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農業大学校 Q&A
入学関係
Q.熊本県立農業大学校はどこにあるのですか?また、まわりはどのような環境ですか?
本校は、熊本市の北側に接する合志市にあります。
近くには熊本県農業公園(カントリーパーク)や熊本県農業研究センターがあります。
周辺には牧草地やクヌギ林が広がっており、自然環境に恵まれた所です。
Q.どんなことが学べるのですか?
農業の最先端技術が学べます。
農学部には「農産園芸学科」、「野菜学科」、「畜産学科」の3つの学科があります。
「農産園芸学科」には、米・麦・大豆などの土地利用型作物を学ぶ「農特産コース」、落葉・常緑果樹が学べる「果樹コース」、切り花・鉢物を学ぶ「花きコース」の3コースがあります。
「野菜学科」は、「野菜Aコース」と「野菜Bコース」の2クラスで、主にメロン、トマト、スイカ等の施設野菜を学んでいます。
「畜産学科」は、「酪農コース」と「肉用牛コース」の2コースです。
Q.入学手数料や授業料はいくらですか?また、在学中にかかる経費はいくらですか?
入学手数料は5,650円、授業料は年額118,800円です(平成23年度実績)。
また、寮の電気代や食事代、教科書代、実験実習着代、海外研修費など、2年間合計で約1,500,000円が必要です(平成23年度実績)。
Q.授業料減免制度や奨学金の制度はありますか?
授業料減免制度があります。また、日本学生支援機構の奨学金が利用できます。
その他、「就農支援資金制度」も利用できます。
Q.受験したいと思っていますが、事前に学校の見学が出来ますか?
土曜日、日曜日、祝祭日および入学式・卒業式等の学校行事日を除けばいつでも可能です。
見学の際は、あらかじめ熊本県立農業大学校教務課(096−248−1188(代))まで御連絡をお願いします。
また、7月~8月頃に高校生を対象としたオープンキャンパス「緑の学園」を開催します。「緑の学園」では、体験学習、施設見学、募集内容の説明などを行います。
Q.受験の手続きはどうすればいいですか?
学生募集要項(願書添付)は、熊本県立農業大学校、県内各高等学校、県内各農業普及指導課等にあります。入学願書に必要事項を記入し、熊本県立農業大学校あてに提出してください。
応募時期、試験日等の受験に関する詳しい内容は、学生募集のページをご覧ください。
Q.私の家は農家ではありませんが、入学できますか?
家が農家でなくても入学可能です。
Q.私の家は熊本県外にありますが、入学できますか?
熊本県外の方でも入学可能です。毎年のように他都道府県出身の方が入学しています。
Q.学生の男女比率はどれくらいですか?
年度によってばらつきがありますが、概ね男子85%、女子15%です。
学習内容
Q.私は農業高校出身でないのですが、授業についていけるでしょうか?
心配いりません。
1年次には農業の基礎を幅広く学び、2年次にはより専門的に学べるようなカリキュラムになっています。
例年、農業高校出身は60%強で、普通高校や商業・工業高校などさまざまな高校から入学しています。
Q.授業時間や時間割はどのようになっていますか?
授業時間は1コマ90分です。
1時限 8時50分~10時20分 2時限10時30分~12時00分
3時限13時10分~14時40分 4時限14時50分~16時20分
月曜から金曜まで1日4時限の授業があります。
基本的には、午前中が教室での講義や演習で、午後は実習になります。
Q.海外研修があると聞きましたが、詳しく教えてください。
2年次の6月に、オーストラリア又はニュージーランドへ10日間の海外研修に行きます。ファームステイや農場視察を通して海外の農業事情を体得できる、充実した研修です。
Q.熊本県立農業大学校の特長は何ですか?
