度から審議会などの委員に障がいのある方を積極的に登用したりオブザーバーで参加を求めたりしてみようじゃありませんかという動きを今年度始めておりまして、ある程度成果が出てきましたので今日はご報告をと思っております。
この目的は、障がいのある方が委員に加わることによって、これまでの審議会などにおいて見落とされていた視点とか課題を明確にすることができ、幅広い視点に基づいて議論の質が高まることを期待しております。また、これによって、障がいのある方の意見を県政へ反映すること、そしてまた、そうした障がいのある方々の社会参画・活躍の場が広がるということも期待しているところでございます。
ちなみに、11月までに、「熊本県防災会議」とか「熊本県立図書館協議会」とか、もともと障がい者支援に関することではあるんですけれども、「熊本県虐待対応ケース会議」等々に新たに障がいのある方を委員として登用しております。
また、当然ですけれども、もともとある「熊本県障害者施策推進審議会」という障がい者施策に関する会議には、これまで身体と精神の障がいの方が委員だったんですけれども、そこに新たに、発達障がいの方、知的障がいのある方も委員に委嘱させていただきました。また、属人的というよりも組織としての委嘱になるんですけれども、県の一番大きな肝のいわゆる総合計画とかを審議する「くまもと新時代共創会議」にも熊本県障がい者相談支援事業連絡協議会様に委員として参画していただき、その時は車椅子ユーザーの方が代表に来ていただきまして私と意見交換をしております。
また、「インクルーシブ教育に係る検討委員会」は日頃から障がいのある方々からの意見聴取などを行っています。こうした障がいのある方を社会の構成員として尊重する社会をつくるための体制づくりをまず県庁内でしっかり頑張って、そのうえで県内各地の民間企業などに広がるように県としてまず審議会などでの障がいのある方のさらなる登用を進めていきたいと考えております。​​

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(5)コメント4

交通渋滞の解消に向けた県・熊本市のトップ会談について​

知事写真渋滞解消に向けたトップ会談、これを今年も行わせていただこうと思っています。
急で申し訳ありませんが、明日の11時から、大西熊本市長の日程が取れましたので熊本市役所で行わせていただきます。
熊本都市圏の渋滞解消に向けて様々な取組みを行っているところではございますけれども、どうしても主要渋滞箇所が熊本市内に集中しています。そしてまた、熊本市内であれば政令指定都市ですので道路の管理権がほとんど全て熊本市に移管していることもあるため、熊本市との連携が渋滞解消に向けては不可欠であります。そのため、今回も決意を共有するためにトップ会談を行ってまいります。
会談では渋滞対策の現状、取組みや、西環状道路が広がったことでその効果とか、今後の取組みなどについても意見交換を行わせていただきます。県と熊本市の連携を一層深めて、具体的な対策を着実にかつスピード感を持って取り組んでいきたいと思っています。かなり今後の方向性についての突っ込んだ話し合いをするつもりでいるので、会議自体は毎年そうなんですけれども、非公開とさせていただきますが、冒頭は公表させていただきますし、終了後には大西熊本市長とともに取材対応させていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。​​

 

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(6)コメント5

台湾訪問について

知事写真もう一点が台湾訪問です。来週台湾に行ってまいります。
すでに11月5日に報道発表をさせていただいているんですけれども、ぜひ今日の記者会見でもう一回この発表をさせていただきたいと思ってお時間をいただきました。
台北市で台湾の半導体関連企業を対象とした「企業誘致セミナー」を開催いたします。このセミナーには私も立たせていただきますけれども、やはりキーパーソンであります県立大学の黒田理事長、また、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの事実的な技術のトップであります迫田TEC長、そして、こちらは台湾電子製造設備工業同業公会という熊本県の工業連合会とMOUを結んでいる台湾側の半導体関連の電子機器の企業団体の代表の林理事長などにご登壇いただくこととしております。
今回のセミナーは、私が知事就任後初めて海外で行う企業誘致に関わるようなトップセミナーでございます。産学官の連携の取組みとか熊本サイエンスパークに向けた考え方などをご紹介して、将来的な台湾からの企業誘致に向けて頑張っていきたいと思います。
また、それに合わせて、JASM第2工場の着工が行われましたので、TSMC本社に高野議長とともに訪問してまいります。渋滞解消の取組みなんかも報告してまいりたいと思っておりますが、台湾とメディアとの関係もあるので、メディアの取材は企業誘致セミナーの終了後、会場でお受けいたします。こちら(TSMC訪問時)ではお受けしませんので、TSMCでのことも含めて企業誘致セミナーのあと取材をお受け致します。これは台湾向けにもその旨、そういうかたちで対応いたします。
合わせて、タイガーエア台湾を訪問いたします。12月23日から熊本-台南便、そして熊本-高雄便が新たに、まずはプログラムチャーターというかたちですけれども、就航いただくタイガーエア台湾を訪問して黄会長にお礼を申し上げることとしております。これも事実上夕方以降の懇談なので、この件に関してまたご質問あれば、後日取材を受けさせていただきます。​​

