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農学(農業研究センター 茶業研究所)
所属
農業研究センター 茶業研究所
現在の業務内容
茶業研究所ではお茶の栽培や製造に関する技術開発を行っており、私は新品種の育成を目的とした遺伝資源の探索・収集に関する試験を担当しています。
また、近年整備したハイブリッド製茶ラインを活用し、抹茶の原料である碾茶やティーバッグ等に用いるためのCTC緑茶、機能性成分に着目したお茶など、新たな茶生産技術の開発などにも取り組んでいます。県産茶の魅力を発信できる新品種の育成、特徴ある商品づくりを目指した生産技術の開発、省力低コストに対応した技術の開発を通じて、熊本県の茶業の発展に寄与することを目的としています。
厳しい仕事に取り組んだ経験
お茶において最も重要な作業である一番茶の収穫が4月下旬から5月に行われます。茶業研究所に赴任した年はお茶の栽培・製造に関する知識や技術が伴わないまま一番茶シーズンに突入しました。事前の準備不足や機械の操作に慣れていない等もあり様々なトラブルが発生しましたが、所長や先輩方に助けていただきなんとか自分の担当する試験をやり遂げることができました。それぞれ試験の担当はありますがお互いに助け合いながらチームで仕事をしているということを実感しました。
未来の後輩へのメッセージ
研究業務は研究で得られた成果が現場で活用され、産地の振興や農家の経営向上に貢献できる、とてもやりがいのある仕事です。
また、農学職は研究業務のほかに、農家の皆さんへ新品種や生産技術等を普及する普及業務や農業振興政策や支援制度の立案に携わる行政業務など多岐にわたり、地域に貢献出来る職種です。農業に関わる分野で頑張りたいという方、是非私たちと一緒に働きましょう。
(12月24日)