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山鹿市青年農業者クラブでは、クラブ員のスキルアップやクラブ員同士の交流を深めることを目的に、毎年視察研修を行っています。しかし、コロナ禍の影響から、R2~3年度については実施を断念しており、また他の活動も制限されたことで、自粛期間中に加入した新規クラブ員が馴染めていないことも懸念されていました。そこで、「新規クラブ員との親睦」と「新規クラブ員の経営の現地見学と意見交換による相互のスキルアップ」を目的として、2月24日に「新規クラブ員のほ場見学」が実施されました。当課は、企画段階から視察当日にかけて支援を行いました。
当日は8名のクラブ員が参加し、うち2名の新規クラブ員のほ場(スイカ、和牛繁殖)を見学しました。同じ作目のクラブ員は特に関心が高く、自身の経営と比較しつつ、経営面や技術面について質問やアドバイスを積極的に行い、互いに刺激を受けた様子でした。また、異なる作目のクラブ員からも多くの質問があり、訪問後には「日頃目にしない作目なので興味深く、とても勉強になった。」という感想も聞かれ、充実した研修となったようです。また、長い時間行動を共にしたことで、互いの人柄もわかり、親睦を深めることもできました。
現在、クラブの平均年齢は上昇傾向にあり、近い将来クラブ員数の著しい減少が予想されます。当課では、4Hクラブ活動がより魅力的なものとなるよう支援を継続しつつ、新規クラブ員の獲得に向けた活動についても、クラブ員と協力してより精力的に行うことで、クラブの活性化を図っていきます。