熊本県

令和2年4月熊本県議会臨時会における知事就任挨拶

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  臨時議会の開会に当たり、一言御挨拶申し上げます。
  このたび、私は、県民の皆様の負託をいただき、熊本の将来を左右する重要な4年間の県政運営を任せていただくことになりました。今回は新型コロナウイルスが感染拡大する中、告示後は選挙運動に一切従事せず、公務に専念するという過去に例のない異例の選挙戦となりました。その中で、4選を果たすことができたことは、県民の皆様の御支援のおかげです。改めて、身が引き締まる思いとともに、責任の重さを実感しています。
  ただその後も、新型コロナウイルスの感染が拡大しており、国は4月16日に、緊急事態宣言の対象区域を全国に拡大しました。収束は見通せず、本県においても、厳しい状況が続いています。
  告示後も、公務に専念した結果、4弾にわたる緊急対策を迅速に打ち出し、一歩先を行く対応を行うことができました。
  具体的には、売上げが減少した中小企業に対する資金繰り支援として、保証料の全額補助や熊本地震の際の融資の借換えをいち早く可能としたこと、県と連携して市町村が利子補給を行ったこと、加えて、アドバイザー派遣など経営相談体制を強化したことなどから、3月末までに289億円の融資につながりました。今議会においても、これらの取組の拡充に向けた補正予算案を御提案しております。
  さらに、私は、緊急事態宣言を受け、県がとるべき道を考え抜きました。そして、今回を、感染拡大を阻止し、経済への影響を最小化する重要なタイミングと捉え、県内の遊興施設や遊技施設などに対し、休業要請を行うことを決断しました。これに伴い、収入が減少する多くの事業者に対して県独自の支援策を講じます。具体的には、休業要請に応じた事業者への協力金と、国の「持続化給付金」の対象外となる、売上の減少が30%から50%未満の事業者を対象とした、支援金を組み合わせた、最大30万円の支援に取り組みたいと考えております。
  県としては、今後も、全庁を挙げて、感染拡大防止や県民生活・県経済への影響を最小化するための取組を迅速かつ確実に実行して参ります。
  また、このような中であっても、住まいの再建や益城町の復興まちづくり、阿蘇くまもと空港の整備を始めとする熊本地震からの創造的復興の取組みも一日も早く実現して参ります。
  具体的には、九州の東西を結ぶ九州中央自動車道と中九州横断道路については、新たな区間の事業化が公表されました。阿蘇へのアクセスルートはJR豊肥本線が8月に運転再開し、国道57号北側復旧ルート及び現道部も10月に開通します。
  空港アクセス鉄道については、現在、調査報告書の内容を精査中であり、6月定例会で報告する予定としております。
  今、熊本は、大逆境の中にあります。私は「逆境の中にこそ夢がある」という信念の下、県民の皆様と一丸となり、全身全霊を尽くして県政に当たる所存です。
  引き続き、県議会の皆様の御理解と力強い御支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

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