 

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(7)発表項目2

県育成いちご品種「ゆうべに」10周年について

知事写真木村知事
では最後に、発表項目最後の一番楽しいところです。県育成イチゴ品種「ゆうべに」10周年ということで、くまモン入っておいで。

熊本県が育成した大人気のイチゴ品種「ゆうべに」が出荷を始めて10年を迎えるので、いろんなことをやらせていただきます。
くまモン、(「ゆうべに」を)持ってきてくれたの、ありがとう。
「ゆうべに」は、県の農業研究センターが平成17年から9年間かけて育成した品種でございまして、2015年(イチゴイヤー)に出荷を開始しました。イチゴイヤーって2015だからイチゴになるらしいんですけれども、イチゴイヤーに出荷を開始いたしました。
令和6年は、ついにイチゴの作付面積は熊本県全体で284ha、これは全国3位です。そして、その中に「ゆうべに」が占める比率も62%ということで、大変主力な品種になっております。
皆さん思い出してください。今年の夏の水害で、この「ゆうべに」を栽培している八代・玉名地域が被災をいたしました。これは非常に私どもその時の被災具合を憂慮しておったんですけれども、別の作物と比べてイチゴは定植が遅かったこともあり、苗の被害についても農家さん同士が必死になって融通しあっていただきまして、枝を分けて増やしていくとかいろいろ努力をされまして、生産者の営農の再開に向けたご努力を経て今シーズンも無事出荷の時期を迎えることができました。もちろん収量の全体像はまだ見えませんけれども、大きく減少するようなことはないと思っております。県でも苗対策のプロジェクトチーム、この記者会見でも災害対策本部でも発表いたしましたが、早期に立ち上げてイチゴの苗の流通体制の構築を支援して、営農再開をしっかりと応援してまいりました。
そして、「ゆうべに」10周年を記念いたしまして、被災を乗り越えて頑張ってきた、このことも含めて、これまで栽培していただいた生産者の皆様、そしてこれまで「ゆうべに」を買い育てていただいた消費者の皆様、そして「ゆうべに」に関わる全ての方々への感謝の意味を込めて、くまモンと「ゆうべに」のマスコットキャラクター「ゆうべに三郎」がコラボした10周年記念ロゴマークを新たに制作いたしました。
このロゴマークは、事業者などが行う「ゆうべに」のPRに使うことができますので、県のホームページで申請を行ってください。
ロゴマーク以外にも、10周年を記念し様々な取組みを実施いたします。11月1日からは、JA熊本経済連さんが特設サイトで、SNS投稿やアンケート回答で抽選で景品がもらえるキャンペーンを行っています。また、12月1日には、大阪の中央卸売市場で「ゆうべに」10周年記念セレモニーを行います。また、現在熊本県が考えていますさまざまなPRイベントで「ゆうべに」の認知向上を図っていきますし、「ゆうべに」を使ったお菓子やスイーツが順次発売されていきます。今年も「ゆうべに」の出荷が始まっておりますので、お店などで「ゆうべに」を見つけていただきましたら10周年ということで皆さん是非お買い求めいただきたいと思います。
それでは、くまモンからひと言、「ゆうべに」に対しての思いを述べてください。

くまモン
みんなに「ゆうべに」を食べてほしいモーン!

木村知事
「ゆうべに」10周年、県民の皆さんどうぞよろしくお願いいたします。​

 

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質疑応答1

中国との関係悪化に係る県内への影響について 1

幹事社
発表項目外で二点お伺いします。まず、日中関係の影響についてです。訪日観光の取りやめなどがあると報じられていますが、県内の関係で影響があればお願いします。

木村知事
日中関係の最近の状況については、残念ながら憂慮する状況になっておりますが、特に観光関係では、渡航自粛要請がありましたので、県内のインバウンドの大体9割が宿泊している熊本市および阿蘇地域の宿泊業者等に、昨日までの状況を県庁観光担当部署がリサーチしたところ、宿泊施設一社で数名キャンセルになったということです。
まだ、県内全体を通して顕著な影響が出ているとは言えないと思っています。
熊本県のインバウンドの現状を見ますと、令和6年で147万人の方が海外からお越しになられていますけれども、中国からは14万人、1割でございますので他の県に比べれば影響は少ないのかなと思っております。また、それ以外の例えば留学関係、農畜産物関係でも今すぐに影響が出ているという報告はあがってきておりませんが、引き続き情報を注視していくとともに、県も上海事務所などございますので、現地の情報についても収集してまいりたいと思っております。​

