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県庁のしごと【化学】

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0007481 更新日:2020年8月1日更新

公害の防止へ向けて、大気や水質等の監視、工場等への規制指導、廃棄物の適正処理推進などの行政業務の他、環境に関する調査試験・研究などの業務に従事します。

主な配属先

本庁

 環境生活部

出先機関

 広域本部(県北・県南・天草)、各地域振興局、保健環境科学研究所、環境センター、産業技術センター

先輩職員のはなし

齊藤弘毅01

配属年次

所属(所属当時の名称)

平成15年4月~ 環境生活部 環境保全課水保全対策室
平成17年4月~ 天草地域振興局(天草保健所) 衛生環境課
平成19年4月~ 東京事務所(環境省環境行政実務研修)
平成20年4月~ 環境生活部 廃棄物対策課
平成25年4月~ 環境生活部 環境保全課

現在、担当されている仕事は?

 大気環境緊急時の対応(PM2.5注意喚起、光化学スモッグ注意報など)やダイオキシン類の環境監視のほか化学物質に関する業務を担当しています。
 大気や化学物質に関する環境問題については、県民の皆様から不安の声が寄せられます。不安の理由を自分なりに解析した結果、(1)目に見えないから不安、(2)よく分からないから不安の2点に落ち着くということが最近分かってきました。
 そこで、自分の専門知識やこれまでの経験を活かして、県民の皆様が少しでも安心できるよう、これらに関する正しい情報を発信することを心がけており、大きなやりがいを感じています。

これまで印象に残っている仕事は?

齊藤弘毅02

 環境保全課水保全対策室において、「熊本地域硝酸性窒素削減計画」の策定に関わったことと、環境省に地方自治体からの研修生として出向したことです。
 入庁後すぐに、担当した仕事が「熊本地域硝酸性窒素削減計画」の策定でした。硝酸性窒素濃度が高い水は、飲用に不適です。県内の一部の地域では硝酸性窒素濃度が高い状況にあり、発生源と農業との関わりが深いことから、オール県庁で取り組む必要がありました。計画策定段階においては、農林水産部や健康福祉部と調整し、最後に知事に説明を行い、計画を策定した時は大きな達成感がありました。
 熊本県の地下水保全の取り組みは全国のモデルとなっています。この業務に携わることはとてもやりがいを感じました。
 また、派遣された環境省では、質・量ともに高度な業務を、とてつもないスピードでこなしていく中央省庁の仕事の進め方に多くのことを学びました。
 何より、環境省や全国の自治体に知り合いができたことが自分の財産になっています。

県職員を志望した理由は?

 学生の頃、工学部で化学を専攻していた私は、将来は研究者になろうかと漠然と思っていました。
 大学3年のときに、福岡県の複数の企業を訪問するという行事に参加し、北九州市のエコタウンを見学しました。エコタウンには、廃棄物のリサイクル企業が多数立地していますが、そこを案内してくださった北九州市の職員の方が化学職で採用された方で、学生の難解な質問に的確に回答され、とても格好良く感じ、地方自治体の職員で化学職という採用枠があるということを初めて知りました。
 県を選んだ理由は、地元であり、大学で学んだ知識を活かし、公害の原点である水俣病問題に取り組みたいと思ったからです。水俣にもエコタウンがあり、廃棄物対策課の時には、エコタウンに立地している企業の皆さんに大変お世話になりました。

県職員の魅力ややりがいは?

齊藤弘毅03

 県民の県庁に対する期待は大きいものがあると思います。これは、明治4年の廃藩置県により熊本県が発足して以来、先輩の職員が築き上げてきた信頼に根ざしているものだと思います。
 県庁の信頼を失墜させることなく、自分の頭脳と行動力を駆使して、尽きることのない県民の期待を超える成果を出していくことが、やりがいなのかなと思います。
 また、職場の雰囲気は明るく、笑いが絶えません。困難な仕事にもみんなが力を合わせて立ち向かい、喜怒哀楽を分かち合えることも大きな魅力だと思います。

仕事をするにあたり心がけていることは?

 自分の知識はすぐに陳腐化してしまいます。常に新しいことを勉強し、人に会い、現場を見る。これを心掛けておくことは大切だと思います。
 空き時間があれば、本を読む。本から得る情報は、インターネットから得られる情報よりも深いところまで理解することができるように感じます。
 興味のある講演会があれば、少し勇気を出して行って話を聞く。空き時間があれば話題になっている場所に行ってみる。そこで何か感じられれば、それは自分の成長につながっているのだと思います。

志望者へのメッセージ!

 熊本県は、自然に恵まれ、水もおいしいところだということは皆さんご承知かと思います。この安全で住みよい環境を、次の世代に引き継いでいくことは、私たちに与えられた責務でありますし、その責務を全うするための旗振り役を担うのが県職員だと思います。県職員の仕事は一見地味ですが、非常にやりがいのある仕事ばかりです。皆さんの選択肢に熊本県を加えていただければ大変うれしいです。

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