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鹿本地域における令和3年産の一番茶の摘採は、平年より7日程度早い4月15日から始まり5月19日頃に終了しました。
本年は、3月~4月に適度な降水量があったことに加え、高い気温で推移したため新芽の伸びは良好で、約114%の前年収量比となりました。
当地域の茶は主に山間地で栽培されており、区画が狭いほ場や傾斜が急なほ場が中心となっています。このため、生産者が経営を維持していくためには、高単価での茶の販売が必要不可欠です。
農業普及・振興課では、より高単価な茶販売の実現に向け、茶の高品質化のための被覆資材の活用推進、適期摘採の指導、地域の茶の特徴を生かした製造指導などを実施しています。
その結果、今年も当地域の特徴である「深く鮮やかな色、まろやかでコクのある甘み」が活かされた品質の高い茶が生産されました。
当課では今後も、茶の高品質化に向けた支援に加え、関係機関と連携しながら新たな商品開発の支援などを行っていきます。