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質疑応答2

健軍駐屯地を含めたスタンド・オフ・ミサイルの整備計画について

幹事社
ありがとうございます。
もう一点が恐縮ですが、健軍駐屯地のミサイル配備についてです、先日地元の商店街で地元での説明の場を設けてほしいという声が聞かれました。
改めて知事として、地元での住民説明会を国に求める、要望に行くなどの考えはあるか伺いたいです。

木村知事
住民説明会を含めて住民への説明が重要であり、住民説明会を排除しているわけでありません。住民への説明が重要であるということについては、九州防衛局に夏の段階からずっと求めているところでございます。
また、県にも少し問い合わせはありますので、県への問い合わせや要望があったことについても九州防衛局にお伝えしています。不安を感じる県民の方がおられるのであれば、やはり丁寧な説明を引き続き国に行ってもらいたいと思っておりますけれども、その具体的な手法については国において判断されるべきものであると考えております。

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質疑応答3

台湾訪問について 1

幹事社
台湾訪問についてなんですけれども、改めて目的と具体的に何をするのかどういった話をしたいのかというところを教えてください。

木村知事
台湾の出張といっても、弾丸出張というのですか、日曜日の夜の便で行って月曜日仕事をして火曜日の朝一の便で帰ってくる予定で、今回のメインはこの企業誘致セミナーでございます。
こんな感じで今台湾で、広告というかチラシを出しております。私が知事として初めての台湾での企業誘致セミナーになります。TSMCの第2工場を含め、今後、半導体産業が集積していくまたはサイエンスパークを展開していくという時に、台湾の企業に一社でも多く興味を持っていただくためにこのセミナーを開くというのが今回の主目的であります。併せて第2工場の着工を始めていただいたTSMCさん、新しく新規にエアラインを引いていただくことになったタイガーエアさんに、お礼の企業訪問に行くというのが今回の訪問の趣旨でございます。

 

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質疑応答4

小国町の贈収賄報道について 1

幹事社
ありがとうございます。
もう一点、発表外のことになるんですけれども、小国町での贈収賄の問題が出ておりまして、それについての知事の受け止めを教えていただければと思います。

木村知事
特定の自治体での事案なので、私も詳細を存じ上げておりませんので、コメントをするところにはございません。
検察、警察等において、まず警察ですかね、適正に捜査されることを願っています。

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質疑応答5

台湾訪問について 2


まず台湾訪問なんですけれども、台湾訪問に関してTSMCに対しては第3工場の誘致というところをよく示されていると思うんですが、そこら辺はまた再度お願いされたりはするんでしょうか。

木村知事
TSMCについては、メインは第2工場の着工に関するお礼でございますし、TSMC本社に行ったのは去年の夏以来ですので、今年3月にサイエンスパーク推進ビジョンを作りましたし、交通渋滞対策についてもこんな形で進んでいるなどの報告を幹部の方にしてこようと思っています。
その中で当然第3工場といいますか、引き続き今後の投資をお願いしますということは、言うことになろうと思っています。


これはもう第3工場も含まれると考えていいんですよね。

木村知事
そうですね。ともかく第3工場も含めて今後の投資ということですね。


TSMCではどなたにお会いするとかそういったところは決まっているんでしょうか。

木村知事
現在まだ確定しておらず、直前までに確定すると思いますが、本社の幹部の方にお会いできるということでご調整いただいています。

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質疑応答​6

「共生社会の実現」に向けて 1


あと発表項目で一点教えてください。
共生社会の実現のところで障がい者の方を審議会の委員に入れていくという話なんですけれども、このような審議会は大体どれぐらい対象となるような審議会ですね、そういったものがどれぐらいあるのかっていうのと、例えば目標数だったりどれぐらいの割合をそういった障がい者の方の採用というか登用していきたいという気持ちはありますでしょうか。

