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令和5年度熊本県職員採用試験(大学卒業程度)試験案内(点字受験者用)
令和5年度
熊本県職員採用試験(大学卒業程度)試験案内(点字受験者用)
1 はじめに
点字による受験を希望する場合は、必ず熊本県人事委員会事務局までご連絡ください。
熊本県人事委員会事務局連絡先
郵便番号862-8570 熊本市中央区水前寺6-18-1
電話番号096-333-2733(ダイヤルイン)
なお、申込受付期間は、このあと6 受験手続等に記載しています。
2 採用予定人員等
「行政」の採用予定人員は、87人程度です。採用後は、知事部局又は教育委員会等(それぞれの出先機関を含む。)に勤務し、行政事務に従事します。
「警察行政」の採用予定人員は3人程度です。採用後は、警察本部(出先機関を含む。)に勤務し、警察行政事務に従事します。
「教育行政」の採用予定人員は21人程度です。教育委員会又は公立学校(県立学校及び熊本市を除く市町村立学校)に勤務し、教育行政事務に従事します。
「心理判定員」の採用予定人員は2人程度です。知事部局(出先機関を含む。)又は病院局に勤務し、専門的知識等を必要とする業務に従事します。
「総合土木」の採用予定人員は30人程度、「建築」の採用予定人員は2人程度、「化学」の採用予定人員は2人程度、「農学」の採用予定人員は14人程度、「林学」の採用予定人員は4人程度、「畜産」の採用予定人員は3人程度、「水産」の採用予定人員は1人程度です。採用後は、知事部局(出先機関を含む。)等に勤務し、専門的知識等を必要とする業務に従事します。
※採用予定人員については、墨字受験者を含めた全体数です。また、この数は、今後変更になることがあります。
※申込みは1つの職種に限ります。また、受験申込書受付後における職種の変更は認められません。なお、同一日実施の熊本県職員採用試験(免許資格職及び民間企業等経験者対象(上期))との併願はできません。
3 受験資格
昭和63年4月2日から平成14年4月1日までに生まれた方か、平成14年4月2日以降に生まれた方で学校教育法による大学(短期大学を除く。)を卒業又は令和6年3月末までに卒業見込みの方が受験できます。
このほかに「心理判定員」については、学校教育法による大学(短期大学を除く。)において心理学を専攻(教養課程のみの心理学履修者は除く。)し、卒業した方(卒業見込みの者を含む。)であることが必要です。なお、採用時までに大学を卒業していないと、任命権者において採用されません。
また、全職種に共通する内容として、次のアからエのいずれかに該当する方は受験できません。
ア 日本国籍を有しない者
イ 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者
ウ 熊本県職員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者
エ 日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者
4 試験の日程、会場等
(1)第1次試験は、筆記試験を行います。
試験日 6月18日(日曜日) 午前9時00分着席
会場 熊本学園大学(熊本市中央区大江2-5-1)
立教大学池袋キャンパス5号館(東京都豊島区西池袋3-34-1)
※ 遅刻者は、午前10時00分までに試験室に入室しないと受験できません。
※ 昼食を用意してください。
※ 試験地及び試験時間は墨字受験者と一部異なります。
(2)第2次試験は、面接試験を行います。
試験日 7月3日(月曜日)~7月11日(火曜日)(ただし、7月9日(日曜日)を除く。)のうち指定する1日です。
※ 詳しい日時、会場等については、第1次試験合格発表と同時に熊本県ホームページに掲載し、点字受験者には、合格者のみに第2次試験の案内の連絡をします。(会場は、熊本市の予定です。)
(3)第3次試験は、面接試験を行います。
試験日 7月22日(土曜日)~7月29日(土曜日)のうち指定する1日です。
※ 詳しい日時、会場等については、第2次試験合格発表と同時に熊本県ホームページに掲載し、点字受験者には、合格者のみに第3次試験の案内の連絡をします。(会場は、熊本市の予定です。)
(4)合格発表
