本文
1月26日、山鹿市菊鹿町内野地区を主な活動地域とする農事組合法人上内田ファームが設立されました。
内野地区は中山間地域で、平成28年度に県の農地集積加速化事業促進地区に指定され、農地集積や地域営農組織設立などが検討されましたが、意見がまとまらず組織設立は見送られていました。
しかし、高齢化が一層進み担い手不足が深刻な状況となる中、昨年から地域の将来を懸念する農業者有志により地域営農組織の検討が再開しました。当課では、山鹿市やJA鹿本と連携し、県の「未来へつなぐ地域営農組織経営力強化支援事業」を活用して、組織設立の協議や法人化研修等をサポートしました。そして、地域の課題解決には地域営農法人の設立が必要との意見がまとまり、(農)上内田ファームの設立に至りました。
令和4年度は8haの農地を集積し、水稲を中心に栽培する計画です。将来は、一層の農地の集積を図りながら、WCS用稲や米粉用米、露地野菜、栗等の導入を検討し、経営安定を目指しています。
当課では、スタートしたばかりの法人の経営安定に向けて、関係機関と連携して、新規品目の展示ほ設置など技術・経営両面でのサポートをしていきます。