木村知事
これは本当にまだ始めたばかりの取組みでございますので、目標数値は設けていません。審議会というのが障がいの有無といいますか、そこに配慮とかそういうのがポイントになるようなものとそうでないものもあろうかと思っています。
ちなみに会議と称するものの数は正直、県庁も把握しておりませんので、現在は目標値を設けずにやっていきたいと思っています。
当面は毎年、各部局でどういう審議会とか会議に、障がい者の方を委員やオブザーバーとして登用をして意見を求めてみましたかっていうのを、調査していくことで、県庁内に気づきといいますか、今まで障がい者の方々からの意見を聞いたほうがいいかな、ということも考えたことがなかったような部局とかが気づいてくれると嬉しいなと思っていまして、防災とか図書館協議会とかから新たに視点を入れていただいたのは、こちらから指定したわけじゃないので、いい気づきだったなと思っております。​

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質疑応答7

中国との関係悪化に係る県内への影響について 2


日中関係についてなんですけれども、渡航自粛の呼びかけの発端になった高市首相の答弁について、熊本の繋がりの深い台湾有事をめぐる答弁でしたけれども、これについてどう受け止めていますか。

木村知事
台湾有事といいますか、有事の想定の中身の話でございますので、これはもう国防に関するものなので、私として述べる立場にはございません。
ただ、日中関係が悪化することは、私は憂慮しております。台湾のみならず全ての国・地域と安全安心な関係を築いていくということが、私は政治家なりまたは国を預かるものには求められていると思いますので、ぜひ政府の英知を集めてこの事態を徐々にであっても改善していっていただきたいと思います。

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質疑応答8

「共生社会の実現」に向けて 2


発表項目でもう一点、障がい者の審議委員数についてなんですけれどもこれは確認ですが、今年度から庁内に呼びかけているというところですか。

木村知事
はい、庁内に呼びかけたのは今年度からでございます。


何か具体的な政策として現れてきたとか、そういった効果があれば教えて欲しいというところと、あと他の自治体とかでは条例や規則を設けているところもあるかと思うんですけれども、こういった対応は今後考えてますでしょうか。

木村知事
まずもって始まったばかりですし、一方で条例とかで数値目標を掲げてしまうと、私も障がいを持ってるからですけれども、「なぜ障がい者だけなのかな」っていう実は気持ちもあったりとかして。女性活躍という観点から女性は4割とかザクッとした目標がありますが、あれもカチッと決めたものではないわけですけれども、またはそれこそ外国にルーツを持つ方をどう入れていくかとか、多様な意見を聞いていくっていうのは障がい者に限ったことではありませんので、あまりカチカチやるということよりも、まずは先ほどの記者さんの質問にもお答えしたように、県庁内県職員のなかに気づきを見つけていって欲しいということで、具体の審議会の数と会議の数中身はまた担当課にあとで説明して欲しいけれども、一応今のところ8の審議会と6の会議での延べ20名の方を委員として登用した状況になりました。

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質疑応答9

中国との関係悪化に係る県内への影響について 3


発表外でお聞きしたいと思います。先ほどの台湾有事の関係ですが、高市首相は発言、答弁の撤回はしないというふうな考えを表明されてますけれども、知事としてこの発言は撤回すべきかとか、その辺の意見はありますか。

木村知事
ございません。
そこは国防、外交に関する大事なご発言なので、政府として責任ある発言をしていかれることを望みます。
現時点ではこれまでと変わらないということですので、それがそのとおりだと思います。

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質疑応答10

財政健全化方針について


分かりました。もう二点あるんですけども、これも高市首相関連なんですが、財政健全化の目標となる国と地方の基礎的財政収支いわゆるプライマリーバランスに関して、高市首相が単年度の黒字化目標を取り下げるというふうに表明されました。
数年単位でのバランスは確認するという考えも示されていますけども、これに対する知事の受け止めがあればお願いします。

木村知事
これも色々なお考えありましょうが、私自身例えば県政の運営で単年度でのプライマリーバランスというのが正しいとは思っていません。
日本の予算の問題点、私もかつて役人時代からそうですけれども、単年度単年度で使い切るような考え方でいくのがおかしいと思っていましたので、複数年度にわたって、プライマリーバランス等々を設定していくことは、私は悪い考えではないと思っています。
経済が厳しい、または国民の懐具合が厳しい時には、あえて例えば借金をしてでも景気を良くして景気刺激策を構築していくということもありましょうし、ただ一方で今のここ数日のいろんな指標を見ていただければ分かりますように、予算規模を増やしたり、財政を大盤振る舞いすれば国民が潤うのかといえば逆にそうではなくて、それによって円安がもっと進行して輸入品の物価が高くなって余計生活が厳しくなるとこともありますので、そうした経済の、マーケットの動きもしっかりと見据えながら持続的な財政を作っていくべきだと考えております。​

