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電話で『お金』詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の現状と対策
「電話で『お金』詐欺」の被害状況(県内)
過去5年(令和2年~令和6年)の認知件数及び被害額
令和7年7月末の認知件数及び被害額
- 認知件数 128件(前年同期比+76件)
- 被害額 557,757,000円(前年同期比+290,574,000円)
手口の特徴
- 警察や息子等になりすましお金をだまし取るオレオレ詐欺が最も多く発生しており、ニセ警察が「あなたの口座がマネーロンダリングに利用されている。」「あなたに逮捕状が出ている。」 などと言って、SNSで偽の逮捕状や警察手帳などの画像を送った上でお金をだまし取るなど、手口が巧妙化
- 料金未納やパソコンの修理費などの名目で、電子マネーカードの購入や振込等を要求する架空料金請求詐欺も例年同様多発
被害者の特徴
- 被害者の約50%が65歳以上の高齢者
- 警察になりすましてお金をだまし取る「ニセ警察詐欺」の手口は、被害者の年齢 が20歳代から90歳代までと幅広い
- 男女別では約6割が女性
SNS型投資・ロマンス詐欺の被害状況(県内)
令和7年7月末の認知件数及び被害額
- 認知件数 73件(前年同期比+15件)
- 被害額 633,119,000円(前年同期比-93,228,000円)
手口の特徴
- 50歳代と60歳代が約半数を占める
- 男女別では約6割が男性
被害防止のポイント
最新の手口を知る
「電話で『お金』詐欺」の手口は日々変化し、巧妙化しているため、最新の手口を知ることが大切です。
ゆっぴー安心メール、県警察公式YouTube、X(旧Twitter)で、「電話で『お金』詐欺」発生状況や、被害防止対策等について情報を発信しています。
犯人からの電話を受けない対策
- 固定電話の対策
犯人は自分の声が録音されることを嫌がり、電話を切る傾向にあるため、
・ 自宅の電話は常時留守番電話にしておく
・ 自動通話録音機や防犯機能付き電話機を設置する
・ ナンバーディスプレイを契約し、知らない電話番号からの着信には出ない
などの対策を取り、犯人からの電話を受けないようにしましょう。 - 国際電話に対する対策
国際電話番号(「+」から始まる番号や不自然に桁数の多い番号)は、詐欺に悪用されることが多いため、国際電話番号からの着信を拒否することが有効です。
「国際電話不取扱受付センター」へ申請することで、固定電話に対する発信・着信を無償で休止することができます。
家族や友人、警察に確認・相談をする
犯人は、あなたを不安にしたり困惑させたりして、正しく判断できないような状態にしてお金をだまし取ります。
電話の相手が息子や警察官等を名乗っても、一人で判断せず電話を言ったん切って、家族や友人のほか、警察等に確認・相談をしましょう。
熊本県警察本部 生活安全企画課