本文
化学(廃棄物対策課)
所属
環境生活部廃棄物対策課
現在の業務内容
産業廃棄物処分業の許可や立入検査等に関すること、不適正処理に係る改善指導に関することなどを担当しています。所管している産業廃棄物処分業者は、約200社あり、日々相談対応や適正処理の指導を行っています。
化学職の職員は、主に、(1)研究所、(2)保健所、(3)本庁の環境生活部に勤務しており、いずれにおいても、科学的な見地から、水や空気など私たちの生活環境を守る仕事をしています。
今日の業務内容
- 8時30分~11時30分 廃棄物の適正処理等に係る事業場立入及び指導
- 11時30分~15時00分 廃棄物処分業の許可更新申請に伴う現地確認
- 15時00分~16時00分 廃棄物等検査(採水)の準備作業
- 16時00分~17時30分 事務処理
午前中は、県南の産業廃棄物処理業者へ立ち入り、あらかじめ受けていた相談の対応と法令遵守の指導を行いました。
次に、お昼を挟む形で県南と県央の2事業所において、産業廃棄物処分業の許可更新申請に伴う現地確認を行いました。廃棄物の受け入れから処理までの流れを事業者の方から聞き、廃棄物の処理施設及び保管施設の設置状況等確認により、現場で適正に処理できることを確認します。また、関係書類を見て適正処理がなされているかの確認も行います。今日確認した業者は、いずれも廃棄物を中間処理して再生品にする事業者でした。廃棄物処理業は、静脈産業であり、動脈産業のように注目を浴びることはあまりありません。しかし、こうした業者の方のおかげで、廃棄物が減り、私たちの生活にごみが溢れないのだと思うと、私たちの仕事がいかに重要なものであるかを再認識させられます。
現地確認を終えた後、廃棄物等検査(採水)の準備作業を行いました。県では、年間百数十件の廃棄物等検査を行っています。廃棄物等検査といっても廃棄物そのものはリサイクルされたり、埋め立てられたりするので、主に事業場周辺の河川水や地下水など周辺環境の検査をします。ちなみに、採取容器は検査項目ごとに、1つの地点で最大7つの容器に採り分けることもあり、数地点分で車いっぱいになることもあります。
その後、デスクワークにつきましたが、主に廃棄物の適正処理に係る相談対応や法令に基づく申請等の受付、審査を行いました。今日は、夕方のわずかな時間しかデスクワークを行っていませんが、12件の電話問合せがありました。廃棄物処理法は、毎年のように改正が行われ、条文も準用規定が多いため、法令の読解は難しく、毎日多くの電話が掛ってきますが、その分やりがいが多い仕事と感じています。
(12月16日)