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質疑応答11

「両陛下、熊本地震被災地訪問」報道について

知事写真
ありがとうございます。
最後になんですけれども、天皇皇后両陛下が熊本地震10年の節目に際して熊本県を訪れる方向で調整されているという報道がありますけれども、改めてになりますが受け止めと、あと宮内庁のほうから何か県に連絡が現時点であるのかどうかっていうことに対してお願いします。

木村知事
私も報道ベースの話になりますので、それ以上のことを現在お話できることは何もないとしか言いようがありません。
宮内庁にも確認をしておりますけれども、現時点でお話できることは何もないということでございます。
ただ、しかしながらもしそのような機会が叶うならば、本当に嬉しいこと。熊本地震から来年で10年、復興に向けてひたむきに歩んできた県民の、未来に向けた力となるので、とても光栄なことだと思っております。
現段階でお話できることは以上です。

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質疑応答12

大分県における大規模火災への対応について 1


冒頭に発表があった大分県の火災に関してなんですけれども、防災ヘリ以外に県内の消防に関して応援要請とかがあるのかというところと、これから乾燥の季節になると思うんですけれども、熊本県民に対しても何か火災への注意喚起というものがあればお願いします。

木村知事
はい。ありがとうございます。
現在、火災自体がどうも鎮静化に向かっているということでございまして、大分県内への常備消防、陸上部隊といいますか、消火隊とかの派遣要請はございません。国の緊急消防援助隊という制度の要請も大分県からは出されておりません。大分県内の各消防の力を集めることで、陸上の方は対応できるということでございますが、今回ヘリについての要請がありましたので、積極的に対応させていただきました。
県内の皆さんにおかれましては、冬場は大変乾燥する時期でもありますし、風も北風の強い時期でございます。火の取扱いには万全に注意をしていただきたいと思います。また年末年始、火の用心の期間でもありますので、県内消防を通じて呼びかけができることがあればしていきたいと思っております。​

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質疑応答13

台湾訪問について 3


台湾出張についてなんですけれども、企業のさらなる誘致ということなんですが、知事のイメージで台湾からの企業進出は今どのくらいで、どのくらいまで増やしていきたいという目標はどんな設定になってますでしょうか。

木村知事
はい。正直今台湾系の企業、また台湾との合弁、JASMみたいな感じの合弁企業が今何社あってどうだというデータはないものですから、具体的な今ある何社を何社にしたいっていうのは私の中でまだ持ち合わせていません。台湾系の企業がどれぐらい、台湾とジョイントしての企業がどれぐらい進出したかというのが企業立地課で把握している数字があれば、後で個別にご報告いたします。
ただ、私どもとしては、一つはJASMの第2工場が建設される中で、JASMの発表では将来的には第1工場の延長よりも、さらにもっと進化した半導体を作りたいみたいなことを先日堀田社長がこちらでおっしゃっいましたので、そうしたものに対応できる台湾の企業とできれば熊本の地場の企業がジョイントできるようなことを促していきたいです。
二点目がサイエンスパークを作っていくにあたって、サイエンスパークの総本山であります台湾でそうした大学や、研究機関との連携に長けた企業が熊本にも進出してくれるといいなと。かなり雲を掴むような話ではあるんですけれども、サイエンスパーク構想の一環としても、台湾の企業さんにPRをしたいという思いですので、具体的な数値目標というよりも、これからの第2工場やサイエンスパークに向けて、今のうちから台湾企業側に熊本の状況、熊本はこういうところでこういう支援をするなどなどをご説明したいと思っております。


ありがとうございます。
確認なんですけど、数値目標ではないけれども、当面はもっともっと来てほしいというのが基本的なスタンスということになるんでしょうか。

木村知事
はい。できるならば、地場の企業や日本の企業とジョイントしていただく上ではありますけれども、半導体産業については現段階で日本より台湾の方が先を行っていますので、先を行く台湾企業のノウハウを日本で活かせるように、台湾の先進的な半導体企業はぜひ誘致していきたいと考えています。


ありがとうございます。
先ほど渋滞の話も出ましたけれども、インフラにも限度がある中で、いずれどのくらいが適切かということも考える必要が出てくるかもしれないと思うのですけれども、投資額とか企業数、台湾でのTSMCを取り巻くサプライチェーンの企業の数などを参考に、こういったものも設定していく必要があるかもしれないという考えはございますか。

