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山鹿市鹿本町の「農事組合法人井手下ファーム」では、在来品種である「肥後小豆」の栽培を行っています。これを受けて、道の駅水辺プラザかもと「パン工房かんぱーにゅ」と連携し、「肥後小豆」の特性を活かした県産米粉パンの開発に取り組んできました。当課や県産業技術センターの協力で、1年間の試行錯誤を重ねた結果、4種類のパンが完成し、3月11日に道の駅水辺プラザかもとで発表会が行われました。
当日は、「肥後小豆」の栽培状況やパンの開発過程等の説明が行われた後、「肥後小豆」の粒あんを練り込んだ「あん食ぱん1種類」と、山鹿産の抹茶やほうじ茶味など「3種類のあんぱん」が披露されました。
これらのパンは、商品名「まめざんまい」として、道の駅水辺プラザかもとで3月13日から4月11日の「期間限定」、「数量限定」で販売されます。
このパンが新たな地域産品として定着すれば、「肥後小豆」を生産する(農)井手下ファームの収益向上と経営安定が期待されます。今後も、当課では、「肥後小豆」の安定生産へ向け、技術支援等のサポートを行っていきます。
※肥後小豆…農業研究センターで在来種を収集し、約350の在来系統の中から栽培特性、収量性、外観品質に優れたものを選抜。こし餡向け小粒品種として平成22年に発表。