第1次試験の合格発表は、6月23日(金曜日)の予定です。県庁行政棟本館1階ロビー及び熊本県ホームページに合格者の受験番号を掲示します。
第2次試験の合格発表は、7月中旬の予定です。県庁行政棟本館1階ロビー及び熊本県ホームページに合格者の受験番号を掲示します。
第3次試験の合格発表は、8月上旬の予定です。県庁行政棟本館1階ロビー及び熊本県ホームページに合格者の受験番号を掲示し、合格者のみに合格通知書を郵送します。
5 試験の方法、配点等
試験の程度は、大学卒業程度で行います。試験の方法(内容)、配点等は次のとおりです。
(1)第1次試験
第1次試験には教養試験と専門試験があります。満点は440点です。
教養試験は、一般的知識及び能力等について、択一式による筆記試験を行います。
配点は200点で、解答時間は3時間45分です。出題数50題のうち、30題は必須解答、残りの20題のうち、10題を選択解答とします。計40題。出題分野は次のとおりです。
必須解答は主に知能分野で、社会一般、文章理解(英語含む)、判断推理、数的推理、資料解釈です。選択解答は、主に知識分野で、社会一般、地理、日本史、世界史、数学、物理、化学、生物、地学等です。
専門試験は、専門的知識及び能力等について択一式による筆記試験を行います。配点は240点で、解答時間は3時間です。
「行政」、「警察行政」、「教育行政」は、出題数80題のうち、10題は必須解答、残りの70題のうち、30題を選択解答とします。計40題。
「行政」、「警察行政」、「教育行政」の出題分野は、次のとおりです。
必須解答は、民法(2題)、憲法(3題)、経済学(5題)です。
選択解答は、民法(10題)、行政法(12題)、憲法(2題)、労働法(3題)、刑法(3題)、経済学(6題)、経営学(2題)、財政学(4題)、経済原論(7題)、経済史(3題)、統計学(2題)、経済事情(3題)、経済政策(3題)、国際関係(3題)、社会政策(3題)、政治学(2題)、行政学(2題)です。
「総合土木」は、出題数60題のうち、20題は必須回答、残りの40題のうち、20題を選択解答とします。計40題。
必須回答は、数学(4題)、応用力学(5題)、水理学(5題)、測量(2題)、材料・施工(4題)です。
選択解答は、数学・物理(6題)、応用力学(1題)、水理学(1題)、土質工学(4題)、都市計画(2題)、土木計画(6題)、土壌物理(1題)、農業水利・土地改良・農村環境整備(11題)、農業土木構造物(5題)、農業機械(1題)、農学一般(2題)です。
「心理判定員」、「建築」、「化学」、「農学」、「林学」、「畜産」、「水産」は、出題数40題で、全問必須回答です。各職種の出題分野は、次のとおりです。
「心理判定員」は、一般心理学(心理学史、発達心理学、社会心理学を含む。)(26題)、応用心理学(教育心理学・産業心理学・臨床心理学)(9題)、調査・研究法(2題)、統計学(3題)です。
「建築」は、数学・物理(10題)、構造力学(5題)、材料学(2題)、環境原論(4題)、建築史(2題)、建築構造(4題)、建築計画(5題)、都市計画(3題)、建築設備(2題)、建築施工(3題)です。
「化学」は、数学・物理(7題)、物理化学(9題)、分析化学(3題)、無機化学・無機工業化学(6題)、有機化学・有機工業化学(9題)、化学工学(6題)です。
「農学」は、栽培学汎論(5題)、作物学(5題)、園芸学(5題)、育種遺伝学(5題)、植物病理学(4題)、昆虫学(4題)、土壌肥料学(4題)、植物生理学(4題)、畜産一般(2題)、農業経済一般(2題)です。
「林学」は、森林政策・森林経営学(13題)、造林学(森林生態学、森林保護学を含む。)(12題)、林業工学(4題)、林産一般(5題)、砂防工学(6題)です。
「畜産」は、家畜育種学(5題)、家畜繁殖学(4題)、家畜生理学(4題)、家畜飼養学(4題)、家畜栄養学(4題)、飼料学(3題)、家畜管理学(6題)、畜産物利用学(5題)、畜産経営一般(5題)です。
「水産」は、水産事情・水産経済・水産法規(8題)、水産環境科学(5題)、水産生物学(5題)、水産資源学(4題)、漁業学(4題)、増養殖学(4題)、水産化学(5題)、水産利用学(5題)です。
資格加点 「行政」の受験者で一定水準以上の語学及び情報処理資格、「警察行政」の受験者で、一定水準以上の語学資格を有する方については、語学資格の場合は20点を、情報処理資格については、その資格に応じて10点または20点を、第1次試験において加点します。ただし、加点の点数は満点に達するまでで、「行政」の場合は加点の対象は1つの資格等に限ります。