木村知事
そうですね。そこは非常に難しいところでして、大元の考え方というところでちょっと違いがあるのか、私は実はあんまり「この産業を誘致する」という、計画経済的なことはたぶんふさわしくないんじゃないかと思っています。熊本県の成長戦略としてもざっくりと半導体産業を誘致、半導体産業に力を入れることによって半導体を使う産業をもっと作っていって、AIだとか、自動走行だとかそういうのが広がっていくと日本の次の時代を担う産業ができるよねというビジョンは持っているんですけれども。ある特定の産業に重点投資をしてそっちに誘導するというのがたぶん戦後日本の最初の頃の通産省みたいな世界だったらあったんですけれども、そういうのは、今はやっぱり通用しなくて、むしろ私はそういう数値目標というよりも、産官学連携の中でこうアジャイルに色々な新しい産業が出てくると思います。
何ができるかわからないけれども、そういう産業の場作り、産官学連携の場作りっていうのが必要だという思いの方が強いので、数値目標ということよりも、もちろん渋滞の問題や地下水の保全の問題など、何か問題があったら、特に水の関係は地下水の量と質を常にチェックして何か怪しい兆候があったら解決していくっていうことと、あとやっぱり事前に企業から取れる情報をしっかり取っていくってことではあるんですけれども、何社企業を誘致してとか、例えば投資額なんて同じ平米、土地でも、ものすごい投資額の多い産業とそうでない産業とありますので、なかなかそういうのは行政で決めるのは難しいんじゃないかなと思っています。
私たちがやるべきなのは、地域の住民の方にやはり過度な不安とか、負荷がかからない、私たち地域にとっても暮らしやすい熊本であり、かつ、子どもやお孫さんが熊本に住み続けられるようにいい企業とかいい産業を熊本に残していきたい、作っていきたいという思いでやっているというところでございまして。なかなかすみません。そういう具体的数値でないところは私の考え方がそういう人間なのでというところもあって、歯切れが悪いところは申し訳ございません。


確認ですけれども、涵養域の設定などでどのくらいの地域に例えば企業進出を想定するかというのは、想定として必要になるのではないかなと思ったのと、あと行政が予算を使って企業を誘致する以上、どのくらいが適切というイメージ自体はあってもいいのかなという考えからの質問です。

木村知事
涵養域の設定はまさにおっしゃるとおりでして、そこはたぶん今も涵養目標、地下水保全管理計画等々を今環境部局で作っています。
そうした中で、これぐらい企業が増えるとしても、ちゃんと守れる涵養域はどうだろうかっていうことと、やっぱり、のべつ幕無しに全てのところに工場をというものではなくて、この辺りに集積していこうというのが例えばサイエンスパーク推進ビジョンもそういう発想で作っております。ある程度やっぱり集中分散型であってもまとまっていくという発想でおりますので、それはそれぞれの計画の中でしっかりお示ししていこうと思っております。​

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質疑応答14

台湾訪問について 4


発表項目から三つ伺いたくて、まず台湾系で二つ伺います。今回のセミナーなんですけれども、主催が熊本県ということで今回のこの木村知事以外のメンバー、例えば黒田理事長だったり、ソニーの迫田TEC長だったり、この人選ですとかどういった目的でこの方々に話をしていただくなど伺ってもよろしいでしょうか。

木村知事
分かりました。黒田先生は、熊本のサイエンスパーク推進ビジョンも含めた全体像、または、今なぜ世界的な研究者である黒田さんが熊本に来て、こういう半導体産業の人材育成のために携わっているかというお話をされるでしょうし、迫田さん、地元でソニーセミコンダクタマニュファクチャリングのトップ、技術面でのトップとなればもう台湾から見てもやっぱりTSMCが組みたいと思って組んだ会社の、最高幹部の一人なので、地元でも、林さんは元々熊本県とMOUを結んでいる団体のトップとして台湾側から見た熊本の魅力等、そしてまた、こちらは東京スター銀行で、いわゆる台湾の最大の銀行であるCTBCの会社ですので、金融面での熊本の安全性といいますか、熊本との連携のしやすさ、という感じで、それぞれに熊本と台湾が密接に繋がってるんですよ。
日本という海外かもしれないけれども、安心してパートナーになりますよというパートナーのサポーターみたいな形の人を集めたという趣旨でございます。

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質疑応答15

台湾訪問について 5


ありがとうございます。あとタイガーエア台湾にも行かれるということで、タイガーエア台湾が熊本から見ると初めての台湾をつなぐLCCの便であったりとか、あと台南線っていうのも熊本県から初めての運行路線だと思います。そういったところを含めて、期待するところなどを伺ってもよろしいでしょうか。

