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急傾斜地崩壊対策事業

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002833 更新日:2020年8月1日更新

急傾斜地崩壊対策事業の歴史

 急傾斜地とは、斜面の角度が30度以上でがけ高さが5m以上の箇所を言います。
 本県は、地形条件から急傾斜地が多く、地質も脆いため自然災害を受けやすい条件にあり、梅雨期の集中豪雨や台風等により毎年のようにがけ崩れが災害が発生し、人命が失われることがあります。
 このため、本県の急傾斜地崩壊対策事業は、国庫補助事業が創設された昭和42年度から着手し、さらに昭和44年に制定された急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律に基づき事業を進めています。

県内の急傾斜地崩壊危険箇所の整備状況

 平成19年度末での県内の急傾斜地危険箇所は、保全区域内に人家が5戸以上ある箇所が3,552箇所、1戸以上5戸未満ある箇所が5,282箇所、人家はないが今後新規の住宅立地等が見込まれる箇所が629箇所あります(平成14年度公表数値)。
 人家5戸以上のうちの自然がけなど早期に対策を要する2,793箇所の整備率は、平成19年度末で約24%となっており、今後とも整備を推進していく必要があります。

葦北郡芦北町白岩地区急傾斜の航空写真
芦北郡芦北町白岩地区
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急傾斜地崩壊対策事業の概要

 被害想定区域内に災害時の避難路や避難場所を有する箇所、崩壊発生箇所、災害時要援護者関連施設のある箇所の整備を優先的に推進するとともに、豊かで潤いのある緑の斜面空間の形成等についても配慮することとしています。
 主な対策工事は、崩れてきた土砂を食い止め被害を防ぐコンクリート擁壁工、岩盤の風化・崩壊を防ぐコンクリート吹付、斜面の崩壊を防止する法枠工などです。