資格加点の対象となる資格は、英語、中国語、韓国語、朝鮮語、情報処理に関する次の資格(ただし、語学資格は令和3年4月14日から申込日までに取得したものに限ります。)です。なお、情報処理資格は「行政」の受験者のみが加点の対象で、「警察行政」は語学資格のみが加点の対象です。
実用英語技能検定 1級、準1級
Toeic Listening & Reading Test (IPテストを除く。) スコア730点以上
Toefl スコアIbt79点以上
国際連合公用語英語検定 特A級、A級
中国語検定試験 1級、準1級、2級
中国語コミュニケーション能力検定 スコア 550点以上
漢語水平考試 筆記試験6級180点以上、筆記試験5級180点以上、口頭試験高級60点以上
韓国語能力試験 6級、5級、4級
「ハングル」能力検定試験 1級、2級、準2級
情報処理資格は、
情報処理技術者試験(経済産業省所管の国家試験)のうち、基本情報技術者試験、又は応用情報技術者試験のいずれかの試験に合格した者については10点を加点し、
情報処理技術者試験(経済産業省所管の国家試験)のうち、ITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャ試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、ITサービスマネージャ試験、システム監査技術者試験又は情報処理安全確保支援士試験のいずれかの試験に合格した者については20点を加点します。
該当する方は、受験申込書に必要事項を記入してください。また、受験申込時に合格証書あるいはスコアレポートの写しの提出が必要です。郵送の場合は、5月5日(金曜日・祝日)までの消印があるもの、Fax又はインターネットによる提出の場合は、5月7日(日曜日)までに受信完了したものに限り受け付けます。
なお、第1次試験当日に合格証書あるいはスコアレポートの原本を持参してください。
教養試験の開始時に原本の確認を行います(確認ができない場合は、加点しません。)。
(2)第2次試験
第2次試験には論文試験及び面接試験があります。満点は250点です。
論文試験は、職務遂行に必要な識見や表現力、論理性などについて、記述式による筆記試験を行います。配点は50点です。解答時間は、1時間30分です。
※ 論文試験は、第1次試験日に実施します。また、第1次試験日に論文試験を受験しなかった場合は、第1次試験は不合格となります。
面接試験は、表現力、積極性、協調性、堅実性、理解力などについて、個別面接による口述試験を行います。配点は200点です。
(3)第3次試験
第3次試験には面接試験があります。面接試験では表現力、積極性、協調性、堅実性、理解力などについて、個別面接及び集団討論による口述試験を行います。満点は300点です。
※ 受験申込書記載事項の有無等を確認するため、調査を行うことがあります。
(4)合格者決定と試験の基準
第1次試験、第2次試験及び第3次試験の合格者は、それぞれ総合得点の高い順に決定されますが、試験の種類ごとに次の基準(試験の基準)があり、1つでも基準を満たさない場合は、原則として総合得点の如何にかかわらず不合格となります。
試験の基準
面接試験以外の試験 平均点又は配点の4割の点のいずれか低い点
面接試験 配点の6割の点
6 受験手続等
申込みに際しては、人事委員会事務局に必ず御連絡ください。申込先は、1に記載の人事委員会事務局となります。
受付期間は、インターネットによる申込みの場合は、4月13日(木曜日)から5月7日(日曜日)までで、郵送による申込みの場合は、4月13日(木曜日)から5月5日(金曜日・祝日)まで(消印有効)です。次のうちいずれかの方法で申し込んで下さい。
(1)インターネットで申し込む場合
熊本県・市町村共同システム「電子申請サービス」から申込みができます。詳細については、熊本県職員採用ホームページ内の「熊本県職員採用ガイド」をご確認ください。
令和5年5月7日(日曜日)までに受信完了したものに限り、受け付けます。余裕をもって申込手続を完了してください。
なお、受験票及び写真票につきましては、受験申込書の作成方法により作成し、どちらも試験当日に必ず持参してください。