木村知事
本当にタイガーエアは期待しているところでございます。
もちろん今回は熊本側以上に台湾、特に台南空港が初めての国際便で、熊本便が飛んだ二日後ぐらいには沖縄便が飛ぶということです。頼清徳総統も元々台南市長であられましたので、台南と熊本ということで新たなつなぎ、それとまたLCCということでも大変大きいなと。もちろんTSMCの関連する工場もありますというところです。
当初まずはスピード感を持って対応するということで連続チャーターということでやらせていただいていますけれども、実績を上げて是非これをいわゆる定期便化していただくことを願って、今回もタイガーエアを訪問するところでございます。​

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質疑応答16

大分県における大規模火災への対応について 2

知事写真
ありがとうございます。あと最後に冒頭にあった大分の火災の件なんですけれども、現状消防などの要請というのは、特段なくてヘリだけっていうことだとは思うんですけれども、今後職員の派遣だったりとか何か検討されてることはありますでしょうか。

木村知事
大分の佐藤知事とも朝お話をしたところですけれども、そういう段階には至ってないということです。
まず、消防関係は鎮火に向かってはいるというところで、ともかくヘリでやれる限りのことをやって欲しいということ、そして先ほどのご質問にもお答えしましたが、陸上の方は大分県内の消防で何とかするということです。
まだ今はまず火を抑えることと避難者の方々に安心安全な場所を確保するということで、大分県さん一生懸命やられていますが、今後の被災地、いわゆる焼け出された方々への対応、またはそうした被災住宅の対応などに必要があればまた申し出てくださいということを、大分県知事には伝えております。

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質疑応答17

台湾訪問について 6


私からも、台湾訪問について少し確認をさせていただきたいと思っていて、先程第3工場の話がちらっと出ました。これに対する県の現状の認識をお伺いしたくて、第2工場着工時の記者会見で、誘致を目指す考えには変わりないというお話をされました。その要望は相手方には伝わっていて、その回答に対しては検討を相手方でしているからまだ明確なものは受け取ってない。そういう理解がいいんでしょうか。

木村知事
第3工場については、昨年の夏にTSMCに行った時にも向こうの最高幹部の方にお話をしております。
それについては、その後の会長のご発言でも第1、第2工場がうまくいって、TSMCに対する地元の理解が深まればそこから検討するということでしたので、完全に否定はされていないので、第2工場をいいものにする(ことが大事だと考えています)。
そしてまた、それに合わせてインフラ等が整備されて、住民も含めていわゆるウェルカムな状況になっていく。今でも十分ウェルカムだと思うんですけれども、よりTSMC・JASMへの理解が深まっていくということが重要であると考えていますので、今様々な課題に向けて、県として一生懸命取り組んでいるところでございます。
ですから、今回もまずは、第2工場の着工のお礼ということがメインでございまして、今後に向けて、先日シー・シー・ウェイ会長の発言を受けて、例えば道路等のインフラ整備についてもこんな感じで進んでいますとか、私たちが日頃の渋滞対策本部とか地下水本部とかでお話していることが十分向こうに伝わっていない可能性もありますので、しっかりこういうかたちで対応しているというのをお話して、第3工場も含めてさらなる投資、別に第3工場で終わりとも思っていませんので、さらなる投資を今後ともお願いいたしますという要望はたぶんすることになると思います。


はい、ありがとうございます。誘致セミナーの終了後取材をお受けしていただけるところなんですが、確認でTSMC本社の訪問がその前にあるという理解でいいんでしょうか。

木村知事
基本的にはそう思います。一応その方向でしないと4時半なんで、基本はそういうことで、まだTSMC訪問の時間は確定しておりませんけれども、TSMC訪問の成果というか状況も含めてぶら下がりでお答えいたします。

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質疑応答18

コメの作付について


水田の作付けをそろそろ検討する時期ということで質問なんですけれども、主食用米の作付けの増加で、今シーズン熊本県はWCSで1,000ha以上減少ということで、畜産農家に対して、何か対応していくお考えがあれば教えてください。

木村知事
ちょっと引き算をするとそうなってしまうんですけれども、どうしても主食用米の方に今皆さんの関心がいっている現象だと思っています。
WCSが減ることによる影響については今考えを持ち合わせていないので、担当課から別途お答えを差し上げますけれども、そういう状況にあるということは理解をしています。​

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質疑応答19

福岡県の野生いのししにおける豚熱感染事例への対応について


あとは発表にあった豚熱感染なんですけれども、確認なんですけれども、経口ワクチンを撒くのは県北ということでよろしいでしょうか。

木村知事
ここは、指定を受けた後の協議会でのご相談ごとになろうかと思っています。残念ながら宮崎県の方でもすでに事例は出ていますので、基本は福岡県境が軸になろうと思いますけれども、それ以外の箇所もありうるかどうかも含めて、農林水産省や関係者と相談しながら協議会の中で決めていくことになります。​