次のようなポイントがあります。
- 将来の目標に応じて選べる「専門コース」があります。
各コース毎に優れた教授陣を配置し、少人数教育を目指しています。
農大の隣には熊本県農業研究センターがあり、最先端の技術に触れながら学ぶことができます。 - 「実践的カリキュラム」を重視しています。
学生一人一人がプロジェクト研究課題を持ち、その課題は将来の経営を想定した課題となっています。そのため、一人当たりほ場一区画、ハウス一棟担当制など恵まれた環境で環境保全型農業、総合防除技術、受精卵移植技術など最先端の技術が学べるよう配慮しています。 - 生産だけでなくマーケティングにも力を入れています。
消費者ニーズの把握やマーケティング戦略等が今日の農業で最も大切であり、東京・大阪でのマーケティング研修にも力を入れています。 - 実践的な「免許・資格」が取得できます。
大型特殊自動車及びけん引免許(農耕用)、産業用無人ヘリコプター操縦士、簿記検定、毒物劇物取扱者、危険物取扱者、家畜人工授精師などの実用的な免許、資格がとれます。 - 豊かな「国際感覚」が身につく海外研修があります。
オーストラリアやニュージーランドの農場視察やファームステイで海外農業の実態を学び、国際感覚を身に付けることができます。 - 全寮制で「生涯の仲間づくり」ができます。
豊かな自然環境のもと、農業を目指す多くの仲間達と寮生活で交流を深め、楽しく充実したキャンパスライフが送れます。 - 4年制大学への編入が可能です。
本校は、学校教育法に基づく専修学校に位置付けられており、編入試験に合格すれば4年制大学の3年次に編入学することができます。 - 入学手数料、授業料等経費の負担が少ない。
平成23年度の入学手数料は5,650円、授業料は年間118,800円であり、他の大学・短大・専門学校等と比較して、経費の負担が少なくて済みます。
Q.卒業するとどのような資格が得られるのですか?
卒業するときに「専門士(農業専門課程)」の称号が与えられます。
卒業生は、「人事院規則9-8の運用について」の学歴、免許等資格区分が「短大2卒」として取り扱われます。
また、在学中に次の資格、免許を受験できます
- 大型特殊自動車免許(農耕用)
- 大型特殊自動車けん引免許(農耕用)
- 産業用無人ヘリコプター技能認定
- 毒物劇物取扱者資格(農業用、一般)
- 危険物取扱者資格(乙種、丙種)
- 日商簿記検定(3,4級)
- フラワー装飾認定(3級)
- 家畜人工授精師資格試験、家畜受精卵移植師資格試験(畜産学科のみ)
学生生活
Q.全寮制と聞いていますがどのような寮ですか?
農大では、集団生活を通して相互の親交を深め、規則正しい生活習慣を身につけるため、2年間校内にある耕志寮で生活します。
耕志寮は「くまもとアートポリス」の一環で建てられ、県産材を多く使用した、木のぬくもりにあふれる建物です。
本校の卒業生達は、「寮生活を通して県内外に多くの友達ができて良かった」と口をそろえて語ります。
各部屋とも2人部屋です。
Q.自家用車の持ち込みは可能ですか?
多くの学生が車を持ち込んでいます。車を持ち込むためには、学校長宛に許可願いを提出し、許可されると持ち込み可能になります。
なお、駐車場代は要りません。
Q.食事はどこで食べるのですか?
寮内の食堂で、朝・昼・晩ご飯を食べます。
Q.寮の食事は土・日や祝祭日も出るのですか?
土・日、祝祭日も含めて食堂で食事を食べることができます。
Q.サークル活動にはどのようなものがありますか?
体育系:野球、バレーボール、サッカー、バスケットボール、バドミントン、卓球、陸上競技、剣道、テニス 文化系:機械、茶道、軽音楽、食品加工研究、ミルククラブ、パソコン、フラワーアレンジ
Q.主なイベントは何がありますか?
さなぶり、海外研修(オーストラリア、ニュージーランド)、黒石原祭、コースマッチなど楽しい行事がいっぱいです。
Q.アルバイトは可能ですか?
アルバイト届けを提出し、学生生活に支障がないと判断されれば可能です。
卒業後の進路
Q.卒業後の進路はどのようになっていますか?
例年、就農(卒業後すぐ、研修後就農、農業法人就職)者が約60%、就職者(公務員、農協、農業関連産業、一般企業)が40%くらいです。