(2)郵送で申し込む場合
別途配布している受験申込書に、記入要領により必要事項を代筆等で記入し、所定の箇所に63円切手、写真をはった申込書を、郵送してください。郵送する場合は、封筒の表に「大卒申込点字」と朱書し、必ず簡易書留で送ってください。簡易書留によらない方法で郵送した場合の事故は責任を負いません。5月5日(金曜日・祝日)までの消印があるものに限り受け付けます。
なお、受験票につきましては、受付期間終了後、郵送いたしますが、6月2日(金曜日)までに届かないときは、至急、人事委員会事務局まで問い合わせてください。
7 合格から採用まで
第3次試験の合格者は、採用候補者名簿に登載されます。任命権者は、この採用候補者名簿に登載されている方の中から面接等を実施し、最終的な採用者を決定します。
この採用候補者名簿の有効期間は、登載の日から令和6年12月31日までです。
ただし、「行政」、「総合土木」、「農学」の採用候補者名簿の有効期間は、登載の日から令和8年12月31日までです。
なお、この採用候補者名簿は、主として令和6年4月の採用に対応するものですが、「行政」、「総合土木」、「農学」については、希望に基づき、令和7年又は令和8年の採用にも対応することができます。また、既卒者については、各任命権者により、それ以前に採用されることもあります。
8 給与
初任給は、新規学卒者の場合、月額191,700円です。また、条例等の定めにより、扶養手当、通勤手当、住居手当、期末・勤勉手当等がそれぞれの条件に応じて支給されます(令和5年4月1日現在)。
9 その他
(1)在勤公署における受動喫煙を防止するための措置として、施設の区分に応じ、敷地内原則禁煙(屋外に喫煙場所設置の場合あり)又は屋内原則禁煙(屋内に喫煙室設置の場合あり)としています。
(2)本試験においては、本試験に関する事務、今後の採用試験や募集活動のための資料作成(個人が特定できないように処理をします。)及び最終合格者の採用に関する事務(最終合格者の個人情報を任命権者に提供します。)を目的に個人情報を収集しており、それ以外の目的に使用することはありません。
10 試験結果の情報提供について
この採用試験の結果については、情報の提供を求めることができます。受験者本人が受験票又は合格通知書と本人であることを証明する書類(運転免許証、学生証、旅券等)を持参のうえ、提供可能期間中の午前8時30分から午後5時15分までの間(正午から午後1時までを除く。)に直接提供場所へおいでください。
ただし、土曜日、日曜日及び国民の祝日に関する法律により休日とされる日は受け付けできません。
なお、電話、はがき等による情報の求めに対しては提供できませんのでご注意ください。
提供を求めることができる方は、第1次試験では第1次試験受験者、第2次試験では第2次試験受験者、第3次試験では第3次試験受験者です。
提供内容は、試験種目別得点、総合得点及び総合順位(ただし、総合順位については、試験の基準を満たす方のみです。)、提供期間は、「各試験の合格発表の日」から「第3次試験の合格発表の日から1か月を経過する日」までとなります。
提供場所は、人事委員会事務局(県庁行政棟本館3階)です。
11 参考
令和4年度職員採用試験(大学卒業程度)の試験結果
「行政」採用予定人員68人、受験者数313人、合格者数68人、受験倍率4.6倍です。
「警察行政」採用予定人員6人、受験者数30人、合格者数6人、受験倍率5.0倍です。
「教育行政」採用予定人員16人、受験者数45人、合格者数16人、受験倍率2.8倍です。
「心理判定員」採用予定人員1人、受験者数2人、合格者数1人、受験倍率2.0倍です。
「総合土木」採用予定人員23人、受験者数18人、合格者数13人、受験倍率0.8倍です。
「建築」採用予定人員2人、受験者数5人、合格者数2人、受験倍率2.5倍です。
「化学」採用予定人員2人、受験者数4人、合格者数2人、受験倍率2.0倍です
「農学」採用予定人員13人、受験者数32人、合格者数13人、受験倍率2.5倍です。
「林学」採用予定人員4人、受験者数6人、合格者数2人、受験倍率1.5倍です。
「畜産」採用予定人員3人、受験者数6人、合格者数3人、受験倍率2.0倍です。
「水産」採用予定人員2人、受験者数10人、合格者数2人、受験倍率5.0倍です。