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JA鹿本苺部会では、県育成品種「ひのしずく」、「ゆうべに」を中心に作付面積約8ha、部会員数45名が栽培に取り組んでいます。令和3年12月1日には、「JA鹿本苺部会出荷大会」がJA鹿本本所において開催されました。部会員で等階級毎のパック詰め確認を行った後、JAからイチゴ販売計画について、市場(オンライン)からはイチゴの消費動向や他産地の情勢についてそれぞれ報告がありました。
当課では、これまで夏の長雨とその後の天候不順がイチゴの生育に影響し、偏った出荷体系にならないように、年内収量の確保とその後のなり疲れ防止を目的とした摘花房の指導(展示ほ調査も実施中)に取り組んできました。そして今回、市場からの「本年産は産地毎に出荷ピークが異なり、年内から翌年にかけて九州産の需要が高まる。」という報告を受けて、JA技術員と協力し、加温の徹底、草勢に合わせた摘果の指導をより一層強化して行いました。
結果、12月中下旬に1番果の収穫ピークを合わせることができ、ここまで「ゆうべに」を中心に順調な販売に繋がっています。現在も、年内から依然として高単価の状況が続いている中で、安定的な出荷を見込んでおり、年明け以降も良好な成績が期待されます。
今後も関係機関と連携して安定出荷できるよう栽培支援を行っていきます。