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質疑応答20

台湾訪問について 7


二点お伺いします。ちょっと重なるところあるかもしれないんですけれども、台湾の訪問について、TSMCの訪問というとこの中で第3工場に関連してです。前回、知事第3工場の誘致に意欲を伝えていらっしゃいます。
今日の発言だとさらなる投資というところで、おっしゃっています。これはいわゆる先ほどの質問の回答で、第3工場だけではなくっていうお話ありましたけれども、さらなる投資というのは第3工場の誘致というよりも、高めにといいますか、トーンが下がっているというわけではないという認識でよろしいのでしょうか。

木村知事
実は私のもやもやとした思いは、今回の第2工場の建設に向けても市況、経済状況等見ながら、TSMCさん一生懸命判断されるので、まず第2工場の着実な着工に繋がったので、(次は)着実な完成ということだと思っています。
また、第3工場についても、工場なのか、研究開発機関なのか、何なのかと考えるとまた同じものがポンとできるだけなのか、そうでないのかなとそういうことも色々考えられるわけなのです。
さらなる投資というのは、仮に言えば第2工場が大きくなったっていいし、第3工場が(でき?)たっていいしということでの表現です。第3工場ありきで考えると、またこの話を記者会見で延々これから3年ぐらいしていくことになるので、それも何かなと思って言葉を変えた訳でして、第3工場すなわち第2工場のさらに次の投資っていうのはぜひ引っ張っていきたいと思っております。それがどういう形態になるにせよです。


知事が目指されている第3工場誘致をおっしゃった背景には、生産されるであろう先端半導体を作っていただいてそれを使う企業を誘致したい。そこのお考えは変わらずというところでしょうか。

木村知事
はい。全くその通りでございます。
第1工場の半導体はレガシー半導体といって、今の日本国内で、日本の産業が使う商品だったんですけれども、それ以上の売り先があまりないのが今の日本の残念な現状ですので、そうした半導体をより多く使った産業を日本中、熊本に限らず作っていかないと日本の未来の産業は開けないという思いでいます。そうした意味でも最先端半導体工場を持ってきて、それを使った産業が生まれるような場を作りたいということでサイエンスパークを打ち上げています。このような期待も込めて第3工場の誘致ということを言い続けているところでございます。

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質疑応答21

小国町の贈収賄報道について 2


発表外で一点、小国町の贈収賄事件に関連しての質問です。
指名競争入札というところに関して、警察と町で考え方が異なるのかなと思っています。町長は、地元事業者の育成を理由に、優先的な選定とか指名を行うようにしているというお話をされていますけれども、警察としては町の外からも参加できるものというような認識を示しています。知事あるいは県の指名競争入札の受け止めといいますか、そこら辺をどう見ていらっしゃいますでしょうか?

木村知事
指名競争入札の県のやり方は、私も土木行政が専門ではなかったので、担当課にまた聞いていただきたいと思っていますが、そうは言っても指名競争入札とは何ぞやという有権(?)解釈というか法解釈の問題になってくるので、私の一存で今お答えできるところではありません。警察が鋭意捜査している段階でもありますので、警察の捜査にお任せするといいますか、私からそこに特定の解釈を述べるのは正しくないと思いますし、そういう知見は今のところ持ち合わせておりませんので、お答えは差し控えさせていただきます。​

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質疑応答22

芦北町古石における堆肥(汚泥等処理物)のフレコンバッグ屋外保管について


発表外項目で恐縮なのですけれども、芦北町の山中の土嚢問題について伺いたいと思います。先週会見を開いていただきまして担当課からもお話があったのですが、一方で市民団体が、県警に刑事告発をされるという動きもありまして、改めて知事の受け止めだったり、認識をお伺いしたいと思います。

木村知事
はい。私も先週の担当課の記者会見の概要は伺って、丁寧に説明させていただいたのではないかと。また、記者の皆様からの質問にも十分答えてきたと思っています。県としては、(業者から)改善計画書が出されましたので、それが着実に実施されるよう適宜、適切に指導してまいりたいと思っています。特に一番市民の方、住民の方が心配されているであろう、野外に保管されている製品の取扱いについては、雨水対策をしっかりするように今も指導しておりますし、その状況はしっかり確認していきたいと思っております。その確認状況等々については、担当課にご確認いただければと思っております。​​

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