本文
総合実務科
知的障がいのある方を、就労へ導く!
◎一般就労することを目標に、「社会性」を身に付け、働く意識や意欲を高めることを重点的に行う
- 社会の知識やルール、コミュニケーション能力
- 報告、連絡、相談、質問
- 挨拶や礼儀、清潔感のある身だしなみ
- 長時間労働に必要な体力
◎自立した生活ができるよう「生活面」の能力を整え、本人の能力に合わせた「技能」を身に付ける
- 規則正しい生活と健康管理、生活に必要な金銭管理
- 職業に対する客観的な評価(得意な作業、不得意な作業、スピードや集中力など)
- 個々の能力の認知と理解
- それぞれの能力や適性に合わせた技能の習得(製造・物流・清掃・接客・事務などの分野)
訓練の様子(座学、実習、職場見学)
「挨拶の練習」を行っています。社会人としての大切なマナーです。
教室で「社会のルール」を学んでいます。
実習室で物流の作業を行っています。画像は「ピッキングと検品の作業」です。
体力づくりの「10分間走」は毎日行います。働くために、体力はとても大事です。ほかの人との競争ではなく、自分が立てた目標(周回数)を達成しましょう。
「体幹トレーニング」も行います。健康で毎日働ける体づくりに励みます。
「スピードアップトレーニング」です。ポケットティッシュを丁寧に袋に入れます。仕上がりが雑では商品にならないので、時間がかかっても、まずはキチンと入れます。だんだん上手になると作業スピードを上げていきます。
封筒に書類を入れる「封入作業」です。事務作業ではミスがあってはいけないので、正確に丁寧に、そして根気が必要です。
清掃実習では、道具の使い方を学びます。うまく道具を使って、隅々までキレイにしていきます。
調理実習もやってみます。自立するために、料理もできたらいいですよね。
介護実習です。体の不自由な方への思いやりの気持ち、安全・安心と優しい声かけができることを目指します。
洗車実習では、自動車の洗車の方法と室内清掃の方法を学びます。
校外に出て、実際の職場を見学します。働くために必要なことや、作業の方法など詳しく説明してもらいます。
派遣実習で働く力を引き上げます(企業や事業所での実践訓練)
自動車の「クリーニング作業」です。洗車作業に比べると、よりレベルの高いクリーニングを学んでいます。
「野菜の選果作業」です。野菜やくだものは、は大きさや色、形によって分別するのがとても難しいです。持ち上げるときも、傷をつけないように丁寧に取り扱います。
接客の実習です。お客様に笑顔で対応し、気持ちよく食事をしていただけるよう、接客の方法を学びます。
事務所での実習です。様々な情報をデータ入力します。集中力と持続力が必要になる業務です。
訓練の対象者(応募資格)
- 障害者の雇用の促進等に関する法律に規定する知的障がい者(療育手帳をお持ちの方、または公的機関で同等の判定を受けた方)
- 一般就労を目指す意欲・意思があり、職業訓練の趣旨や内容を理解し、就職に向けた訓練の受講が可能な方
- 応募時に職業に就いておらず、公共職業安定所(ハローワーク)において求職登録をしている方
- 自宅または居所から、専門校や派遣実習の事業所に自力で通所できる方
訓練期間は、1年間
入校時期は、4月入校と10月入校があります。
入校時期 |
4月生 (4月開始~翌年3月修了) |
10月生 (10月開始~翌年9月修了) |
---|---|---|
定員 | 13名 | 3名 |
訓練時間
午前8時35分から午後2時50分までの6時限授業です。
(訓練導入時期や派遣実習期間中は、訓練時間が変更になることがあります。)
特色について
- 個人の適性、希望する進路に応じて、弾力的にカリキュラムを編成します。
- 派遣実習(企業実習)で、実践的な職業訓練を実施しています。
- 一人ひとりの希望や能力に応じて、就労先を開拓しています。
- 受験料、入校料、授業料は不要です。(入校経費30,000円程度は必要です。)
- 修了後は、アフターフォローを実施しています。
- 公共職業安定所からの受講指示を受けた方には、予算の範囲内で訓練手当が支給されます。